Japanese
AliA
Skream! マガジン 2020年01月号掲載
2019.12.18 @LIQUIDROOM ebisu
Writer 蜂須賀 ちなみ Photo by 青木カズロー
4ヶ月で42本(海外含む)という超過密スケジュールで行われた、ツアー"AliAliVe 2019 -realize-"。そのファイナルにあたる恵比寿LIQUIDROOM公演。1曲目「joker」を終えると、バンドが曲間を繋げるなか、AYAME(Vo)が"お待たせしました。ハイブリッド・ロック・バンド、AliAと申します!"と元気良く挨拶した。チケットはソールド・アウト。大音量の歓声にAYAMEが"気持ちがいいね、ここまで言ってもらえると"と喜び、EREN(Gt)が"12月だよ? あちーあちー"と笑い、SEIYA(Ba)が"最高に決まってるだろうが!"とフロアいっぱいのオーディエンスを讃える。
2ndミニ・アルバム『realize』のリリースを記念したツアーであるため、アルバム収録曲とまだ音源化されていない新曲を中心に演奏。オートチューンのヴォーカルやショルダー・キーボードを構えたTKT(Key)によるプレイが特徴的なダンス・チューン「Discord」、タオル回しや観客との掛け合いによりハッピーな空気になった「ユートピア」、ドラマチックなバラード「letter」と続けた序盤から察せられるように、あのアルバム自体がバリエーション豊かな楽曲群を収録した作品だったため、ライヴも必然的にカラフルになる。大自然を思わせる壮大なサウンドによる新曲「ムツノハナ」の神秘さと、直後演奏された「イドラ」の空間を塗りつぶすような重々しさによるコントラストには、多くの人が息を呑み、演奏後、湧き上がるような拍手をステージへ送っていた。
ストリングスのSEとともに美しい旋律を紡いだRINA(Vn)のソロ、スティックを回したりツーバスをドコドコ踏んだりしていたエンタメ性の高いBOB(Dr)のソロのように、個々のプレイで魅せる場面もあった。しかし前回のツアーと比べて、アンサンブルの交通整理が行きわたり、バンドとしての団結感が出てきた印象だ。そのうえで特筆すべきはフロントマンとしてのAYAMEの成長。AliAは全員が主役と言って差し支えないほど個性に溢れたバンドだし、おそらく5人それぞれそういう矜持を持っているが、ここではあえて彼女をフロントマンと呼びたい。なぜなら、この日のAYAMEはその歌でもってバンドを引っ張ることができていたし、彼女の歌を中心にバンドがひとつになっていたからだ。
MCでAYAMEは、ツアー中に声が出なくなった日があり"自分には人前に立つ資格がない"と思ったこと、そのときメンバーやスタッフ、ファンが助けてくれたため人生の中で初めて"私って独りじゃないんだな"と感じたことを明かした。そして、だからこそみんなに笑顔であってほしいと、"ここでなら思いっきり歌える"、"ここだけは思いっきり手を上げられる"と観客が心から思える場所をずっと作っていきたいのだと語っていた。バンドとしてどういうライヴをするべきかがはっきりわかったからこそ、振付やコール&レスポンスを取り入れた、観客とともに作り上げるタイプの新曲=「happy birthday?」が生まれたのだろう。"しんどいけどつらいけど、一緒にここで生きていきましょう"という言葉のあとに演奏された本編ラストは「realize」。AYAMEが心を捧げるように絶唱し、バンド・サウンドもまた激しくなっていく。虹色のレーザーがステージとフロアを結んだ。
バンドを成長に導いたツアーを終えたAliAは、2020年にはまず海外ツアーを開催。そして春には初のワンマン・ツアーを行う。ここからの飛躍がますます楽しみだ。
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