Japanese
渡會将士 / 塩入冬湖 / SNARE COVER / 鈴
Skream! マガジン 2019年08月号掲載
2019.07.02 @下北沢LIVEHOLIC
Writer 沖 さやこ
4周年企画の最終日前日は弾き語りライヴ。シンガー・ソングライターの鈴は、恋をするなかで生まれる内に秘めた心情を綴った楽曲を、エレアコ1本と声の表情で描いていく。TVドラマ"深夜食堂"をモチーフに制作したという「相席」では穏やかな空気感を作り出し、「ほかにないもの」では徐々にスケール・アップする歌声で場内を圧倒。"髪の毛をかわいくしたのに、湿気のせいでまったくうまくいかなかった、ということがありませんか?"という前置きをしたうえで披露した「雨の日」は、曲で綴られた当時の状況や彼女の心情が浮かび上がる。最後は「酔ったふり」をパワフル且つ軽やかに歌い切った。
斎藤 洸のソロ・プロジェクト、SNARE COVERは、まずルーパーでトラックを整えてから「サイクル」を披露。ハイトーンを生かしたメロディ・ワーク、メロディを生かしたサウンドスケープは、そのあとの「Birth」でよりその本領を発揮する。優しくも芯を持つヘッド・ヴォイスは北欧の冬の透き通った空気のようで、ギターの弦の上を滑る指の音は鳥の鳴き声のよう。その気魄は息をするのを忘れそうになるほどだった。「聖なるみんな」では強い眼差しとともに言葉をまっすぐ伝え、曲についての気持ちを丁寧に語り、披露された「戦火のシンガー」ではシリアスなテーマをドラマチックに届ける。最後まで強い愛を紡ぎ出し、壮大な曲世界で包み込んだ。
塩入冬湖は曲によって指弾きとピック弾きを使い分け、繊細に楽曲を音へと昇華していく。彼女の細やかな機微が表れる声をじっくり味わうには、弾き語りはお誂え向きの環境だ。昨年に引き続きアニバーサリー・イベントに出演できた喜びを語ると、曲に込めた想いやエピソードを語りながら、「恋のままで」などソロ名義最新作『惚けて』の楽曲を演奏。観客ひとりひとりの顔を見渡しながらゆっくりとじっくりと切実に可憐に歌う姿は、遠い夜空で静かに輝く星のようにも見えた。レーベルメイトである札幌のSNARE COVERとの競演を受け、雪まつりに出演するにあたり制作した「雪に咲く朝の花」を最後に披露。穏やかな音色と歌声が切なくも温かく響いた。
トリを飾るのは渡會将士。鮮やかなギターの音色と伸びやかなメロディがフックになった「カントリーロードアゲイン」で、たちまち風通しのいい雄大な音像を作り上げる。「長崎は雨だった」ではルーパーを用い、斉藤和義の「歩いて帰ろう」を途中歌唱するなど、持ち前のユーモア・センスを見せた。軽快且つエモーショナルな「マスターオブライフ」や、ストレートな弾き語りが曲の本質にある真摯さを浮かび上がらせた「Weather Report」などのあと、陽気な「Shangri-La」(FoZZtone)でひと足早い夏を届ける。弾き語りながらにカラフルなステージングは、バンドで培ってきたスキルあってこそだ。様々なスタイルと個々のキャラクターを堪能する一夜に、弾き語りの奥深さを噛みしめた。
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