岸田教団＆THE明星ロケッツ

INTERVIEW

Japanese

岸田教団＆THE明星ロケッツ

2018年02月号掲載

岸田教団＆THE明星ロケッツ

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Member：岸田（Ba） ichigo（Vo）はやぴ～（Gt）みっちゃん（Dr） T-tsu（Support.Gt）

Interviewer：杉江由紀

－完成形の「ストレイ」は、疾走感とキャッチーさを兼ね備えた力強いロック・チューンという印象です。

岸田：あー、でもその力強さっていうのは別に狙ったわけではなかったんですよね。みっちゃんに力強くドラムを叩かれてしまったせいだと思います。彼、ドラムの生音の音量がほんとすごいんですよ。

はやぴ～：リハーサルのスタジオで一緒にやるときなんかは、"僕が耳栓をするまでは、まだドラム鳴らさないでね"って何度も頼んだことがあるくらいなんです。

岸田：前にみっちゃんの友達がウチのライヴに来たときも、"ドラムが鳴っているというよりは、目の前で爆竹がバチバチバチ！って破裂してるのかと思うような衝撃音だった"っていう感想を言ってたもんね（笑）。

はやぴ～：近くにいると、バスドラの音なんてボディブローを連続的にくらっているみたいな波動が伝わってきますもん。

－生音が大きいドラムというのは、ロック・バンドにとっての大きな武器ですね。

岸田：とはいえ、モノには限度ってものがありますよ？みっちゃん伝説多すぎ！

はやぴ～：ライヴ中も、音の振動でドラムの位置がズレたりすることがよくあって、合間にそのズレを直しているところを僕は何度も見てます。

岸田：あまりに動くから、ドラム・セットを釘打ちされてたこともありましたからね。

はやぴ～：そうしたら、釘打ちした木枠ごと前にズレていってたっていう。

岸田：ハイハット・シンバルが割れたことだってあったし、一番面白かったのはクラッシュ・シンバルが叩いた衝撃でパーン！って裏返ったときだったと思う（笑）。

はやぴ～：あった、あった！台風のときの傘みたいになってたやつだ！！

－それはすごい......！

みっちゃん：まぁ、なんか音はデカいみたいですね（笑）。っていうか、コレそもそもなんの話だったっけ！？

－本来は「ストレイ」についてのお話でございます。

みっちゃん：あっ。そうでした（笑）。とりあえず、この曲に関してはできてからレコーディングするまでの時間があまりなかったのもあって、ほぼ考える間もなく曲に対して自分の感覚でそのまま叩いているだけなので、自然とこうなりましたとしか言いようがないんですよね。いつもどおりと言えば、いつもどおりです。

T-tsu：岸田さんの方も、あらかじめみっちゃんが叩くことを見越して曲を作っているっていうところがあるんだと思いますよ。

岸田：もちろん！ "どうせこうなるだろうな"っていうのはわかってたよ。

－つまり、それは阿吽の呼吸ということなのでは？

岸田：いい言い方をすれば、そうなんでしょう（笑）。

ichigo：もう、10年やってるわけだしねー！