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COLUMN

あれくんの"僕の視界に映るもの全てを"【第1回】

2021年08月号掲載

あれくんの"僕の視界に映るもの全てを"【第1回】

シンガーソングライターとして主にSNSでの活動をしている、あれくんです。

夜韻-Yoin-というユニットを去年の3月に結成し8月にメジャーデビューを果たして、現在は5/26にリリースされた2nd mini album『Pandora』を引っ提げての全13都市ツアー公演の真っ最中(※執筆時)!

初の夜韻ツアーライブですが、5/20日名古屋からスタートを切りました。
僕自身SNSに生かされてる人間ってこともあってかツアーライブ一本目の公演が始まる前までずっと不安に何度も押しつぶされそうになってました(笑)。
そもそもの有観客ライブが久しぶりすぎるっていうのもあって。
でも、1日目の名古屋公演を終えてこんなにも心から楽しかったと思えるようなライブは初めてじゃないか?ってくらい個人的には最高でした。
それがお客さんやファンのみんなにも伝わってたら嬉しいなぁなんてここに書き綴っておきます(笑)。

そうそう!ツアーとなると長時間メンバーと同じ時間を共有するから、何かと意見がぶつかったり予期せぬハプニングがあったりとかそういうの結構あるあるって話をよく耳にするんだけど、本当に皆が思い描いてる以上に夜韻メンバー仲がとてつもなく良くて、終始修学旅行のようなテンション感で無事名古屋公演、大阪公演と佐賀公演を乗り切りました。
コロナが流行してから人と会う機会が減って人の温かさを忘れていたけど、今回の有観客ライブで人の温かさを改めて知ることができたいいきっかけにもなって、ツアーライブっていいことしかないなー!なんて思えてきました。
今まで、ライブが本当に苦手だったけどこうやって色んな経験を積んでいく中で、またやりたいなぁって思えるようにライブへの意識も少しずつ変わってきたし。大人になったなって感じます。自分で言うなって感じだけど(笑)。

さて、ファーストターンが終わって思ったことはめちゃくちゃ短く感じた。って言うのが正直な感想で、メンバー一同「寂しいね」なんて打ち上げでお酒でも嗜みながら語り合ってたんだけど、この思い出すらも何年、何十年と懐かしい記憶になってお酒のつまみになるんだろうなぁと思うとエモいね(笑)。
ツアーの醍醐味でもあるご当地グルメを食べ回り過ぎて太らないようにしないと......気をつけよ(笑)。

あっという間に終わってしまった名古屋、大阪、佐賀と3公演だったけれど、本当に素晴らしかった。楽しみにしていた美咲の地元でもある福岡公演は中止になってしまったけれど、夜韻として僕あれくんとしても大きくなってから改めてライブができることを祈ってます。

最後にこのご時世の中、医療従事者の方々が緊迫した状況下で身を削ってまで国を支えてくれているのに対し、少しでも感染リスクのあるツアーライブをすることに対しての罪悪感や抵抗感は正直凄くありました。
ただ、去年も初ソロワンマンライブを中止し、今年も中止にしたら、いつになってもできないような気がして。いつ止むか分からない嵐をただ横目に待っていてもなにも始まらないし何も進まない、自分が生きてきた中での思い出に"後悔"が強く残るのは違うなって思い皆で話し合って今回はツアーを行わせて頂くことになりました。それも、たくさんのご協力のもとで成り立ってます。足を運んでくださったお客さんやファンの皆様、配信ライブを見てくださった方々。本当に感謝してもしきれません。
ありがとうございます。
次はもっと、噛み砕いて書いていければなと思ってます~!

あれくん

2018年、YouTubeに投稿した楽曲「ばーか。」がSNSを中心に話題となり活動開始。2020年3月に1stアルバム『白紙』を配信し、同年"RO JACK for ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2020"で優勝。8月に発表した「好きにさせた癖に」はMV再生回数が1,050万回を超えている。2021年9月29日にはメジャー1stアルバム『呼吸』のリリースが決定。また、2020年3月からは3人組ユニット、夜韻-Yoin-のヴォーカルとしても活動中。