Japanese
LEEVELLES
2023年04月号掲載
Member:小川 紘輔(Vo) 川﨑 純(Gt) 宮地 正明(Ba) 髙木 皓平(Dr)
Interviewer:山口 智男
"今めっちゃいい命の使い方をしている! この気持ちを曲に落とし込みたい"と考えた
-自分たちがワクワクできるという意味では、新曲のリリースもそうだと思うのですが、ここからは本日3月29日に配信リリースした新曲「Step&Step!」について聞かせてください。"洋服の青山CM レディースフレッシャーズ『橋本環奈スーツチェンジ篇』"のタイアップ曲というところから取り組んでいったと思うのですが、どんなふうに作っていたのでしょうか?
髙木:O-WESTワンマンは、僕らにとって大きな挑戦だったんですけど、それを成功させるために、いろいろな努力を積み重ねるなかで、自分でやりたいことに全力で取り組みながら、それに向かって一歩一歩進んでいく感覚があって"あ、俺今めっちゃいい命の使い方をしている! この気持ちを曲に落とし込みたい"と考えていたら、ちょうど"洋服の青山"さんのCMソングのコンペに参加させてもらえることになって。コンペのお題としてざっくりと"新生活"というキーワードだけがあったので、挑戦した先にしか存在しない自分の姿ってあると思うんですけど、挑戦したからこそ存在している自分に会いに行くイメージで作りました。結果、CMにぴったりだと言っていただけたんです。
-なるほど。CMソングではあるけれど、バンドとしての自分たちの気持ちもしっかりと歌った曲になったのは、そういう作り方をしたからだったわけですね。
髙木:そうですね。挑戦っていうのは、テーマとして僕らがずっと持っているものなので、このタイミングでこの曲が作れて良かったと思います。
-ファンキーな曲調が印象的です。『SEASON』の「Mimic Me」、『COLORS』の「killing me!~輪廻転生~」、そして今回の「Step&Step!」と、ファンキーな楽曲が徐々に増えてきた印象があるのですが、今回こういう曲調になったのは、どんなきっかけで?
髙木:踊れて、なおかつ未来を連想させるものにしたいというところで、"未来"という言葉からの連想で、だったらフューチャー・ベースだろうとなりました(笑)。
-なるほど!
髙木:フューチャー・ベースのキラキラ感とバンド・サウンドを重ね合わせたら面白い曲ができるんじゃないかってところからスタートしました。
川﨑:そこから歌詞を踏まえたうえで、各々で解釈して、自分の要素を加えていったんです。
-各々、どんなアプローチをしていったんですか?
川﨑:ギターはノリを意識しました。ちょっとやんちゃな雰囲気で、未来に対する期待感をノリで表現したかったんです。そこに、ただキラキラなだけじゃなくて、誰もが未来に感じる不安の要素も入れようと思いました。
宮地:楽曲的にもタイミング的にも挑戦したいと思えたので、これまでやっていないことをやりたいと思って、ベース・プレイに細かいパッセージを加えることも含め、ファンキーさを表現することに挑戦してみました。もともと、得意としているプレイではなかったので、正直不安もあったんですけど、同時に新しいことをやることに対するワクワクもあるという意味では、曲のテーマにぴったりだと思いましたね。
髙木:ドラムは曲を作りながら考えていたので、自分のイメージのまま叩いたんですけど、軽さを大事にしました。『SEASON』収録の「innocent」をはじめ、これまではどっしりとしたリズムをイメージしながら叩いている曲が多かったんですけど、それとは真逆の発想で。それもひとつの挑戦だと思うんですけど、軽く、ノリ良く叩きました。
-うっかりファンキーな曲とひと言でまとめてしまいましたが、同じファンキーな曲調でも、軽やかさというところが「Step&Step!」の新境地に繋がるわけですね。ヴォーカリストとしてはどんなアプローチを?
小川:ジャケットのイラストは僕が描いているんですけど、イラストのようにウサギが跳ねるイメージを大事にしたうえで、言葉のひとつひとつのエッジは効かせるような歌い方をしました。レコーディングはワンマン・ライヴの2日後だったので、大丈夫かなとちょっと思ったんですけど、その2日間でめちゃめちゃ詰めて、言葉がしっかりと届くように仕上げて、歌録りには臨みましたね。
-それもひとつ挑戦だったわけですね。"幻想を重ねよう わずか1行きりでも「予感」に出会えたら/輝く明日になる"という歌詞がありますが、例えば、バンド活動を続けるなかで、みなさんはどんな瞬間に輝く明日の予感を感じますか?
川﨑:曲作りももちろんですけど、ライヴでお客さんの顔を見たときですね。その顔を見たくて、バンドをやっているところも少なからずあるので。やっぱり音楽ってみんなで共有して楽しむものだと思うんですよ。コロナ禍で、それができなかった時期もあったので、僕はそれですね。
髙木:僕はメンバーが生き生きしているところを見ると、これだったらもっと先に行けるぞって思います。
宮地:何個か思いついたんですけど、一番感じるのは練習しているときなのかな。漠然としているんですけど、"あ、これをやろうとしているんだ。俺らは"っていうのが見える瞬間があって、そのときの感覚は、その歌詞に近いのかなと思います。
小川:僕は制作です。メンバー同士、仲はいいんですけど、制作中はやっぱりピリピリするし、ぶつかり合うこともあるんです。だけど、ピリピリしながらも全員のテンションが上がる瞬間があるんです。そういうとき、"おぉっ、これだ!"って思うんですよ。そうやってできあがったものを、お客さんに届けたとき、さっき純君が言ったみたいにお客さんの喜んでいる顔が見えて、またさらに予感を感じるんです。
-最後にリリース後の活動予定を教えてください。
小川:3月30日に神戸のmusic zoo KOBE 太陽と虎("TAITORA OF LOVER -タイトラバー2023-")と、翌31日に名古屋の池下CLUB UPSET("Say hi to spring")でライヴがあります。4月も3日に東京の大塚Deepa(["scene"~JAPAN LIVE HOUSE INTERSECTION Vol.11~])、29日は下北沢のサーキット・イベント"切磋琢磨CIRCUIT in SHIMOKITA 2023~SPRING~"に出演します。それ以降もライヴは順々と決まっていくと思います。30日のライヴから「Step&Step!」も演奏すると思うので、楽しみにしていてください!
LEEVELLES
RELEASE INFORMATION
メジャー・プレデビュー・デジタル・シングル
「Step&Step!」
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NOW ON SALE
[ユニバーサル ミュージック]
※"洋服の青山CM レディースフレッシャーズ『橋本環奈スーツチェンジ篇』"CM曲
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