Japanese
YONA YONA WEEKENDERS
2022年10月号掲載
Member:磯野くん(Vo/Gt) キイチ(Gt) スズキ シンゴ(Ba) 小原“beatsoldier”壮史(Dr)
Interviewer:蜂須賀 ちなみ
YONA YONA WEEKENDERSが4th EP『嗜好性』を完成させた。メンバーの好きなバンド、bonobosより蔡 忠浩をゲスト・ヴォーカルに迎えた「夜行性 feat. 蔡忠浩(bonobos)」、BEAMSの人気レーベル"SSZ"のディレクターである加藤忠幸とのコラボから生まれた「1989's」、そして「考え中」といった先行配信楽曲に加え、新曲2曲を収録した5曲入りEP。彼らならではの遊び心とともに届けられるのは、"もっと自由でいいのでは?"という軽やかな提案だ。"嗜好性"というテーマに辿り着いた背景、各曲の制作エピソードを中心に話を訊いた。
-フィジカルのリリースとしては1stフル・アルバム『YONA YONA WEEKENDERS』(2021年)以来約10ヶ月ぶりですね。この10ヶ月はいかがでしたか?
磯野くん:前半はコロナの影響で出る予定だったライヴが中止になったりして、あんまり思うように動けなかったんですよ。だけど全国ツアー("1st Full Album『YONA YONA WEEKENDERS』Release Oneman Tour")を回り始めたくらいの時期から、制限も少しずつ緩和されていって。ツアーの初日の福岡では、ライヴが終わったあと、みんなで中洲に繰り出したんです。中洲でもちょうどその時期から屋台が再開していたので、ライヴして、酒飲んで中洲に繰り出して、また酒を飲んで......とわいわいやれたのが久しぶりだったので、"やっと戻ってきたな"という感じがあって。そこから現在に至るまで、気持ち的にものびのびやれていますね。
キイチ:感染症対策の一環で、ライヴハウスでお酒が提供されない時期があったじゃないですか。そのときは、床がきれいだったなって。
磯野くん&スズキ&小原:あ~。
キイチ:歩いていて床がバリバリいう感じも久しぶりで、あぁ、ライヴハウスが戻ってきたなぁって感じを味わえましたね。僕ら、お酒が好きだと言っているので、差し入れもいっぱいいただいて。そういうのも嬉しかったです。(今年)6月のワンマン("YONA YONA WEEKENDERS ONEMAN LIVE -1989's-")のときにはお客さんから差し入れのビールを募ったんですよ。"この中に入れてください"って入り口に箱を置いて。たくさんいただいちゃったので、次の日、対バンのTHE FOREVER YOUNGにもあげました(笑)。
磯野くん:でも、あの日はすげー楽しかったし、みんな楽しそうだったよね。
スズキ:そうそう、それが嬉しかった。なかなか見ない光景だと思うんですけど、PAの方とかも全員飲んでたんですよ(笑)。
磯野くん:スタッフさんが缶ビールを5本くらい抱えて、袖をすーっと通っていくという(笑)。
スズキ:どこの会場もあれを許してくれるかと言ったらそうじゃないと思うんですけど、やっぱり楽しいよね。みんなで飲むのが一番。
-やっぱりライヴハウスにお酒があるのとないのとでは違いますか。
磯野くん:違いますね。僕ら、ステージドリンクで普通にお酒を飲んだりするんですけど、もちろんお酒を売れないライヴのときは僕らもステージで飲めないので、やっぱりそこはデカい(笑)。あと、お酒って自分自身を解放させてくれるものだから、単純に楽しくなれますしね。僕らがステージで自由にやっているときの楽しそうな感じは、お客さんにも伝染するんじゃないかと思っているし、酔っ払っておかしくなっているみんなを見るのも面白いし。そういう感じがまた戻ってきて良かったですね。
-さて、今回のEPはタイトルにもなっている"嗜好性"がテーマとのことで。
磯野くん:4月に配信リリースした「夜行性 feat. 蔡忠浩(bonobos)」は、まさに今話したように、夜にお酒を飲める感じが戻ってきたときに"やっぱり楽しいな、俺らこういうのが好きだったよな"と思いながら書いた曲だったんですよ。そこで、自分たちの好きなbonobosというバンドのフロントマンである蔡さんにお声掛けしたんですけど、時を同じくして、BEAMSの加藤(忠幸)さんから"イベントを一緒にやりませんか"というお話をいただいて、"じゃあテーマ・ソングを作っちゃおうか"というところから「1989's」ができて。"嗜好性"というワードや、"自分たちの好きなものをひたすらブチ込んだCDを作ったらおもろいんじゃないか"という構想が出てきたのは、その2曲ができたあたりの時期ですかね。
-ちょうど「夜行性 feat. 蔡忠浩(bonobos)」リリースの数日前に、bonobosは2023年春をもって解散することを発表していましたね。
磯野くん:そのことはあとで知ったんですけど、偶然にも"また会えるよ"という歌詞があるので......図らずもそういう感じのところが出たのが、僕的にはエモいなぁと。この曲はお気に入りですね。
-二声のヴォーカルの絡みも心地いいし、夜の空気感がすごく表現されている曲ですよね。この空気感をどう出そうかと、試行錯誤したのでは?
キイチ:たしか、イントロのフレーズをレコーディングの前日に変えたんですよ。"これなんか聴いたことがあるよね?"という話になったから、他のフレーズを出しまくって、どれにする? みたいなことをやって。
小原:自分は、ジャケを決めるときのやりとりが印象に残っているんですけど、締め切り前日くらいになって"やっぱり変えたいな"と思ったんですよ。で、今からカメラマンにお願いしても間に合わないかもということで、スタッフから"壮史、スマホでいいから写真撮ってきて"と言われて、俺、2~3時間くらい歩きながら写真を撮って。そのあと無事カメラマンのスケジュールを確保できたということで、そのほうがめちゃくちゃいい写真を撮ってくれたんですけど、あのときは結構バタバタしていましたね。だから夜のイメージどころじゃなかったです(笑)。
磯野くん:でも、シンゴはベースの音がいつもと違うよね? 彼は硬派な男なので、基本的に音色とかをあんまり変えないんですけど、今回はくるりの「琥珀色の街、上海蟹の朝」のような音を出したいということで、すごくこだわっていたのは覚えています。
スズキ:そうですね、オート・ワウを使ってみました。でも「琥珀色の街、上海蟹の朝」のあの音は結局なんなのか、わからなかったんですよね。オート・ワウなのか、フィルターなのか、シンセ・ベースなのか。だけど今までになかったチャレンジができたので良かったです。
-「1989's」は"明日早いから酒飲んで忘れよう"という歌詞がいいですよね。明日早かったら普通飲まないんですよ(笑)。
磯野くん:ははは(笑)。これは僕らを象徴するような歌詞ですよね。ダメ人間っぽいというか。僕らは1989年生まれなんですけど、この曲は、僕らの世代が観ていたようなテレビ番組の名前とか、自分たちの好きなものを歌詞にたくさん散りばめています。BEAMSとのコラボで作った柄シャツが、加藤さんの好きなブラックウォッチという柄の上に、僕らの好きな酒とつまみを散りばめたようなデザインだったので、そういう歌詞にしてみようと思いましたね。"オールドスクール"や"Authentic"はVANSの靴の名前で、"クリアパープル"はゲームボーイカラーの色です。
-4人ともクリアパープルを持っていたんですか?
キイチ:俺はクリアパープル。
スズキ:俺もクリアパープルだったよ。
小原:俺も。
一同:(笑)
スズキ:あと、歌詞には、昔それぞれがやっていたバンドの曲名が入っているんだよね?
磯野くん:全部じゃないけどね。君のバンドの曲は入れたよ。
スズキ:あれ? あなたのバンドの曲も入ってますよね?
磯野くん:あ、そうだった。入ってますね。
小原:この曲は音も面白いですよね。イントロでフィルターのかかった音を使ったり、クリアパープルのところで電子音が入っていたり、台詞っぽい声が入っていたり。
キイチ:この曲、歌がどう入るのか知らないままレコーディングしたので、Cメロとかちょっとソロっぽく弾いちゃってます、あとから聴いて、"あ、ここ歌が入るんだ"って思ったんですけど。
磯野くん:(笑)あと、コーラスとして西恵利香さんが参加してくださっているんですけど、"チャンネーをはべらし"という歌詞のあとに西さんの"は?"という声が入っているんですよ。あれ、たぶん、みんなあんまり気づいてないんですよね。
-ここで言っておきましょう。歌詞で言うと、"無駄をクリエイション"という言葉も印象に残りました。
磯野くん:僕は、一見無駄なことも自分の血肉になると思っているというか......って言うと、カッコいい言い方になっちゃうんですけど、音楽のことばかりしていても音楽が上手くなるわけじゃないし、ラーメン食いに行くのも1日中ゲームしているのも、全部結局アイディアになると信じて、それを免罪符にしてやっているところはありますね(笑)。
キイチ&スズキ&小原:ははははは!
磯野くん:僕だけじゃなくて、4人とも結構しょうもないことをやっていると思うんですけど、それが個性になり、音になり......というのは絶対にあるんじゃないかなと考えています。
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