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INTERVIEW

Japanese

夜の本気ダンス

2014年03月号掲載

夜の本気ダンス

Member:鈴鹿 秋斗 (Dr/Cho) マイケル (Ba/Cho) 町田 建人 (Gt) 米田 貴紀 (Vo/Gt)

Interviewer:天野 史彬

-マイケルさんは表にガンガン出て行くタイプなんですね。メンバー間でそういった部分に違いがあるのも面白いですよね。ただ、米田さんが好きだった80'sリヴァイバルのバンドたちが海外で盛り上がってた頃って、日本ではそれこそ銀杏BOYZやRADWIMPSが人気でしたよね。あの当時、日本と海外のメインストリームのロックって凄く乖離してたと思うんですけど、そういうのって実感してました?

米田:そうっすね......確かにそれはありますけど、ただ、僕は最初ASIAN KUNG-FU GENERATIONを聴いて音楽に興味を持ったんで、アジカンは洋楽と邦楽をクロスオーヴァーさせるというか、自分たちのフェスで海外のバンドを呼んだりしてたから、そんなにかけ離れてる感じはしてなかったですね。

-ああ、なるほど。確かにアジカンは積極的に海外バンドのフックアップも行ってましたもんね。あと、夜の本気ダンスが結成されたのは2008年ですけど、当時はちょうどThe Mirrazやthe telephonesのような、日本でも海外のインディー・バンドに通じる価値観を持って活動するバンドたちが話題になり始めた時期でもあったと思うんです。あの辺りのバンドに影響される部分はありましたか?

米田:僕はそこらへんは正直あんまり聴けてないんですよね。

マイケル:いや、でも僕はここに入る前のバンドでthe telephonesのコピーはしてましたね。だから、個人的には少なからず影響は受けてますね。

-なるほど、わかりました。あと、これも訊いとかなきゃいけないと思うんですけど、夜の本気ダンスって、凄くインパクトのあるバンド名ですよね。どういった理由でつけられたんですか?

4人:それは内緒の......どっちにする......?(全員で相談し始める)

-由来がいくつかあるんですか(笑)?

鈴鹿:いや、笑えるバンド名なわりに、理由が普通過ぎてあまりにも面白くないというか(笑)。だから、なんかいい由来ないかなってたまに考えるんですけど、あんまりいいのが思い浮かばなくて......。

-本当の由来でいいですよ(笑)。

鈴鹿:元々、前にヴォーカルをやってた女の子の部屋が芸術的な部屋というか、わけわからへん新聞の切抜きとかをその辺に貼ってる部屋で。その中に"夜の本気ダンス"って書いてある新聞の切抜きがあったんです。他にも"自爆テンポ"とか、いろいろバンド名候補は挙がったんですけど(笑)、"夜の本気ダンス"って見た時に、インパクトあるし、それにしよっかって感じで。それがなかったら今頃、自爆テンポになってたかもしれないです(笑)。

-(苦笑)でも由来はどうであれ、こうやってダンス・ロックをやってて、しかもバンド名が夜の本気ダンスって、"ダンス"っていうものに対する強い思い入れを感じさせるんですが。

米田:そうですね......でも僕は、ロック・ミュージックって、そもそもダンス・ミュージックだと思ってるので。踊れへんロックって、"それはロックなのか?"ってくらい僕は思ってて。

-じゃあ、自分たちにとって、ダンス・ミュージックとしてのロックに絶対必要なポイントってありますか?

米田:"グルーヴ"とか言ったら調子乗ってるって思われるかもしれないけど(笑)、打ち込みでは出せへん生の感じというか。走ったりもつれたり、そういうのを含めてのグルーヴの感じですね。