Japanese
LiSA
2016年05月号掲載
Interviewer:沖 さやこ
今年、デビュー5周年を迎えたLiSAが、それを記念して新曲7曲を収録したミニ・アルバム『LUCKY Hi FiVE!』を完成させた。昨年は地上波ゴールデン・タイムの音楽番組や数多くのロック・フェスに出演し、12月に幕張メッセ国際展示場にて15,000人を動員するワンマン・ライヴを行うなど、活動の規模を拡張していったLiSA。彼女が5年という期間で得た様々な気持ちや歴史が反映された今作は、本当の意味で彼女からリスナーへの"ラヴ・レター"とも言える、ポジティヴな愛が弾けんばかりに詰め込まれたアルバムになった。
-デビュー5周年おめでとうございます。LiSAさんは"ひとりぼっちだと思ってた『Letters to U』から5年"とコメントしていらっしゃいましたが、当時はひとりぼっちだと感じていたのですか?
ひとりぼっちだと思ってました。今思うと全然そんなことなくて、いろんな人がいてくれたんですけど、デビュー当時は怖くてそれが信じられなかった。誰かがいなくなったときに"ほら、やっぱりいなかったんじゃん"と思うのが怖かったし、相手が本当に"ここにいるよ"と言ってくれているのかどうかもわからなかったし。ガルデモ(※Girls Dead Monster。TVアニメ"Angel Beats!"の劇中バンド。LiSAは2代目ヴォーカルのユイの歌唱役を務めたことで人気を集め、翌年ソロ・デビューが決定した)のときは東京国際フォーラムでライヴをやっちゃうくらいたくさんの人がいたんですけど、その人たちが"LiSA"になったときに自分のそばにいてくれるとは思わなかったんです。
-でもこの5年間でひとりじゃないと思えてきた。
そうですね。だって......幕張にたくさんの人が来るんですよ(笑)?(※2015年12月23日に幕張メッセ国際展示場にてワンマン・ライヴを開催。15,000人を動員)
-ははは。そうですよね。
みんなのことも自分のことも信じたいなと思ったんです。みんなの見せてくれたものがすごく大きかったから。ライヴもそうだし、イベントもそうだし、幕張なんて行けると思わなかったし。ラヴ・レター(CD)を作ったら受け取ってくれる人がいることも、それに対して一生懸命手紙を書いてくれる人がいることも。"学校卒業したよ"と伝えてくれる子もいて......みんな私のことを信じてくれてるなと思った。その積み重ねですね。
-私がLiSAさんにお話をうかがうのは今回が3度目ですが、LiSAさんがLiSAさんを語るときに"LiSAという人"とおっしゃるのがいつも印象的なんですよね。"LiSAという人"と"LiSAを作っている人"の関係性はこの5年で変わりましたか?
とても変わったと思います。最初は無敵で完璧な自分でいたかったし、スーパーヒーローでいたかった。そのふたつが完全に一緒になったわけではないですけど、この5年でいろんなことがあったぶん、弱い部分も許せるようになって、自分は自分でいいんだなと思えるようになりました。自分のことを認めてくれる人がいるおかげで、ちょっとずつ"LiSAという人"がそれを脱いできた。それと同時にLiSAみたいに無敵になりたい!と思っていた"LiSAを作っている私自身"もLiSAという人に近づいてきた。その距離が縮まってきている気がしますね。だから、より素直になって曲を作って、ステージに立てている気がします。
-"LiSAという人"は"LiSAを作っている人"のやりたいことを実現させていますか。
LiSAにやらせたかったことの形が、私自身もどんどん変わってきて。今の時点では私自身が音楽を素直に自由に楽しめることがLiSAに望んでいることなんですよね。120%達成できているとは言えないかもしれないけど、そこには徐々に近づけていると思います。だからライヴがさらに楽しくなったし、音楽の自由度が増しました。
-2014年1月の日本武道館ワンマン以降、LiSAさんはご自分のやりたいことをひとつひとつ丁寧にやっていらっしゃると感じるんですよね。今作『LUCKY Hi FiVE!』はこれまで見てきたLiSAさんがすべて入っていると感じました。
そうなんですよ(笑)。たぶんLiSAという人を知ろうとしてくれて、好きでいてくださる方はみんな"あ、これLiSAだよね"と思ってくれると思います。それは『BRiGHT FLiGHT / L.Miranic』(2014年リリースの6thシングル)で作った"PiNK"と"BLACK"があって、そこから派生したもの――今のLiSAができる最高の7本の感性を入れていると思います。ブックレットには過去の衣装やアルバムの写真を入れていたり、「Hi FiVE!」(Track.2)のMVに『Letters to U』(2011年リリースの1stミニ・アルバム)をリンクさせたりしているので、LiSAを好きでいてくれた人には"あ、あのときのだ"と思ってもらえると思うし。とはいえ、初めてLiSAの音楽に触れる人にも"音楽って楽しいな"と思ってもらえる音楽作りができたと思っているので、どちらの人にも楽しんでもらえるものになったんじゃないかなと思っています。
-今回はハッピーな曲や愛を歌ったものが多いですし、新たな場所に出かけようとするポジティヴさを感じましたが、これがLiSAさんの現状のモードということ?
今までは意外と暗いことを歌ってたんですよね(笑)。デビューから5年経った今、私が当時と1番違うことは、みんながいてくれてお祝いできること。でも私自身が未来を信じられなかったり、悲しみに暮れたりすることがまったくなくなったのかというと、そうではなくて。『Letters to U』のときは80%が不安とか悲しい気持ち。あとの20%......いや、5%くらい"信じてみたい"って思ってた。今はその割合が半々、とまではいかないけど、多くの希望を感じています。"みんながいたらこんなにすごいものが作れるんだ!"と知ったし、私はLiSAという人に、LiSAを好きでいてくれる人と作っていく未来にもっと希望を持てたんです。"もっとこの先が見てみたい"、"君たちともっともっと冒険してみたい"と思った今だからこそ書けることだと思いますね。
-"LUCKY Hi FiVE!"というタイトルもその気持ちからつけられたものですか?
昔の私みたいにひとりだと思ってる人にとって、このアルバムとの出会いがラッキーなことになったらいいなと思って"LUCKY Hi FiVE!"というタイトルにしました。ちょっとだけ明日が楽しみになったり、5%しかない希望が8%になったらいいなって。これまでLiSAを好きでいてくれた人にも"LiSAに出会えてラッキーだな"と思ってもらえるような、みんなにとっての"LUCKY"になったらいいなと思ってます。
-ではこの"LUCKY"には"to you"的な意味合いがあると。なんだか"Letters to U"という言葉と通ずる気がします。デビュー当時にLiSAさんがやりたかったことが、今実現できているのかもしれないですね。
でもそれは私の力だけではないですね。私はシンガー・ソングライターではないし、すべての歌詞を私が書く必要はないと思っているので、今回は田淵さん(UNISON SQUARE GARDENの田淵智也/「Hi FiVE!」で作曲担当)や古屋(真/Track.1「ラブリーデイ」、Track.6「Get free」で作詞担当)さんに力を貸してもらって。ライヴもそうですけど、自分のやりたいことを一緒に体現してくれる人や仲間が増えている気がしてますね。田淵さんには「Hi FiVE」の作詞も手伝っていただいたんですけど、思考や言葉の言い回しもすごくLiSAっぽいと感じてもらえると思います。
LIVE INFO
- 2025.11.28
-
Galileo Galilei
優里
BLUE ENCOUNT
go!go!vanillas
怒髪天
DJ後藤まりこ × クリトリック・リス
VII DAYS REASON
Dios
崎山蒼志
凛として時雨
ズーカラデル
コレサワ
SHERBETS
Another Diary
cakebox(シノダ/ヒトリエ)
ポルカドットスティングレイ
おいしくるメロンパン
sajou no hana
NEK!
CENT
OKAMOTO'S
meiyo
RAY
reGretGirl
- 2025.11.29
-
ビレッジマンズストア
Appare!
YOASOBI
NEE
暴動クラブ
brainchild's
Cody・Lee(李)
キタニタツヤ
優里
くるり
TOKYOてふてふ
MONOEYES
キュウソネコカミ
moon drop
THE BACK HORN
androp
The Biscats
フレデリック
チリヌルヲワカ
怒髪天
eill
LOCAL CONNECT
wacci
LACCO TOWER
大橋ちっぽけ
BLUE ENCOUNT
ドラマチックアラスカ
アーバンギャルド
ねぐせ。
ExWHYZ
UVERworld
フラワーカンパニーズ
愛美
浪漫革命
東京スカパラダイスオーケストラ
BACK LIFT / 魔法少女になり隊 / LEEVELLES / パピプペポは難しい ほか
Bentham
MONO NO AWARE
NANIMONO
カミナリグモ
9mm Parabellum Bullet
PIGGS
- 2025.11.30
-
ビレッジマンズストア
YOASOBI
NEE
TOKYOてふてふ
凛として時雨
キタニタツヤ
崎山蒼志
くるり
キュウソネコカミ
moon drop
SHERBETS
THE BACK HORN
TENDRE
アーバンギャルド
the paddles
秋山黄色
TOMOO
LACCO TOWER
ドラマチックアラスカ
LUCY
ExWHYZ
Maki / SIX LOUNGE / w.o.d. / KUZIRA / TETORA
UVERworld
フラワーカンパニーズ
ポルカドットスティングレイ
NANIMONO
ズーカラデル
ぼっちぼろまる×ポップしなないで×ぜったくん
コレサワ / ヒグチアイ / のん / ひぐちけい
miwa
MONO NO AWARE
Conton Candy
JYOCHO
離婚伝説
- 2025.12.02
-
RADWIMPS
LONGMAN
Dios
RAY
マカロニえんぴつ × DISH//
私立恵比寿中学
GLIM SPANKY
SUPER BEAVER
IneedS
- 2025.12.04
-
TENDRE
LEGO BIG MORL
私立恵比寿中学
SHERBETS
Homecomings
アーバンギャルド
キュウソネコカミ
吉井和哉
Hakubi
- 2025.12.05
-
桃色ドロシー
私立恵比寿中学
moon drop
ポルカドットスティングレイ
ザ・クロマニヨンズ
NANIMONO
eill
Laughing Hick
崎山蒼志
さかいゆう / 望月敬史 / L'OSMOSE(O.A.)
flumpool
とまとくらぶ
Another Diary
岡崎体育
Rei
ズーカラデル
打首獄門同好会
- 2025.12.06
-
キュウソネコカミ
AIRFLIP
ザ・クロマニヨンズ
凛として時雨
OKAMOTO'S
BLUE ENCOUNT
indigo la End / a flood of circle / Galileo Galilei / go!go!vanillas ほか
Cody・Lee(李)
brainchild's
LEGO BIG MORL
NANIMONO
怒髪天
ねぐせ。
CVLTE
UVERworld
eastern youth
キタニタツヤ
優里
Kroi / Jeremy Quartus(Nulbarich) / BREIMEN / luv
flumpool
チリヌルヲワカ
Aooo
Mirror,Mirror
心愛 -KOKONA-
THEラブ人間 / ビレッジマンズストア / 忘れらんねえよ / KALMA ほか
フラワーカンパニーズ
Ryu Matsuyama
MyGO!!!!!
- 2025.12.07
-
ぜんぶ君のせいだ。
崎山蒼志
キュウソネコカミ
MOSHIMO
moon drop
ポルカドットスティングレイ
凛として時雨
BLUE ENCOUNT
AIRFLIP
OKAMOTO'S
sumika / マカロニえんぴつ / Kroi / ズーカラデル ほか
NANIMONO
怒髪天
Devil ANTHEM.
ACIDMAN
eastern youth
小林私
UVERworld
優里
秋野 温(鶴)
LACCO TOWER
OAU
the telephones
BIGMAMA
フラワーカンパニーズ
9mm Parabellum Bullet
PENGUIN RESEARCH
トゲナシトゲアリ × RAISE A SUILEN
- 2025.12.08
-
ザ・クロマニヨンズ
BLACK COUNTRY, NEW ROAD
RAY × きのホ。
ドラマチックアラスカ
PACIFICA
シベリアンハスキー
雨のパレード
never young beach
- 2025.12.09
-
キュウソネコカミ
天女神樂
ザ・クロマニヨンズ
FRANZ FERDINAND
BLACK COUNTRY, NEW ROAD
ドラマチックアラスカ
TENDRE
PACIFICA
Galileo Galilei
Dios
ザ・シスターズハイ
ストレイテナー
PEDRO
モーモールルギャバン
- 2025.12.10
-
PACIFICA
Galileo Galilei
山本彩
東京スカパラダイスオーケストラ × HEY-SMITH
くるり
森 翼
Wez Atlas
すなお
ストレイテナー
BLACK COUNTRY, NEW ROAD
- 2025.12.11
-
MONOEYES
あいみょん
東京スカパラダイスオーケストラ × HEY-SMITH
山本彩
オレンジスパイニクラブ
BIGMAMA
ポルカドットスティングレイ
そこに鳴る
The Ravens
FRANZ FERDINAND
- 2025.12.12
-
Hump Back
Chimothy→
VII DAYS REASON
LiSA
Another Diary
凛として時雨
TOMOO
BIGMAMA
PENGUIN RESEARCH
moon drop
ねぐせ。
私立恵比寿中学
くるり
PEDRO
サカナクション / Creepy Nuts / 羊文学 / ちゃんみな ほか
flumpool
the shes gone
VOI SQUARE CAT
SAKANAMON / Broken my toybox / SPRINGMAN / KEPURA
BRADIO
ザ・クロマニヨンズ
僕には通じない
LONGMAN
- 2025.12.13
-
MONOEYES
"DUKE×GREENS presents わちゃごなどぅ -whatcha gonna do-"
ぜんぶ君のせいだ。
VII DAYS REASON
Vaundy / THE ORAL CIGARETTES / sumika / マカロニえんぴつ ほか
UVERworld
eill
フラワーカンパニーズ
LITE
SHERBETS
清 竜人
ポルカドットスティングレイ
moon drop
吉井和哉
9mm Parabellum Bullet
Cody・Lee(李)
flumpool
東京スカパラダイスオーケストラ × HEY-SMITH
[Alexandros]
Appare!
秋山黄色
藤沢アユミ
キタニタツヤ
THE SPELLBOUND
RELEASE INFO
- 2025.11.28
- 2025.11.29
- 2025.12.01
- 2025.12.03
- 2025.12.05
- 2025.12.06
- 2025.12.09
- 2025.12.10
- 2025.12.12
- 2025.12.17
- 2025.12.19
- 2025.12.20
- 2025.12.21
- 2025.12.24
- 2026.01.01
- 2026.01.07
FREE MAGAZINE

-
Cover Artists
ザ・クロマニヨンズ
Skream! 2025年11月号
















