Japanese
カラスは真っ白
Member:ヤギヌマ カナ (Vo/Gt) シミズ コウヘイ (Gt/MC)
Interviewer:天野 史彬
-何か言いたいことやメッセージがあって、それを歌詞にしていくっていう作業ではない?
ヤギヌマ:わたしはすごいはずかしがりやなので(笑)、いいたいことをすとれーとにいうのがはずかしくて。むしろ、それをかくしながらかいてますね......でも、そもそもそんなにいいたいこともないかな?(笑)。べつにれんあいのことをうたいたいわけでもないですし、きょくたんに"はんげんぱつ"みたいなことをいいたいわけでもないですし。わたしはこじんてきに、れんあいのうたとかにきょうかんするたいぷでもないから、そういうかしはそもそもつくれないとおもっていて。そのけっかが、いまのかしなんだとおもいます。
シミズ:メッセージ性は、あまり歌詞にはないかもしれないですね。でも、今回の『おんそくメリーゴーランド』に関しては、"少女性と毒"っていうコンセプトをもって作っているんですね。元々、自分たちはギャップのあるバンドだと思ってて、ここで言う"少女性"っていうのはヤギヌマちゃんのことで、"毒"っていうのは男3人っていう意味合いもあるんですけど、ヤギヌマちゃん自身にも毒があったほうが面白いし、もっとヤギヌマちゃんの少女性を見せたいって僕は思ったんですね。今までずっと隠されてきたヤギヌマちゃんの少女性が、もう少し伝わりやすくなったら面白くなるんじゃないかって思って。だから歌詞面も、今までは本当にわけがわからない歌詞が多かったんですけど、今回はより、ヤギヌマちゃんの女の子の一面が見えるような内容になってると僕は思います。特に5曲目の「スカート・スカート・スリープ」は、ほんとに女の子の気持ちが書かれてるイメージで。
ヤギヌマ:はずかしい。
シミズ:うん、だからよりヤギヌマちゃんが何を考えているのか、より探りやすくなったアルバムが『おんそくメリーゴーランド』かなって思います。
-ヤギヌマさん自身には、今作で自分の想いを開陳した感覚はあるんですか?
ヤギヌマ:やっぱり「スカート・スカート・スリープ」ははずかしいです。じぶんのなかみをみすかされてるみたいで......。こんかいははずかしい(笑)。
シミズ:でも、(こういった歌詞を書くようになったのも)カラスは真っ白っていうバンド活動をしていく中で、発信していく立場になったことが無意識的に働いてる部分もあるんじゃないかと思います。
ヤギヌマ:うん......みえないちから、こわい。
シミズ:例えば、僕やドラム、ベースは目立ちたがり屋なんですよね。俺が俺がっていうタイプなんですけど、彼女に限っては、フロントマンで1番目立つべき存在なのに、目立とうとしないんです。でも、僕らが囃し立てて、お客さんが囃し立てて、彼女が目立ちたいって思わせるのもショウのひとつとして僕は面白いと思うから。主役がノってくるのも、ショウの醍醐味のひとつだし。
ヤギヌマ:のせられてるかんじは、たしかにあります(笑)。うちゅうじんから、だんだん、にんげんっぽくなってきたもんね?
シミズ:ヤギヌマちゃんは、カラスは真っ白と共に成長してる感じが強くて。凄く大人になったんですよね。彼女は、最初はほんとに喋れなくて、インタビューを受けても何も喋らず、代わりに僕が全部喋る、みたいなこともあったりしたんですけど。でも、カラスは真っ白の世界観を1番作り上げてるのはヤギヌマちゃんなので、ヤギヌマちゃんが成長すると、それイコール、カラスは真っ白の成長なんです。
-なるほど、わかりました。じゃあ歌詞以外の部分でバンドとして、今作『おんそくメリーゴーランド』で新しく刻めたものはあると思いますか?
シミズ:そうですね、最初に言ったようにいろんな音楽をやりたいっていう思いはもちろんあるんですけど、最近はもっとコンセプトを固めて作ろうっていう方向性に動いてまして。もちろん雑多感は残したままなんだけど、1曲1曲に対しては"こういうことをしたい"ってことを決めるようになりましたね。1曲毎に、ワードで5枚ぐらいのコンセプト文を書いて、それをみんなで共有することを始めたりして(笑)。ちゃんと序論から始まる論文みたいな文章なんですけど(笑)。そうやって、コンセプトをまず固めちゃってからアレンジを決めていくっていうことができるようになったのは面白いなって思いますね。そういう意味で、僕らは作品を作る毎に、アルバム・コンセプトに縛りをどんどんと追加していってる感じがあって。例えば、最初のミニ・アルバムはタイトルが『すぺくたくるごっと』なんですけど、より宇宙感があって雑多だったんですね。でも次の1stフル・アルバム『かいじゅうばくはつごっこ』では、ジャケットも地球というか街になり、世界観も少し小さくなって。で、今回の『おんそくメリーゴーランド』は、ジャケットがメリーゴーランド、遊園地なんですね。そうやって、世界観的にはどんどん狭まっているイメージなんです。そうやってどんどん狭くしていく中でも大暴れしてやろうってほうが、なんというか、エントロピーは増大して面白そうじゃないですか(笑)。
-確かに、今までは雑多な音楽性ありきの部分もあったけど、今作はよりカラスは真っ白というバンドの芯に焦点が絞られた作品になってますよね。バンドの色が確立された作品というか。では最後に、今後、カラスは真っ白としてやってみたいことはありますか?
シミズ:具体的過ぎるかもしれないけど、キネマ倶楽部でライヴしてみたいですね(笑)。劇場で、ほんとにショウをやってみたいんですよね。
ヤギヌマ:あかいかーてんがあるところね(笑)。
シミズ:僕、カーテンコールが凄く好きで。ミュージカルなんかで、最後に悪役も一緒に手を繋いで挨拶したりするじゃないですか。あの雰囲気が好きなんですよね。『からくりサーカス』って漫画があるじゃないですか。僕、あの漫画が凄い好きで。カラスは真っ白のイメージもあの漫画に近いんですけど、あの漫画って、笑わない女の人を周りの人が笑わせようとするっていうストーリーがひとつあって。それって、ヤギヌマちゃんっていう主役がいて、彼女を男3人とお客さんがノせていくっていうカラスは真っ白の在り方にも似てるなって思うんです。ああいうのをやりたいなって思いますね。それで最後に、悪役もみんな含めて、手を繋いでカーテンコールをやりたいですね。
ヤギヌマ:"あくやく"ってだれよ?
シミズ:それはわかんない(笑)。
LIVE INFO
- 2025.07.26
-
あれくん
[Alexandros]
Eve
"OGA NAMAHAGE ROCK FESTIVAL vol.14"
GANG PARADE
須田景凪
コレサワ
LOCAL CONNECT
アーバンギャルド
reGretGirl
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
ASP
Creepy Nuts
FIVE NEW OLD
PENGUIN RESEARCH
マオ(シド)
さめざめ
Academic BANANA
"MURO FESTIVAL 2025"
WtB
有村竜太朗
Czecho No Republic
Mrs. GREEN APPLE
- 2025.07.27
-
Eve
東京スカパラダイスオーケストラ
MAPA
神はサイコロを振らない
"OGA NAMAHAGE ROCK FESTIVAL vol.14"
LOCAL CONNECT
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
ASP
コレサワ
Bubble Baby / TOKYO世界 / NEW BABYLON / DJ bara
DURDN
"MURO FESTIVAL 2025"
Mrs. GREEN APPLE
DAYBAG / ONEDA! / Too Leap Bunny ほか
- 2025.07.28
-
THE YELLOW MONKEY
パピプペポは難しい
のうじょうりえ
Hump Back
- 2025.07.29
-
大森靖子×銀杏BOYZ
斉藤和義
- 2025.07.31
-
TENDOUJI
フラワーカンパニーズ
GIFTMEN
なきごと
The Gentle Flower.
のうじょうりえ
ZAZEN BOYS
板歯目
- 2025.08.01
-
bokula.
GIFTMEN
ビレッジマンズストア
キュウソネコカミ / 礼賛 / 西川貴教 / FANTASTICS
GOOD BYE APRIL × エルスウェア紀行
cinema staff
the shes gone
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
Newspeak
Amber's
パピプペポは難しい / IQ99
- 2025.08.02
-
Saucy Dog
マオ(シド)
四星球 / フラワーカンパニーズ / Hump Back / 眉村ちあき ほか
なきごと
FIVE NEW OLD
BLUE ENCOUNT
TENDOUJI
カミナリグモ
"Live House Pangea presents「新世界FESTIVAL2025」"
あれくん
藤沢アユミ
reGretGirl
Nothing's Carved In Stone
ぜんぶ君のせいだ。
岸田 繁(くるり) / 向井秀徳アコースティック&エレクトリック / 折坂悠太
古墳シスターズ
PENGUIN RESEARCH
忘れらんねえよ
シナリオアート
SCOOBIE DO
eastern youth
"NEW HORIZON FEST"
ExWHYZ
BRADIO
映秀。
- 2025.08.03
-
Saucy Dog
なきごと
四星球 × G-FREAK FACTORY
マオ(シド)
ビレッジマンズストア
PK shampoo
フラワーカンパニーズ
BLUE ENCOUNT
Nothing's Carved In Stone
FIVE NEW OLD
reGretGirl
さめざめ
カミナリグモ
あれくん
忘れらんねえよ
SCOOBIE DO
"NEW HORIZON FEST"
古墳シスターズ
Lucky Kilimanjaro
め組
コレサワ
有村竜太朗
- 2025.08.05
-
Hump Back
BLUE ENCOUNT
YOASOBI
- 2025.08.06
-
bokula.
KALMA
SHE'S / トンボコープ / Fish and Lips
Hump Back
BLUE ENCOUNT
YOASOBI
Conton Candy / Laughing Hick / なきごと / the paddles ほか
フィロソフィーのダンス
Hello Hello
Dannie May / yutori / muque / CLAN QUEEN ほか
キュウソネコカミ
- 2025.08.07
-
羊文学 × Omoinotake × マルシィ
bokula.
ザ・クロマニヨンズ × 斉藤和義
坂本慎太郎
忘れらんねえよ
MAPA
Mirror,Mirror
"閃光ライオット2025"
キュウソネコカミ
フラワーカンパニーズ × NakamuraEmi
Panorama Panama Town
- 2025.08.08
-
THE YELLOW MONKEY
ビレッジマンズストア
そこに鳴る
MAPA
KALMA
忘れらんねえよ
BLUE ENCOUNT
reGretGirl
YOASOBI
女王蜂
Nothing's Carved In Stone
終活クラブ
Bye-Bye-Handの方程式
JYOCHO
LOCAL CONNECT
Panorama Panama Town
- 2025.08.09
-
eastern youth
フラワーカンパニーズ ※振替公演
鶴 / 水中スピカ / ターコイズ / some you bit
セックスマシーン!!
Bye-Bye-Handの方程式
片平里菜
HY
Faulieu.
9mm Parabellum Bullet [Expand Session] / フレデリック / TenTwenty / BIGMAMA ほか
ハク。
古墳シスターズ
マオ(シド)
Lucky Kilimanjaro
reGretGirl
YOASOBI
anew
パピプペポは難しい
CROWN HEAD
カミナリグモ
LOCAL CONNECT
GIFTMEN
超☆社会的サンダル
豆柴の大群
"LuckyFes'25"
"UKFC on the Road 2025"
RELEASE INFO
- 2025.07.29
- 2025.07.30
- 2025.07.31
- 2025.08.01
- 2025.08.06
- 2025.08.08
- 2025.08.11
- 2025.08.13
- 2025.08.15
- 2025.08.20
- 2025.08.22
- 2025.08.27
- 2025.08.29
- 2025.09.03
- 2025.09.05
- 2025.09.10
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
Organic Call
Skream! 2025年07月号