Japanese
渡會将士 × the quiet room
渡會将士
the quiet room:菊池遼(Vo/Gt)
インタビュアー:秦 理絵 Photo by 石崎祥子
-菊池さんはどうですか? 全曲のソングライティングを手掛けてるっていう意味では、同じ立場だと思いますけど。
菊池:うーん、僕はクセのあるフレーズが全然浮かばないんですよ。ストレートなもので勝負したいって思うタイプなので。だから僕も曲によってはアレンジをメンバーに丸投げしていて、リズムとコード進行とメロディだけで渡したりするんですね。そうすると、スタジオ中にトイレ休憩に行って戻ったら半端ないことになってるんですよ。
渡會:あははは! どれだけ長くトイレに行ってるんだ(笑)。
菊池:とは言っても5分ぐらいですよ。トイレに行って、ちょっとコーヒー飲んで、スタジオに戻ったら、俺が全然聴いたことのないイントロが付け加えられてたりする。それがバンドらしくて面白いなと思ってて。そういうのを拒まないようにしてます。
渡會:新作『White』の中に、そういうふうにできたんだろうなって曲があったよね。
菊池:そうです、3曲目の「Tansy」とか。
渡會:イントロが長くて、すげぇアレンジが凝ってる。ギターもベースも喜んでるなっていう感じだよね。楽しそうだし。
菊池:僕自身もそれを楽しみにしてるところがあるんですよね。
-フロントマンとしてのタイプは似てると思いますか?
菊池:僕はヴォーカルとして、引っ張っていく力が強い方ではないと思うんですよ。そこが悩みでもあるから、渡會さんに聞いてもらったりして......。
渡會:菊池君って求心力はあると思うんですよ。心が優しいとか、広いとか、そういうところで人が集まってくるタイプというか。"俺が俺が!"っていうタイプだけがリーダーじゃないと思うんだよね。クワルーは彼の優しさにくるまれてると思うんです。
菊池:渡會さんは、たぶん引っ張っていくタイプですよね?
渡會:でも、FoZZtoneの初期は菊池君と似たタイプだった。
-ちょっと意外な感じがします。
渡會:メンバーに何かを伝えるときも、"違うと思うけど、どうかな?"みたいな言い方をしてたんですけど、インディーズに戻って、地獄のツアーみたいなのを回ってたときに、みんなの集中力が切れてしまったことがあって。その逆境で変な逆ギレパワーを発揮して、それ以降は"もう黙れ、ついて来い!"みたいな感じになったんですよね。
菊池:音源で言うと、いつぐらいですか?
渡會:『NEW WORLD』(2011年リリースの3rdアルバム)だね。
菊池:あの時期って、"C'mon! U-22"(※ツアー各地のオープニング・アクトを22歳以下の学生バンドから公募する企画)とかもやってたときですよね。
渡會:あっ! あれ、応募してくれてたんだよね?
菊池:そうなんですよ。水戸LIGHT HOUSEの公演に応募したんです。
渡會:そのとき、別のバンドを選んじゃってね......。
菊池:僕らは『NEW WORLD』に収録されてる「ロードストーン」のオマージュみたいな曲を作ったんです。
渡會:あぁ、あったね!
菊池:しかも僕、それを直接渡しに行ったんですよ。ライヴを観に行って、キャノン(菅野信昭/Ba)さんに渡したんです。
渡會:キャノンから"熱い男の子に貰った"って言われて、そのまま車で移動しながら聴いたんだけど、オマージュが素直すぎて、"俺たちのところに呼んでいいのか?"みたいな感じになったんだよね。
菊池:若かったですよね(笑)。
-ふたりは年齢的には12歳差だそうですけど、渡會さんがバンドをやっていたころと、今のロック・シーンの違いって感じたりしますか?
渡會:メロディとか歌詞には流行り廃りがあるから、やっぱり時代の違いは感じますね。僕らがデビューをしたときは、9mm Parabellum Bulletとか凛として時雨とか、プログレが混ざったようなラウドが人気で、上の世代はACIDMANとか10-FEETとかパンク由来のゴリッとした人たちも人気で。ライヴでは"オイオイ"とか言えないとダメみたいな風潮があったんですよ。だから俺らも、全然そういうキャラじゃないのに、頑張って"オイオイ!"って言ってた時代もあったんですよね。でも、それ違うんじゃない? みたいになってやめたんですけど。最近はそういうのは気にしなくてもよくなってるんじゃないかなぁ。でも、ヤバT(ヤバイTシャツ屋さん)みたいなバンドもいるか。そのへんはどう?
菊池:うーん......激しい音楽性の人たちもいますけどね。
渡會:なんとなく俺らの時代よりも、ミドル・テンポの日本語の曲をちゃんと聴かせるバンドが多いような気がしてるんだよね。"歌モノ"の扱いがいいというか。
-いわゆる四つ打ちブームみたいな時代は一段落したところがありますよね。
菊池:そういう意味ではチャンスなのかな、と思います。僕らもいろいろ試しながらやったりはしたんですよ。ちょうど今の事務所に入って、本格的にバンドをやるぞっていうときが四つ打ちブームだったから、そういう曲を作った時期もあったんですけど。今は素直に自分たちがやりたいことをやってる感じはありますね。
-やはりバンドをやるうえでは時代の機運には敏感にならざるを得ない?
渡會:ポップ・ソングを作ろうと思うと、そういうところは無視できないですからね。ポップって、要するに大衆性のことだから、今何が流行ってるかっていうことに寄り添いながら、自分たちのメッセージを発信していくことじゃないですか。それは、いつの時代のバンドにも迫られるんじゃないかな。それを逆手に取る楽しさもあるし。
菊池:うん、それはあると思います。もともと僕はポップ・ソングをやりたいと思ったから、自分がやりたいことよりも、みんなが喜んでくれることをやりたいっていう気持ちが強いんですよ。もちろん自分がやりたいことの芯の部分は外したくはないんですけど。
-なるほど。世代とか手法は違うけれど、ふたりともポップ・ソングを目指したいっていう根っこの部分で通じ合えるものがあるんでしょうね。
渡會:そうですね。
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