Japanese
YONA YONA WEEKENDERS
Skream! マガジン 2022年07月号掲載
2022.06.12 @LIQUIDROOM ebisu
Writer 山口 智男 Photo by Isamu Honma
"(YONA YONA WEEKENDERSの)ワンマン(今回が)過去イチの規模なんです"。
磯野くん(Vo/Gt)が言ったとおり、1stフル・アルバム・リリース・ツアーの追加公演だった21年12月17日の渋谷WWW X公演以来、半年ぶりとなる今回のワンマン・ライヴは、会場のキャパが約2倍にスケールアップ。しかも、中身が伴わない形だけのソールド・アウトではなく、実際、スタンディングのフロアがぱんぱんになったのだから(もちろん入場者数は制限していたと思うが)、YONA YONA WEEKENDERSの人気急上昇ぶりが窺える。
"来年はもっとデカいステージに連れていけるバンドになりたい"。
すでに追い風を感じていたのか、昨年12月12日、代官山UNITで開催した1stフル・アルバム・リリース・ツアーのファイナル公演で、磯野くんが言った、そんな言葉が早くも現実のものとなり始めたわけだが、5月18日に配信リリースした最新シングル「1989's」のタイトルを冠した今回のワンマンは、YONA YONA WEEKENDERSのメンバーたちがそんな状況をもちろん楽しみつつ、自分たちの出自と活動スタンスを、このタイミングで今一度、みんなに知ってもらおうとしているようにも感じられた。もちろん、そこには自分たちもまた、そこのところを肝に銘じて、地に足をつけた活動をしていきたいという思いも込められていたのかもしれない。
"LIQUIDROOM、酒飲んでいけよ!"(磯野くん)
ライヴはバンドの信念と矜持を歌った「光の中」からスタート。ステージの真ん中には、バンドのリクエストに応え、観客が差し入れた酒の数々が入ったクーラーボックスがどかっと置かれている。ふたりのサポート・メンバーを含むステージの6人はこの日、ファルセットも交えた磯野くんの伸びやかな歌声はもちろん、スズキシンゴ(Ba)と小原"Beatsoldier"壮史(Dr)が作るタイトなグルーヴと、バンド・アンサンブルに熱を加えるキイチのギター・プレイでも観客を魅了しながら計18曲を披露。その中では、"メンバー全員がほぼ89年生まれ。おじさんでも好きなことを続けてれば、LIQUIDROOMでライヴができるんだぞって曲です"と磯野くんが曲に込めたバンドの矜持を言葉にしてから演奏した「1989's」が重要だったのだと思う。
そして、速い8ビートが異色とも言える本邦初公開の新曲で締めくくった前半戦と「終電で帰ります」からの後半戦の間には、"第1部終了。お酒を買いに行く時間です"(磯野くん)と"ツマミになるグッドミュージック"を掲げるYONA YONA WEEKENDERSらしい休憩時間を20分挟んで、メンバーが3人ずつ交替でリラックスした楽屋トークも楽しませた。"エゴサするのが怖い"と磯野くんは本音をポロリ。たしかに試みとしては大胆だったかもしれない。しかし、バンドの出自と活動スタンスは、しっかりと伝わったんじゃないか。この半年の間にバンドが目指すところも、よりはっきりしてきたようだ。
"階段を一歩一歩上っていって、飲み会の規模をでかくしていきたい"(磯野くん)。
"日本武道館は酒が飲めないからやらない(笑)。やるなら(日比谷)野音!"(キイチ)。
ライヴ・アンセム「R.M.T.T」で再び観客を踊らせた直後、ふたりが言った言葉がさらに観客の気持ちに火をつけた。
"揺れていこう"(磯野くん)。
メランコリックな「東京ミッドナイトクルージングクラブ」、ソリッドなビートがニュー・ウェーヴなんて言葉も連想させた「Open your eyes」から繋げた本編ラストの「思い出in the sky」ではイントロから大きな拍手が起こった。そして、年内のリリースを目指して、現在EPを制作していることを伝えると、アンコールに「唄が歩く時」、「SUNRISE」を披露。ダンサブルなポップ・ソングの後者では、ミラーボールが眩い光を放つなか、観客全員がハンドクラップで応え、大きな一体感が生まれた。
[Setlist]
1. 光の中
2. 君とdrive
3. 夜のgroovin'
4. 15
5. 1989's
6. 夜行性
7. Good bye
8. Night Rider
9. 新曲 10. 終電で帰ります
11. 泡沫の夢
12. R.M.T.T
13. いい夢
14. 東京ミッドナイトクルージングクラブ
15. Open your eyes
16. 思い出in the sky
En1. 唄が歩く時
En2. SUNRISE
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