Japanese
キミノオルフェ × 東市 篤憲
2018年07月号掲載
情感溢れる音楽と、美しい映像。それらが融合することにより生まれるのは、新たなる物語なのではなかろうか。孤高なる音楽家であり、秀逸な歌詞世界を織り成すことで知られているキミノオルフェの蟻は、また一方で自身のMVにおいて監督/編集をすべて担う人物でもある。そして、そんな彼女にとっての師匠とも言うべき存在が、数々の名作MVを手掛けてきた東市篤憲監督だ。ここでは、かねてから親交があるという両氏が、6月に発表されたキミノオルフェの1stアルバム『君が息を吸い、僕がそれを吐いて』に収録されている全楽曲のMVについて、語り合うという貴重な機会を得ることができた。クリエイターのこだわりが、ここに在る。
キミノオルフェ:蟻
A4A:東市 篤憲(代表) 松永 つぐみ
インタビュアー:杉江 由紀 Photo by 上溝恭香
-このたびは、キミノオルフェのヴォーカリストでありMV制作においては監督業もされている蟻さんと、数々のアーティストのMVを撮られている東市監督に、映像と音楽についての談義をしていただきたく思っております。そもそも、この両者の繋がり自体は何をきっかけにして生まれたものだったのでしょうか?
東市:もともとは、蟻ちゃんがキミノオルフェの前にやっていらっしゃった"蟲ふるう夜に"というバンドのMV「スターシーカー」(2015年リリースのミニ・アルバム表題曲)を、2015年に撮らせていただいたところからの始まりでした。それ以来、何かと交流が続いてます。
蟻:東市さんが撮られたBUMP OF CHICKEN feat. HATSUNE MIKUの「ray」のMVを観て、私はとても感動したんですよ。それで、ぜひ東市さんとお仕事でご一緒できたらいいなと思っていたんですが、そのあとにできた「スターシーカー」という曲の雰囲気が"まさにこの曲は東市監督に撮ってほしい"と感じたものだったので、オファーをさせていただきました。
-監督からすると、蟻さんからリスペクトの念をもってのオファーがあった際、どのようなスタンスでその想い思いを受け止められましたか?
東市:それはもう嬉しいですし、ありがたいなと思いました。蟲ふるう夜にのときは「スターシーカー」のあとにも、「同じ空を見上げてた featuring GOMESS」(『スターシーカー』収録曲)という曲のMVで一緒に沖縄まで行って撮影をしたこともあって、あのときはロケ地まで僕が車を運転しながらロード・ムービーみたいな作品を撮る、ということもやったんですよ。そういう意味では、ただ"オーダーされる"というのとはちょっと違って、2本とも"こうしたい"と言う蟻ちゃんと共に作っていったという感覚の方が僕としては強かったですね。
-沖縄でのロケ、とうかがうとその言葉の響きだけでも楽しそうに感じます。
東市:もちろん楽しかったですよ(笑)。"あるだけの予算を全部使い切ってしまおう!"的なロケでした。
蟻:夏に沖縄旅行へ行って、カメラを回したっていう言い方が正しいかも(笑)。
-ところで、蟻さんは現在キミノオルフェのヴォーカリストでもある一方、冒頭でも触れたとおりに、ここまでのキミノオルフェのMVについては、すべて蟻さんが監督および編集も担っていらっしゃいます。蟻さんが、自ら映像製作に携わるようになった理由はなんだったのかも教えてください。
蟻:仲間と一緒に立ち上げた"uncommon"というイベントをやるようになったのが、ひとつのきっかけでしたね。これは絵描きさんと一緒にやっているもので、お酒を飲みながらひたすら絵を描きまくって、それを朝になったら全部捨てるというものなんですよ。
-せっかく描いたものを、すべて捨ててしまうのですか? ずいぶんと前衛的ですね。
東市:うーん、それはすごいなぁ。
蟻:その"uncommon"をやっていくなかで、いろいろなクリエイターの友達も来てくれるようになったんですよね。そして、その様子を撮るためにカメラを回していたので、それを編集してみようと始めたのが最初の一歩でした。「uncommon」という曲も作って、お遊びの感覚ではありましたけど、ひとつの形にしてみたんです。そこから、音楽と映像を繋ぎ合わせることに対して"面白いな"と感じるようになりました。そのころから東市さんに、映像を作っていくうえでの相談や質問をするようになって、交友がだんだんと深まっていきましたね。
-そういうことでしたか。
東市:蟻ちゃんは、ミュージシャンであるだけじゃなく、クリエイターなんですよ。感覚的にわかる部分が多いから、世間話をしているだけでも楽しいんです。たまに、うちの会社(A4A)に彼女が遊びに来て、なんでもない話をして過ごしたりなんていうこともありましたよ。
蟻:私、よくヴォーカリストっぽくないって言われます(笑)。"あなたはヴォーカリストというよりも、作家なのよね"って前も言われました。
東市:なるほどねぇ。
蟻:なんにしても、0から1を作るっていうのが私は好きなんですよ。ただ、作ったあとにそれを世間に対してどうやってアプローチしていくのか、みたいなことにはあまり興味が持てなくて(苦笑)。目の前にいる人たちや、自分のファンの人たちが喜んでくれる姿というのは想像しますけど、まずは0から1を作ること自体が楽しいんです。
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