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INTERVIEW

Japanese

AliA

2019年02月号掲載

AliA

Member:AYAME(Vo) EREN(Gt) TKT(Key) RINA(Vn) SEIYA(Ba) BOB(Dr)

Interviewer:高橋 美穂

-ERENさんはかなり感覚的なところがありますね(笑)。でも、みんながみんな上手いですよね。そのへんはコンセプトとしてあったんですか?

SEIYA:それも偶然なんです(笑)。

EREN:面白そうだから一緒にやりたいな、って思ったメンバーばかりです(笑)。

AYAME:そのEREN君の世界観に惹かれて、メンバーは入ろうと決めたんだと思う。

SEIYA:キャリアはあるけれど、そういうのじゃなく、たまたまERENが集めたメンバーがスタジオに入って、そのときに"この6人でやることが何かある"と、各々感じたと思います。

-では、6人それぞれのルーツやキャリアもうかがえますか?

BOB:僕は、小さいころから親の影響でQUEENとか洋楽を聴いていたんです。ドラムを始めたきっかけは、母親がGLAYで叩いているToshi Nagaiさんと昔からの知り合いで。僕、福岡で生まれ育ったんですけど、GLAYが福岡に来るたびに観に行っていて、10歳のときにドラムを始めたんですね。中学生になってからはメタルを聴くようになって、DREAM THEATERを好きになったんです。(当時の)ドラマーのMike Portnoyの教則DVDが楽器屋で流れていて、点数の多さに......バスドラムが3つくらいあったんですよ。"これは見たことない、俺も叩きたい"と思って真剣に練習するようになりました。

RINA:私は母親がピアノの講師だったので3歳から習っていて、4歳からはヴァイオリンも始めて、クラシックを基礎にしてやってきたんです。正直、音楽を楽しいと思ったこともなく、楽譜どおりにしかやってこなかったので、今もきっちりしちゃうんですけど。このバンドに入ってから音楽を楽しいと思うようになりました。

EREN:僕は、高校2年生でギターを始めて、曲も作るようになったんです。バンドも地元の茨城でやってきて。ルーツで言うと、もともとはゲームやアニメが好きで、ゲーム・ミュージックの壮大さや、ジブリの(音楽の)久石 譲さんがいいなって思っていたんです。曲を作るときも、寂しいけど温かい、ドラマがある、そしてキャッチー、みたいなものになりますね。あとはSIGUR RÓSのライヴにも影響を受けています。

AYAME:私は、まず家族がカラオケ好きで。お父さんが、歌手になりたかったけど家庭の事情でなれなかった人なんですね。そこでよく徳永英明さんとかを歌ってくれていて、お父さんの歌が好きになって、教えてもらっていたんです。最初はSuperflyやいきものがかりを聴いていたんですけど、バンドに興味が出てからはPARAMOREとかを好きになりました。

SEIYA:僕は、中学の同級生がバンドを組むときに"ベースがいない"って言われて、"なんか趣味を持ちたいな"くらいの軽い気持ちでベースを始めたんです。そこから音楽やバンドにのめり込んでいって、全国でライヴをするようになりました。ヨーロッパ・ツアーのサポートをさせてもらったりとか、ベースがいないバンドのサポートをしたりとか。LUNA SEAが好きなんでピック弾きなんですけど、世代的にLINKIN PARK、NINE INCH NAILS、初期のINCUBUSとかを聴いていました。

TKT:僕はRINAと被っているんですけど、母親がピアノを教えていて、ピアノとヴァイオリンをやってきて、音楽が嫌いでした(笑)。で、"なんで音楽をやらなきゃいけないんだ"ってサッカーをやって、サッカー選手になりたかったんですけど、中学校でいきなり吹奏楽部に入ったんです(笑)。そこでトランペットを始めて。聴いていたのはクラシックでしたね。高校からバンドを聴くようになったんですけど、バンド経験は1回演奏をしたくらいでした。でも憧れはあったから、ERENに誘われて、いいんじゃないかな、ってなったんだと思います。

-これだけバラバラな6人が、結成から約半年で1stミニ・アルバムをリリースするということで、塊になれたスピード感ととんとん拍子な状況に驚かされますが、みなさん自身の実感は?

BOB:早いと思っていますよ(笑)。でも集まった時点でいいものができたし、"やっちゃおうよ!"って録れたんです。だから僕個人としてはプレッシャーもなく、いろんな人に聴いてもらえる喜びが大きいし、このタイミングで出せて良かったと思います。

-制作は順調に進んだんですか?

EREN:はい。

AYAME:曲は、このほかにもたくさんあるんです。

SEIYA:数ある楽曲の中で、ライヴでもやってきて、今のAliAならこの7曲だなっていうものを出しました。

-そうなんですね! 収録曲は全員ですぐに一致しました?

EREN:ちょっと話し合いましたけど、"俺たちが目指しているものはなんだろうね?"って話した結果、スムーズに決まりました。

-息が合っていますね。曲作りはどう進めていったんでしょうか。

BOB:デモの段階である程度まとまっているので、そこからどうアレンジするかっていうところに重点を置きました。

EREN:みんな個性的だし、人柄が好きで集まってもらったし、全員に主役でいてほしいから作る段階で全員が目立つようにしているんです。

AYAME:1曲目の「impulse」は、私の頭の中に"こういう曲を作りたい!"っていう思いがあって、EREN君に提示したことでできあがったんです。歌詞を見ていただければわかると思うんですけど、私は人に物事を言うことを恐れてしまうところがあって、そんな自分と闘っているというか。そんな自分とさよならしたくて、EREN君に想いを話して、この曲ができたんです。

-信頼関係があるんですね。

AYAME:あぁ、それは作っていて思います。

-AYAMEさんだけじゃなく、TKTさん、ERENさんも作詞に関わっていますけど、主語が"僕"じゃないですか。この理由って?

AYAME:「impulse」は、ほんっと覚悟の曲なんです。だから"私"じゃないなって。バンドの自分じゃなかったら"私"だけど、強い気持ちでやっているから"僕"の方がすんなり歌えるんです。

-なるほど。先ほどERENさんが"全員に主役でいてほしい"とおっしゃっていましたが、それはアレンジにも表れていますよね。

EREN:はい。僕はみんなのことが大好きだから、こうなるとクールだなって思うようなものをゴリ押しして(笑)、やれとは言わないんですけど......"RINAはこれを弾いたらいいよ!"みたいな。それをただやるのではなく、自分なりにやってくれているから、個性が際立っているんだと思います。

-ではRINAさん、ERENさんからお願いされることが、自分が考えていることと違う場合はあるんでしょうか。

RINA:そうですね。ギターのフレーズをヴァイオリンで弾くとか、ルーツにないものを言われることもあるので。でも、1音の違いも話し合いますね。今作に入っている音はお互い納得した正解なので、いいと思っています。