Japanese
SODA KIT
2024年03月号掲載
Member:Yupsilon Rasetsu Figaro Mugei
Interviewer:高橋 美穂
今年は、会いに行けるバーチャル歌い手グループになるんじゃないかな(笑)?
-続いては「カゲボウシ」。これは哀を表現したFigaroさん主人公の楽曲ですが、自分語りシートはどのように書かれたんでしょうか?
Figaro:哀しいけど、どっちかっていうと哀れに近いかなって書きました。自分の記憶から何か曲を書けないかなって探したんですけど、最終的に、思った以上に自分に哀しい経験がないのが哀しいよね、みたいな(笑)。それでユプちゃん(Yupsilon)にお願いしたら、早い段階で曲が上がって、すごい自分に刺さって。歌詞も、"こんな感じのことが言いたかったの!"というもので。恋愛、人間関係が絡んでいる曲なんですけど、自分から別れるって言うよりは、相手に別れのタイミングを任せているんだけど、夜は思い出して泣くし、話をしたいし。そんな自分が、哀しいっていうよりは馬鹿だなぁみたいな、憐みの曲。これがピッタリすぎて、自分の中でほぼテーマ・ソングみたいになっちゃっていますね。
Yupsilon:フィーちゃんと出会ったきっかけが、ソロでのオリジナル曲を楽曲提供するっていうご依頼を受けたことだったんですよ。そのときに「トワイライト」(2021年リリースの2ndシングル)っていう曲を書いて。フィーちゃんの声にはこういう曲が合うなって書かせてもらったんですけど。その流れもあって、また違うお話を違う角度で描いてみた――ある意味では第2弾だったので、「カゲボウシ」はサクサク書けました。フィーちゃんの声を聴くと、どうしても別れの曲になっちゃうんですよね(笑)。透き通っているけれどもの寂しい、情緒溢れる声なので。幸せなラヴ・ソングより別れのラヴ・ソングが合う(笑)。
Figaro:正直......得意(笑)。恋愛ソング得意!
Yupsilon:筆が乗りました(笑)。ただ、この曲は100パーセントフィーちゃんをイメージして書いたので、僕ら3人が歌う場所なくね? って(笑)。Rasetsuさんはフィーちゃんと真逆のめちゃ低音も出るから、ふたりの声の2層構造はド頭から入れたかったんですよ。だけど、僕とMugei君は全然出てこない(笑)。
Mugei:まったく(笑)。
Yupsilon:レコーディングのときも、Mugei君が"俺、歌うとこなくね?"って(笑)。群像劇シリーズの最初に「カゲボウシ」を書いたんですけど、曲を書くのが難しいんじゃなくって、主人公以外の配役が難しかったです。でも、YupsilonとMugeiが歌って意味のあるようにしたかったので、2番の"一瞬たりと逃さぬように"からはわりとYupsilon節が炸裂しています。僕の曲、2Aが難しくなりがちなんですけど、そういう展開になりました。
Figaro:スピード感があるよね(笑)。いいと思う、ジェットコースターみたいで。
Yupsilon:歌詞も、全体的に感情描写が多いんですけど、ここだけシーンがバーンって変わって、過去の話、喩えでの情景描写になっています。夏の曲なので、金魚掬いの話なんですけど。
-だから"穴があいた/そこから君は飛び出してしまった"なんですね。続くRasetsuさん主人公の楽を表現した「一刀両断」で、ガラッと雰囲気が変わりますね。
Yupsilon:これも自分語りシートを書いてもらって、Rasetsuにいさまが思う楽とは? みたいなところから。にいさまは噓つきな鬼なんですけど、くだらない噓をついて人を笑わせるようなキャラクターなので。キャラクターっていうか、性格自体がエンタメな人なんですよね(笑)。だからエンタメ色が強い曲にしようと。あとは、僕もそうなんですけど、細かいことは気にしない。"なーにクヨクヨしてんだよ!"っていう性格なので、それを前面に押し出した曲にしようと。しかもお祭り男じゃないですか。
Rasetsu:まぁ、パーティーピーポーだね(笑)。
Yupsilon:(笑)。SODA KIT唯一の陽キャなので。タオルを振り回してイェイイェイ! ってやるようなライヴ・ソングにしたいっていう。あと、SODA KITで"カゲプロ(カゲロウプロジェクト)"シリーズを6作品カバーしたんですけど、そのときにRasetsuさんの声がめちゃめちゃ合っていて。この人、ギター・ロックに合う声だなぁと。だから"カゲプロ"からのインスパイアもありました。
-活動を重ねてきたこともあって、今作はこの人にはこういう曲調、雰囲気が合うってジャッジしやすかったのかもしれないですね。
Yupsilon:そうですね。だから今回はめちゃ作りやすかったです。みんなの人間性や、歌の得意なところとか、好きなものも――Mugei君ならラップだし、フィーちゃんならバラードだし、Rasetsuならギター・ロックってわかっていたので。
-歌ってみて、Rasetsuさんはいかがでしたか?
Rasetsu:僕、SODA KIT全体で歌うときって、低音で支えがちなんですよ。ですけど、「一刀両断」はちょっとキー高めなんですね。そのなかで、語り掛けるような歌詞が多いから、ちょっとおどける感じというか、良くも悪くも軽薄な感じ? 真剣に前のめりになっている人に対して、"まぁちょっと止まってみようぜ!"みたいに軽く話し掛ける歌い方にしました。でも、決めるところは決めるというか、急に低くなるところもあるので。Yupsilonは、僕のセクシーさが欲しかったんだと思います(笑)。
Yupsilon:はははははは! そうですー(笑)。SODA KITって、リアル会場でのライヴはまだ11月のファンミ("SODA KIT 1stファンミーティング「Road to harevutai」")と1月のワンマン("SODA KIT ワンマンライブ 「PERSONA」")しかやっていないんですけど、そのときに影ナレでお客さんを煽ったりしたんですよ。主に担当したのはRasetsuさんなんですけど、"はい、みんな手ぇ挙げてー!"、"はい、隣見てー!"、"はい、友達―!"みたいな(笑)。それがすごく面白かったので、そのまま歌詞に入っています。
Rasetsu:"人類みな友達だぜ"ですね(笑)。
Yupsilon:だし、"ねぇ見渡してみようか/お隣さんはどんな人?/目が合ったら笑っちゃうよね/はい!ハッハッハッ"ね(笑)。ここは1月のワンマンの影ナレのまんまです。
-またライヴのときに聴きたいですね。
Figaro:毎回、ライヴのたびに友達が増えるっていう(笑)。
-5月4日にライヴ("SODA KIT ワンマンライブ / ファンミ「ロングラン」")をやるという情報もうかがっていますが、これだけライヴで映えそうな楽曲が増えると、ますます楽しみですね。
Yupsilon:この5曲は全部やります!
Rasetsu:練習がエグいことになる(笑)。ダンスも覚えなきゃ。でも、今までとは絶対に違うライヴになることは確定しているので、より楽しめると思います。
-しかもYupsilonさんは、その翌日の5月5日にソロ・ライヴ("ユプシロン 1st real ONE-MAN LIVE「OPEN THE DOOR」")もあるっていう。
Yupsilon:ひえー......これ、ほんとはくっついていないはずだったんです。でも、たまったまこの日が空いていて。わざと2デイズにしたわけじゃないんです! 頑張ります。
Rasetsu:Yupsilonだけ、さらに大変ですね(笑)。
-大変だけど、楽しい2日間ですね(笑)。
Rasetsu:それは間違いないです!
-今年は、作品はもちろん、ライヴでも活躍していくSODA KITが見られそうでしょうか?
Mugei:きっとそうですね。
Yupsilon:今年は、会いに行けるバーチャル歌い手グループになるんじゃないかな(笑)?
-作品としても、次作のテーマは見えているんでしょうか?
Yupsilon:やりたいこと、決まってます! メンバーにも言っていて。次は、架空のアニメの主題歌を1曲ずつ作るっていう。バトルもののアニメのキャラクターにSODA KITの4人がなったときの主題歌とか、RPG系ならこれ、異世界転生モノなら、部活アニメなら......とか。勝手に妄想しています。
-すごく面白そう! 改めて、いろんな可能性を持ったグループだなぁと思います。
Yupsilon:いつかは本当のアニメのタイアップをやりたいんですけど、叶うまで待つんじゃなくて、自分らでどんどんやっていきたいなと思っています。これからの作品も楽しみにしていてほしいです!
Warning: mysql_query() expects parameter 2 to be resource, null given in /home/gekirock2/www/skream/parts/ranking.php on line 122
Warning: mysql_query() expects parameter 2 to be resource, null given in /home/gekirock2/www/skream/parts/ranking.php on line 125
LIVE INFO
- 2025.06.25
-
オレンジスパイニクラブ
ザ・シスターズハイ
SHE'S
星野源
TenTwenty
Czecho No Republic
PEDRO×詩羽
People In The Box
斉藤和義
岡崎体育
- 2025.06.26
-
Creepy Nuts
ザ・シスターズハイ
ヤングスキニー
怒髪天
ドミコ
TENDOUJI
the dadadadys
斉藤和義
WANIMA
岡崎体育
にしな
プルスタンス / Navy HERETIC / cherie / ライティライト
- 2025.06.27
-
四星球
Creepy Nuts
GOOD ON THE REEL
Subway Daydream
東京スカパラダイスオーケストラ
ビッケブランカ
the shes gone
The Slumbers
GLIM SPANKY
オレンジスパイニクラブ
女王蜂
ポルカドットスティングレイ
ドミコ
フリージアン
サイダーガール
TENDOUJI
Nothing's Carved In Stone
荒谷翔大
yama × 群馬交響楽団
chilldspot
WHISPER OUT LOUD / Good Grief / CrowsAlive / UNMASK aLIVE
Amber's × シズクノメ
空白ごっこ
WANIMA
岡崎体育
"LIVEHOLIC 10th Anniversary series~ナニカシラ presents sunriseeee!!!!〜"
- 2025.06.28
-
眉村ちあき
女王蜂
鶴
LOCAL CONNECT
竹内アンナ
GRAPEVINE
怒髪天
[Alexandros]
Lucky Kilimanjaro
Organic Call
浅井健一
"CRAFTLAND"
チリヌルヲワカ
the shes gone
CYNHN × タイトル未定 × fishbowl
OKAMOTO'S / w.o.d. / MONO NO AWARE / Laura day romance ほか
いゔどっと
いきものがかり
ASP
コレサワ
ドレスコーズ
神はサイコロを振らない
Laughing Hick
荒谷翔大
福永浩平(雨のパレード)
FINLANDS
the dadadadys
私立恵比寿中学
スカート
ゴキゲン帝国
礼賛
ORCALAND
"World DJ Festival Japan 2025"
ネクライトーキー
FIVE NEW OLD
斉藤和義
sumika
"TAKASAKI CITY ROCK FES.2025"
忘れらんねえよ / BLUE ENCOUNT / ヒトリエ / 打首獄門同好会 ほか
Halo at 四畳半
TGMX(FRONTIER BACKYARD etc.)
岡崎体育
Novelbright
- 2025.06.29
-
眉村ちあき
アルコサイト
ヤングスキニー
ブランデー戦記
鶴
竹内アンナ
GRAPEVINE
[Alexandros]
HEP BURN
GLIM SPANKY
怒髪天
FINLANDS
Lucky Kilimanjaro
ネクライトーキー
東京スカパラダイスオーケストラ
浅井健一
Chimothy→
SVEN(fox capture plan)
いゔどっと
大原櫻子
荒谷翔大
reGretGirl
ドレスコーズ
VOI SQUARE CAT
終活クラブ
サイダーガール
ポルカドットスティングレイ
いきものがかり
ASP
コレサワ
清 竜人25
私立恵比寿中学
"World DJ Festival Japan 2025"
おいしくるメロンパン
斉藤和義
sumika
"TAKASAKI CITY ROCK FES.2025"
yutori
岡崎体育
Nothing's Carved In Stone
Novelbright
- 2025.06.30
-
Dear Chambers
清 竜人TOWN
浜崎容子(アーバンギャルド)
Hump Back
岡崎体育
- 2025.07.01
-
ビレッジマンズストア
Mirror,Mirror
岡崎体育
- 2025.07.02
-
ヤングスキニー
キュウソネコカミ
SHE'S
Saucy Dog
Hump Back
Laura day romance × Billyrrom
Jean-Ken Johnny(MAN WITH A MISSION)/ 寺中友将(KEYTALK)/ 谷口 鮪(KANA-BOON)/ アユニ・D(PEDRO)
ドミコ
岡崎体育
- 2025.07.03
-
ヤングスキニー
キュウソネコカミ
斉藤和義
go!go!vanillas
蒼山幸子
kobore × プッシュプルポット × Brown Basket
PK shampoo
TenTwenty
Saucy Dog
ビレッジマンズストア
クジラ夜の街
KALMA
the dadadadys
神聖かまってちゃん
サカナクション
フィロソフィーのダンス×清 竜人25
岡崎体育
- 2025.07.04
-
Nothing's Carved In Stone
MAN WITH A MISSION
斉藤和義
ExWHYZ
GRAPEVINE
SAKANAMON
LOCAL CONNECT
the shes gone
ビレッジマンズストア
蒼山幸子
kobore × プッシュプルポット × Brown Basket
女王蜂
ザ・シスターズハイ
DOLL PARTS
カナタタケヒロ(LEGO BIG MORL)
GANG PARADE
佐々木亮介(a flood of circle)
大原櫻子
緑黄色社会
ポルカドットスティングレイ
リーガルリリー
浅井健一
サカナクション
Mom
- 2025.07.05
-
Nothing's Carved In Stone
SAKANAMON
鶴
THE ORAL CIGARETTES / ヤングスキニー / 水曜日のカンパネラ ほか
reGretGirl
GLIM SPANKY
チリヌルヲワカ
キュウソネコカミ
ART-SCHOOL
コレサワ
[Alexandros]
フラワーカンパニーズ
shallm
go!go!vanillas
アーバンギャルド
ExWHYZ
FINLANDS
"見放題大阪2025"
GRAPEVINE
片平里菜
HY
SCOOBIE DO
the shes gone
怒髪天
荒谷翔大
the dadadadys
envy
サイダーガール
緑黄色社会
め組
Helsinki Lambda Club
androp
WtB
ASP
Conton Candy
The Slumbers
有村竜太朗
- 2025.07.06
-
PEDRO
Creepy Nuts
UVERworld
鶴
ビッケブランカ
sumika / Novelbright / Omoinotake ほか
荒谷翔大
reGretGirl
[Alexandros]
竹内アンナ
go!go!vanillas
ネクライトーキー
FIVE NEW OLD
DYGL × Newspeak × ANORAK!
片平里菜
PK shampoo
GLIM SPANKY
"見放題名古屋2025"
女王蜂
SCOOBIE DO
怒髪天
チリヌルヲワカ
ART-SCHOOL
Bimi
jizue
クレナズム
halca
HY
SIX LOUNGE
ドレスコーズ
LEGO BIG MORL
有村竜太朗
フラワーカンパニーズ
- 2025.07.07
-
ビレッジマンズストア
NakamuraEmi
浅井健一
- 2025.07.08
-
TENDOUJI
Hump Back
go!go!vanillas
ビレッジマンズストア
the dadadadys
kobore × プッシュプルポット × Brown Basket
銀杏BOYZ
- 2025.07.09
-
SHE'S
いきものがかり
Maki
山内総一郎(フジファブリック)
RELEASE INFO
- 2025.06.25
- 2025.06.27
- 2025.06.28
- 2025.07.02
- 2025.07.03
- 2025.07.04
- 2025.07.05
- 2025.07.06
- 2025.07.07
- 2025.07.08
- 2025.07.09
- 2025.07.11
- 2025.07.13
- 2025.07.15
- 2025.07.16
- 2025.07.20
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
音ノ乃のの
Skream! 2025年06月号