Japanese
YONA YONA WEEKENDERS
2022年10月号掲載
Member:磯野くん(Vo/Gt) キイチ(Gt) スズキ シンゴ(Ba) 小原“beatsoldier”壮史(Dr)
Interviewer:蜂須賀 ちなみ
-個人的には、最近、無駄をスキップしていち早く成功した人が勝ちという風潮があるように感じているんです。そういう思考がエンタメの世界にすら侵食してきているから、ファスト映画とかが生まれるんじゃないかと。でも、YONA YONA WEEKENDERSのスタンスは、そういうものとは真逆のところにありますよね。
磯野くん:そうですね。特に僕らは会社員をやっているので、せめてバンドをやっているときは解き放たれたいと常々思っていて。
小原:効率ばかり求める人って、なんかイライラしている気がします。そういう人を見ると"もうちょい適当でいいっしょ"と思うこともありますけど。
キイチ:わかる。僕、30歳くらいまでは"仕事、ちゃんと頑張らなきゃ"と思っていたんですけど、"俺誰のために働いてるんだろう?"、"これが本当にやりたいことなのかな"というところまでいった結果、"ちゃんとしなきゃ"って考え自体が無駄に思えちゃって。だから、僕は社員を辞めました。仕事しているときに"この時間はなんなんだ?"と思っちゃった時点で、一緒に働いている人たちに対して失礼だなと思ったし、生活はできているから、自分の時間をちゃんと作ろうと思って。別に就職がすべてじゃないな、生きていくための方法って他にももっとあるよな、と。
-限られた人生の中で、自分は何に時間を割きたいんだろう? と考えたということでしょうか。
キイチ:はい。仕事終わりにレコーディングに行ったりするので、ギャップを感じちゃったんです。みんなでわいわいやっている時間のほうが楽しいし、生きていくなかで楽しいことを増やしていったほうが絶対にいいだろうと思いました。
-今キイチさんに話していただいたことは、このEPの内容にも繋がる気がします。自分は何が好きで、何を選んで生きていくのか、という。
磯野くん:そうですね。「考え中」なんてずっと考えている曲なんですけど、今まで当たり前だったことが当たり前じゃなくなってきているなかで、とにかく考えていこうよっていうことなんです。さっきキイチが言っていたみたいに、正社員として働く以外にも選択肢はいろいろとあると思うし、リモート・ワークが広まってから、東京にいなくてもいいんじゃないかということで、自由な働き方をされる方が増えてきましたよね。そういうのはいいことなんじゃないかと。僕もYONA YONA(YONA YONA WEEKENDERS)を始めるまでは、奥さんとの結婚もあるし、たぶんこれから子供を作ってマイ・ホームを建てて......"ちゃんとした家庭"って言い方が正しいのかはわからないんですが、みんなと同じように、そういうものを作っていくんだろうなと漠然と思っていたんです。自分の周りにはそういう人生を歩んでいる人が多かったのもあって、"僕もそうならなきゃいけないんだ"って頭でずっとやってきたんですけど、そしたらやっぱりしんどくなって、じゃあバンドやろうとなって、みんなに声を掛けて、始まったのがYONA YONAで。そういう経験をしてきたからこそ、ただ身を任せるだけだとしんどいから、とにかく考えようよって思うんです。
-「考え中」は選択肢のひとつひとつを吟味して、考えることを肯定する曲ですが、今回のEP、全体的に"それでいいんだよ"と肯定して寄り添ってくれる感じがあるなと思いました。バンドの成り立ちや活動背景も踏まえて、かつての自分たちと同じように苦しんでいる人や、何か大切なものが見えなくなってしまっている人のことを、少しでも肯定してあげたいという気持ちはありますか?
磯野くん:うーん。そこまで深く意識しているわけではないですけど、そういう曲がナチュラルに増えてきたなと前作(『YONA YONA WEEKENDERS』)から感じていますね。
小原:あんまり意味のないようなことも歌っていたりするしね。
磯野くん:そうそう。意外と後づけなんだよね。
小原:最初の頃はマジで中身なんてなかったですよ。だけど最近は、ちゃんとおもろい歌詞のまま、そういうことが出てきたなと思っていて。
-「考え中」なんてその極地ですよね。ユニークで遊び心があるうえに、キャッチーで、しかも意味まで詰まっているという。
磯野くん:そうですね。でも"こうだよ"という提示の仕方はやっぱりしたくないので、どうぞ自由に感じ取ってくださいというテンションではあります。
-それでああいう内容のMVを作ったのは?
磯野くん:僕らの意向ではないんですよね(笑)。ドラマ仕立てのMVのときは僕の友達が監督をしてくれているんですけど、僕から伝えているのは、"僕が主演で、きれいな女性と絡めるMVを作りたいです"ということだけで。だけど彼のフィルターを通すと、ああいう感じになるという。
キイチ:(磯野くんは役として)本当にずっと怒られていたんですよ。僕らが途中で観に行ったら、演技なのにすごくへこんでて。
磯野くん:いやー、さすがにね。朝からずっと怒られてたから。演技といえども、すごく嫌な気持ちになりましたね(笑)。
-今回の5曲の中で制作するのに一番苦労した曲はどれですか?
小原:「考え中」は苦労しましたね。ギターやベースの弾き始めが1拍目じゃなくて2拍目で、ちょっと変な曲なんですけど、最初のデモではサビがもっとキャッチーだったのでバランスが悪かったんです。でも磯野は"これで行きたい"という感じだったので、どうバランスを取ろうかとスタジオで試行錯誤しましたね。あと、ドラムもベースもギターもリズミカルな曲なので、今までの曲での演奏を"合わせる"感じとは違って、"噛み合わせる"ということを上手くやれたらいいな、そういうノリを出せればいいな、というアレンジになっていて。そういう意味でも、自分にとっては思い出深い曲です。
磯野くん:逆に、「Ice Cream Lovers」や「月曜のダンス」はわりとスッといいものができた感じで......あんまり記憶にないですね(笑)。俺、「月曜のダンス」は最後のキイチのギター・ソロが超絶好きで。
キイチ:僕ら、シティ・ポップと言われることもあるんですけど、シティ・ポップのバンドの曲を聴いていても、ギター・ソロが耳に残ることってあんまりないなと思っていて。ギターが上手すぎてあんまり入ってこないというか。それもあって自分はリフレインするフレーズを作ることが多いんですけど、「月曜のダンス」のラストではそれが上手くハマった感じがしますね。この曲は運指的にも他の曲より速いから、弾いていて超気持ちいい。ライヴでも楽しく弾けそうです。
-11月から始まるツアー("嗜好性 EP Release Oneman Tour")は、どんなツアーにしたいですか?
スズキ:6月のリキッド(LIQUIDROOM ebisu)でのワンマンのとき、お客さんがすごくいい雰囲気だなと思ったんですよ。前列にはかぶりつきで観たい人がいて、真ん中には好きなタイミングで酒を買いに行ったりしながら、ゆるく踊りたいっていう人がいて、初めてでどうしたらいいかわからないという人は後ろにいて......という感じで、それぞれが好きにやってくれていて。そういうふうに、好きに楽しんでもらえるような空気をどの会場でも作れたらいいですよね。この5曲を交えて、曲の繋ぎとかもいろいろと試しながら、前回のワンマン・ツアーとはまた違う雰囲気づくりをしていきたいなと思ってます。
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