Japanese
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
2020年11月号掲載
Member:タナカユーキ(Vo/Gt) イチロー(Dr/Cho/169)
Interviewer:秦 理絵
-歌詞は"アクダマドライブ"を意識して書いたんですか?
タナカ:"悪"から思いつく単語を並べて、絵を描くようなノリで歌詞を書きました。だから意味を聞かれても、俺にもわからないんですよ。子音と語感の耳触りをフィーチャーして、言葉をセレクトしていきつつ、アニメが"全・員・悪・玉"っていう題材やったので。俺らも悪役に見られるようなことをやってるけど、俺らなりに正しいと思って、このバンドをやってるなっていうのがあるから、それと重ねながら書きましたね。
-それが"正しい正義 喧しい"というフレーズに表れてますよね。
タナカ:そうです。少しだけチラつかせて。
-この歌詞は、特にコロナ以降の生活のなかで、自分が正しいと思うことを他人にも強要する社会の風潮に対して抱く感情なのかなと思いましたが、どうでしょう?
タナカ:それはありますね。日本って、"他人に迷惑かけないようにしましょう"っていう空気があるじゃないですか。それはしゃあないんですけど。たしかインドの教えだったかな。自分もどこかで迷惑をかけてるから、他人を許しましょうみたいなノリの国もあるんですよね。そういうスタンスの国の人らって接してたらわかるじゃないですか。
-"迷惑をかけるのはお互い様だよね"みたいな寛容さがありますよね。
タナカ:そう。日本では自己チューって言われちゃうけど、そういう国では、全員自己チューだったら、自己チューっていう感覚がないと思うんです。"日本もそうなりゃいいのにな"っていう想いを抱きながら生きてるところはありますね。
-わかります。では、カップリングに収録されている「Yurei(stei remix)」の話も聞かせてください。『スサ死 e.p.』に収録されていた「ゆーれい」のリミックスですけども、どういう経緯で入れることになったんですか?
タナカ:stei君は、もともとタクマの昔からの知り合いなんです。ラッパーのTohjiのバックDJをやってたりする、今盛り上がってるトラップ界隈の人なんですけど。タクマのお兄ちゃんみたいな存在なのですよ。で、stei君にEPの音源を送ったあと、タクマから"stei君にリミックスやってもらおうや"みたいな連絡があって。俺は、stei君のDJのイベントに遊びに行ったりもしてたので、めっちゃ嬉しかったです。
-原曲に比べて、よりダンス・フロア感が強くなりましたね。
タナカ:俺はマジで好きですけど、「STEAL!!」を聴きたくて、このCDを買った人はそんな気に入らんかもしれないなっていうぐらい......。
イチロー:両極端なコントラストではあるよね。
タナカ:stei君いわく、2000年代のエイベックスがよく出してたリミックス盤の雰囲気を彷彿とさせるような感じというか。あの香ばしさに仕立て上げたらしいです。
イチロー:そう言われると、ピンときますよね。
タナカ:ディストピアとユートピアの間というか、明るかったり暗かったりする退廃的なムードがあるし、俺らから曲を指定したわけじゃないんですけど、「ゆーれい」っていうふわふわした実態のない曲も、今の暗い世相には合うんじゃないかなと思います。
-steiさんもそうですし、今回アートワークにはPERIMETRON所属のディレクターズ・ユニット Margtを迎えてますけど。そのあたりは様々なクリエイターと組むことで、スサシの表現を能動的に広げていきたいという意図があったりするんでしょうか?
タナカ:そのとおりです。もっと"新しい面白い"を楽しみたいんです。どっかで見たようなことをやっても、4人のテンションが上がらないので。最初にも言ったけど、俺らは違和感を与えるバンドでいたいんです。だから、「Yurei(stei remix)」の違和感についてこられへん人はついてこられへんでいい。この違和感が好きな人はこっちに来てくれっていう。まぁ、飽き性なんでしょうね。常に変わったことをやりたいので。
-以前は、自分たちの音楽がわかりづらいと言われることに対して葛藤もあったみたいでしたけど、今は良くも悪くも開き直った感じがしますね。
タナカ:たしかに。今は自分たちのやりたいことが確信に変わったんだと思います。この間のワンマンをやったときに、俺らの違和感を楽しんでくれる人らだけが来てくれてるのかなと思ったんですよ。だから、今は、"これ、わからんかったら、俺らに用事ないと思うで"っていう気持ちなんです。俺が見ても、そういうバンドはいますからね。すっごい流行ってるけど、俺にはフィットせえへんこともあるし。それって、カレーライスが好きかどうかぐらいのノリなんですよ。好きやったら好きやし、嫌いやったら嫌いやしっていうだけ。そういう好き嫌いがあるなかで、聴く人にとって、俺らが一番好きな食べ物みたいな存在になれたら、嬉しいなっていう感じですね。
-ちなみに、Margtと一緒にやることになった経緯は?
タナカ:実は昔からの繋がりなんですよ。タクマが加入してすぐに「Still dreamin'」(2017年リリース)っていう会場限定のシングルを出したときからで。タクマの知り合いだったんです。
イチロー:3年前ぐらいだよね。
タナカ:当時、Margtはニューヨークにおったんですけど。Margtはふたりおって、片方のイッサ(Isamu Maeda)が日本に帰ってきてるタイミングで撮ってもらったんです。それからは向こうにいながら、『火花音楽匯演』(2018年リリースの1stフル・アルバム)の「無愛愛」とか、音源に入ってないけど「かいじゅうのうた」とか。メールのやりとりで作ってもらえる曲をお願いしてて。
イチロー:物販のデザインもやってもらってますね。
タナカ:とかやってたら、ふたりとも帰国して、PERIMETRONに入ったっていう流れがあったので、なおガッツリ一緒にやれることになって。それこそ、バーチャル・ツアー(10月24日から11月7日まで開催の"POP UP TOUR -天獄-")のVR映像とか照明もMargtがディレクションしてくれてるんです。
-完全にアートワークを一任できるのは、それだけスサシの表現したい世界観を的確に汲み取ってもらえるからですか?
イチロー:理解し合えてるんですよね。
タナカ:そのうえで向こうから一歩二歩先のものを出してきますからね。今回の『STEAL!!』のジャケ写とかめっちゃイケてるなと思うし。
-手術で開腹した部位をモチーフにしたデザインですね。
イチロー:そう。それなのにグロくないんです。
-本来ディープな表現になりそうなものをポップに仕上げるという意味では、見事にスサシの世界観とマッチしてると思います。
タナカ:俺らからは思いついても絶対にオーダーはできへんことですよね。さすがやなと思いました。これでアニメのタイアップですから。アニメイトでこのCDを買ったら、"アクダマドライブ"のクリアファイルが貰える感じも、最高やなと思います。
-最後に、来年1月からは初となる全箇所ワンマンのツアー[SPARK!!SOUND!!SHOW!! 2021 TOUR "HAPPY BIRTH DIE"]の開催が決定しています。どんなツアーになりそうですか?
タナカ:どうやっても楽しいやろうなって思いますね。もう自分らでもライヴの感覚がないんですよ。スタジオで4人でやってるだけでも、踊りに行くぐらいの感覚なのに、目立ちたがり屋の4人が人前に行って、見られたら、余計イキイキするなと思うし。それだけで十分ですね。俺らが楽しんでたら、みんなも楽しいんじゃないかなって。
イチロー:自分らも楽しんでやりつつ、且つ来年のツアーに関しては、新しい見せ方でも考えてるので、お互い楽しめたらいいなっていうのは思ってますね。
タナカ:特にイチローは見せ場が控えてるからね。詳しくは言えないけど。
イチロー:そうなんですよ。やる気満々です!
LIVE INFO
- 2025.10.09
-
キュウソネコカミ
Rei
OKAMOTO'S
終活クラブ
JON SPENCER
DOES
アイナ・ジ・エンド
感覚ピエロ
Hedigan's
Plastic Tree
羊文学
Kroi
- 2025.10.10
-
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
暴動クラブ × 大江慎也
Rei
SUPER BEAVER
ザ・シスターズハイ
KING BROTHERS
PEDRO
YOASOBI
moon drop
オレンジスパイニクラブ
OKAMOTO'S
the cabs
WHISPER OUT LOUD
FRONTIER BACKYARD
LEGO BIG MORL
JON SPENCER
NOMELON NOLEMON
a flood of circle
DOES
水曜日のカンパネラ
FOO FIGHTERS
キタニタツヤ
たかはしほのか(リーガルリリー)
ExWHYZ
MONOEYES
藤森元生(SAKANAMON)
大塚紗英
感覚ピエロ
ZAZEN BOYS×サニーデイ・サービス
East Of Eden
アーバンギャルド
JYOCHO
羊文学
小林私
THE SPELLBOUND
- 2025.10.11
-
終活クラブ
キュウソネコカミ
トンボコープ
Appare!
cinema staff
秋山黄色
YOASOBI
moon drop
コレサワ
OKAMOTO'S
"FM802 MINAMI WHEEL 2025"
KNOCK OUT MONKEY
INORAN
WtB
阿部真央
I Don't Like Mondays.
"京都音楽博覧会2025 in 梅小路公園"
KANA-BOON
ExWHYZ
FRONTIER BACKYARD
androp
カミナリグモ
brainchild's
フレデリック
envy × world's end girlfriend × bacho
"JUNE ROCK FESTIVAL 2025"
East Of Eden
Official髭男dism
藤沢アユミ
豆柴の大群
"TOKYO ISLAND 2025"
- 2025.10.12
-
a flood of circle
キュウソネコカミ
SUPER BEAVER
WtB
キタニタツヤ
セックスマシーン!!
WESSION FESTIVAL 2025
"FM802 MINAMI WHEEL 2025"
INORAN
"京都音楽博覧会2025 in 梅小路公園"
Omoinotake
Bimi
ART-SCHOOL
Official髭男dism
eastern youth
なきごと
"TOKYO ISLAND 2025"
- 2025.10.13
-
WtB
阿部真央
I Don't Like Mondays.
Awesome City Club
ExWHYZ
Appare!
The Biscats
brainchild's
Rei
OKAMOTO'S
秋山黄色
Age Factory
トンボコープ
CYNHN × タイトル未定 × fishbowl
"WESSION FESTIVAL 2025"
岡崎体育
"FM802 MINAMI WHEEL 2025"
シド
SCANDAL
cinema staff
Cody・Lee(李)
コレサワ
ネクライトーキー×ポップしなないで
リュックと添い寝ごはん
eastern youth
hockrockb
Omoinotake
Kroi
PIGGS
清 竜人25
Plastic Tree
ぜんぶ君のせいだ。
LiSA
"TOKYO ISLAND 2025"
- 2025.10.14
-
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
ドミコ
THE ORAL CIGARETTES
Hump Back
Survive Said The Prophet × NEE
MONOEYES
ぜんぶ君のせいだ。
超☆社会的サンダル
go!go!vanillas
武瑠 × MAQIA
- 2025.10.15
-
ドミコ
LONGMAN
PEDRO
キュウソネコカミ
MONOEYES
打首獄門同好会
アカシック
HY × マカロニえんぴつ
ポルカドットスティングレイ
藤巻亮太
- 2025.10.16
-
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
YOASOBI
PEDRO
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
"Shimokitazawa SOUND CRUISING presents. サウクルラボ vol.1"
SCANDAL
SIX LOUNGE
brainchild's
- 2025.10.17
-
挫・人間
キュウソネコカミ
打首獄門同好会
アイナ・ジ・エンド
YOASOBI
a flood of circle
ズーカラデル
LONGMAN
chilldspot
otsumami feat.mikan
リュックと添い寝ごはん
コレサワ
神聖かまってちゃん
終活クラブ
NOMELON NOLEMON
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
フラワーカンパニーズ
SUPER BEAVER
東京スカパラダイスオーケストラ
BIGMAMA
Bimi
- 2025.10.18
-
TOKYOてふてふ
伊東歌詞太郎
挫・人間
シド
OKAMOTO'S
YONA YONA WEEKENDERS
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
アイナ・ジ・エンド
moon drop
RADWIMPS
キュウソネコカミ
ぜんぶ君のせいだ。
bokula.
the cabs
SWANKY DOGS
amazarashi
INORAN
WtB
osage
"LIVE AZUMA 2025"
カミナリグモ
Cody・Lee(李)
阿部真央
Newspeak
センチミリメンタル
東京スカパラダイスオーケストラ
Keishi Tanaka × 村松 拓
"ASAGIRI JAM'25"
ズーカラデル
I Don't Like Mondays.
Victoria(MÅNESKIN) ※振替公演
ロザリーナ
the paddles
神聖かまってちゃん
LACCO TOWER
星野源
- 2025.10.19
-
DYGL
リュックと添い寝ごはん
OKAMOTO'S
Age Factory
bokula.
ぜんぶ君のせいだ。
moon drop
コレサワ
TOKYOてふてふ
RADWIMPS
SIX LOUNGE
リリカル / みじんこらっく / とにもかくにも / ティプシーズ / 台所きっちん
SUPER BEAVER
Laura day romance
WtB
Omoinotake
"LIVE AZUMA 2025"
Cody・Lee(李)
ビレッジマンズストア
SPRISE
伊東歌詞太郎
浪漫革命
LUCKY TAPES
ハンブレッダーズ / KANA-BOON / キュウソネコカミ / マカロニえんぴつ ほか
ネクライトーキー×ポップしなないで
Keishi Tanaka × 村松 拓
ナナヲアカリ
"ASAGIRI JAM'25"
高岩 遼
Sou
森 翼
SCANDAL
パピプペポは難しい
osage
星野源
PIGGS
- 2025.10.20
-
打首獄門同好会
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
TOKYOてふてふ
TenTwenty
- 2025.10.21
-
The fin.
神聖かまってちゃん
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
- 2025.10.22
-
ザ・シスターズハイ
打首獄門同好会
キュウソネコカミ
ハク。× YONLAPA
ザ・ダービーズ
MONOEYES
挫・人間
VOI SQUARE CAT
kiki vivi lily
RELEASE INFO
- 2025.10.09
- 2025.10.10
- 2025.10.11
- 2025.10.12
- 2025.10.13
- 2025.10.14
- 2025.10.15
- 2025.10.17
- 2025.10.19
- 2025.10.22
- 2025.10.24
- 2025.10.26
- 2025.10.29
- 2025.10.30
- 2025.10.31
- 2025.11.05
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
OASIS
Skream! 2025年09月号