Japanese
SonoSheet × Lucie,Too
2018年12月号掲載
アメリカはシアトル発の"グランジ"、イギリスはマンチェスター発の"マッドチェスター"。地方が生むムーヴメントという意味では、それらに近いポテンシャルを感じさせる場所が、今ここ日本にある。CALENDARSやSUNNY CAR WASH、Lucie,Too、SonoSheet、Someday's Goneといった、"オルタナティヴなサウンドとグッド・メロディ"という共通項を持ったバンドたちを生んだ、栃木県宇都宮市だ。今回は11月7日に新作『exlover』を会場限定リリースしたLucie,Tooと、Lucie,Tooの所属するTHISTIME RECORDS内の新レーベル"HUNGRY OVER RECORDS"より、アルバム『Short Hair』とともに全国デビューするSonoSheetのメンバーの対談を行い、"宇都宮サウンド"の魅力に迫る。
Lucie,Too:Chisa(Vo/Gt) かなこ(Ba/Cho) シバハラナホ(Dr/Cho)
SonoSheet:渡辺 裕貴(Vo/Ba) 藤巻 宏将(Dr/Cho)
インタビュアー:TAISHI IWAMI Photo by 春
-まずSonoSheetとLucie,Tooの出会いから教えてもらえますか?
Chisa:私が高校2年生のとき、宇都宮のHELLO DOLLYというライヴハウスに遊びに行ったら、裕貴さんがバー・カウンターで働いていて。そのころはまだLucie,TooもSonoSheetもありませんでした。バンドとしてこのメンバーが揃って付き合うようになったのは、ここ1~2年です。
-宇都宮のシーンが注目を集めている今をどう感じていますか?
ナホ:"宇都宮に来ればめちゃくちゃ盛り上がってる状況が見られる"というわけではないんです。田舎だし、そこだけで活動を維持していくのはなかなか厳しいですね。
Chisa:他の土地と比べて、住んでる人のライヴハウス熱が特別高いというわけではないですし、宇都宮から見れば逆輸入みたいな感じ。私たちはまだそこまでいってないですけど。
-音楽的には、ポップ・パンク、メロディック・パンク、インディー、エモなど、細かい話をすればいろいろとあると思うんですけど、大きい括りで言えば、オルタナティヴな空気の中に光る良質なメロディ。そこがポイントになってくると思うんです。
渡辺:メロディがいいことは大前提で、上手いとかそういうことじゃない。そういう空気は僕らと付き合いのある地元のバンド同士や、HELLO DOLLYとの間にもあるような気がします。エモとかメロディック・パンクとか、いろいろありますけど、大きな柱になってるのはメロディ。そこにすごく敏感というか、その感覚が心の琴線に触れる奴らが集まっている。でも、悪い言い方をすれば、僕らがそうじゃない人たちを排除しているのかもしれない。
-そのネガティヴな客観視が、オープンな空気を生んでるんじゃないですかね。
かなこ:裕貴さんや、その上の人たちが、厳選したいい音楽を教えてくれる環境がライヴハウスにあるんだと思います。すごく濃厚な体験をさせてもらってる。だから、ある意味入り口が変であるとも言えるんですけど。
ナホ:宇都宮の同世代で今でもバンドを続けてる女子ってこの3人くらいしかいないけど、私も高校生のころに、裕貴さんやCALENDARSの方やHELLO DOLLYの方に、いろんな音楽を教えてもらったし、練習スタジオにDEATH CAB FOR CUTIEとかAMERICAN FOOTBALLのCDが置いてあって、そういう指針みたいなものが、あちこちにある。そうやって受け継がれていくいい音楽があって、Lucie,Too、SonoSheetやSUNNY CAR WASHが生まれたんだと思います。
渡辺:ただおしゃべりなだけですけどね。基本的には、WEEZERはブルー・アルバム(『Weezer』)か『Pinkerton』のどっち派かで喧嘩になるみたいな、どうしようもない、終わらない話をいつまでもしてます(笑)。
-SonoSheetのメロディやサウンドは、"泣き上がり"というか、なんか熱い感情が自分でも制御できないくらい、どんどん溢れてくるんです。
渡辺:嬉しいです。ありがとうございます!
-Lucie,Tooのメロディは、そこまで声も張らないですし、どこか淡々としているようで、内燃するエネルギーが凄まじい。パンクや60年代のポップなど、いろんな背景が詰まっている。そういう意味では少年ナイフに近いように思いました。
渡辺:そうですよね。でもChisaは少年ナイフを知らずに曲を作ってたんです。僕に"少年ナイフみたいだね"って言われてから聴いてるんですよね。僕は曲について質問されたら、どのパーツも影響を受けたバンドを引き合いに出して明確に話せるくらい、いろんなインプットを合体させて曲を作るから、そこが感覚的にできちゃうところには、正直嫉妬しちゃいます。
Chisa:裕貴さんに"〇〇っぽいよね"って言われてから、それを聴いてみて、今度は実際に参考にしてみるみたいなこともあります。そうやって成長させてもらってる。
-「EGOIST」のミュージック・ビデオはどうですか? 90年代のオルタナティヴ・ロックやオールディーズな空気もありつつ、この間の来日公演も盛況だったSNAIL MAILのポスターが貼ってあって。
ナホ:あれも文脈とかじゃなくて、単純に好きなものを詰め込んだだけで。
かなこ:後付けで考えることの方が多くて、衣装で言うと、最初は周りの世界観と合ってるかどうかちょっと不安もありつつ、SONIC YOUTHのビデオでKim Gordon(Ba/Gt/Vo)が着ている服を見て、"こういう感じに見えるんだったらカッコいいな"みたいな。
渡辺:文脈を踏まえているように見えますよね。何度も言うけど、そこはほんとにうらやましい。
LIVE INFO
- 2025.11.06
-
RADWIMPS
古墳シスターズ
ねぐせ。
超能力戦士ドリアン
吉澤嘉代子
TENDOUJI
東京スカパラダイスオーケストラ
THE SPELLBOUND
LEGO BIG MORL
LONGMAN
キュウソネコカミ
フィロソフィーのダンス
夜の本気ダンス
GLIM SPANKY / 神はサイコロを振らない / レトロリロン
礼賛
ブランデー戦記
- 2025.11.07
-
YONA YONA WEEKENDERS
コレサワ
Rei
SIX LOUNGE
古墳シスターズ
あたらよ
Chimothy→
NANIMONO
超能力戦士ドリアン
崎山蒼志
ザ・シスターズハイ
MONOEYES
インナージャーニー
PompadollS
LEGO BIG MORL
androp
reGretGirl
終活クラブ
フレデリック
DOES
brainchild's
LUCKY TAPES
大橋ちっぽけ
BLUE ENCOUNT
- 2025.11.08
-
VII DAYS REASON
Mrs. GREEN APPLE
ズーカラデル
ねぐせ。
FINLANDS
フラワーカンパニーズ
NANIMONO
Rei
SCOOBIE DO
打首獄門同好会
離婚伝説
PIGGS
終活クラブ
東京スカパラダイスオーケストラ
moon drop
キュウソネコカミ
eastern youth
wacci
Cody・Lee(李)
フレデリック
osage
怒髪天
優里
ASH DA HERO
irienchy × no more
パスピエ
MONO NO AWARE / ウルフルズ / Jeremy Quartus(Nulbarich) / SIRUP ほか
向井秀徳 / the band apart / ラブリーサマーちゃん / サニーデイ・サービス / 石野卓球 ほか
ザ・シスターズハイ
藤巻亮太 / SHE'S / SOIL&"PIMP"SESSIONS / 寺中友将(KEYTALK) / CENT ほか
ビレッジマンズストア
- 2025.11.09
-
コレサワ
VII DAYS REASON
Mrs. GREEN APPLE
Laura day romance
ねぐせ。
NANIMONO
SUPER BEAVER
フラワーカンパニーズ
あたらよ
ズーカラデル
osage
FINLANDS
SCOOBIE DO
MONOEYES
SPRISE
Devil ANTHEM.
崎山蒼志
打首獄門同好会
キタニタツヤ
リュックと添い寝ごはん
LUCY
水平線
KANA-BOON
ラックライフ
暴動クラブ
東京スカパラダイスオーケストラ
chilldspot
インナージャーニー
ドミコ
森 翼
PompadollS
Appare!
キュウソネコカミ
eastern youth
Cody・Lee(李)
BLUE ENCOUNT
優里
岸田教団&THE明星ロケッツ
Rhythmic Toy World / BIGMAMA / LACCO TOWER / kobore ほか
ASIAN KUNG-FU GENERATION / SHISHAMO / 水曜日のカンパネラ / TENDRE ほか
シド
四星球 / ガガガSP / ハンブレッダーズ / ORANGE RANGE / ゴールデンボンバー ほか
Dannie May
a flood of circle
センチミリメンタル
怒髪天
- 2025.11.10
-
SUPER BEAVER
鶴
リュックと添い寝ごはん
The Gentle Flower. / kalmia / Halujio ほか
荒谷翔大
Helsinki Lambda Club
超能力戦士ドリアン
- 2025.11.11
-
PEDRO
Lucky Kilimanjaro / the paddles / Chilli Beans.
Age Factory×ジ・エンプティ
BIGMAMA
Laughing Hick
SAKANAMON
僕には通じない
Ado
- 2025.11.13
-
MONOEYES
ザ・クロマニヨンズ
PEDRO
東京スカパラダイスオーケストラ
あいみょん
YOASOBI
syrup16g × ZION
超☆社会的サンダル
さとうもか
Tempalay
キタニタツヤ
Rei
片平里菜
ドミコ
NEE
amazarashi
PENGUIN RESEARCH
Hump Back
- 2025.11.14
-
コレサワ
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
ポルカドットスティングレイ
SCANDAL×ハク。
CVLTE
Rei
フレデリック
WurtS
超☆社会的サンダル
NANIMONO
go!go!vanillas
FINLANDS
EASTOKLAB
フリージアン
ゴホウビ
緑黄色社会
- 2025.11.15
-
MOS
チリヌルヲワカ
SCOOBIE DO
ザ・クロマニヨンズ
the paddles
キュウソネコカミ
ぜんぶ君のせいだ。
LiSA
東京スカパラダイスオーケストラ
離婚伝説
Cody・Lee(李)
SCANDAL / 水曜日のカンパネラ / YONA YONA WEEKENDERS / Jeremy Quartus(Nulbarich) / SIRUP ほか
YOASOBI
PIGGS
eastern youth
wacci
TOKYOてふてふ
超能力戦士ドリアン
ExWHYZ
CNBLUE
SPRISE
UVERworld
meiyo
Mrs. GREEN APPLE
フレデリック
ズーカラデル
ビレッジマンズストア
WurtS
すなお
NEE
暴動クラブ
崎山蒼志
フラワーカンパニーズ
リーガルリリー
THE BACK HORN
YJC LAB.
くるり
Nothing's Carved In Stone
"氣志團万博2025"
9mm Parabellum Bullet
INORAN
moon drop
PENGUIN RESEARCH
- 2025.11.16
-
SUPER BEAVER
LUCY
SCOOBIE DO
ザ・クロマニヨンズ
chilldspot
LiSA
秋野 温(鶴)
セックスマシーン!!
MOS
キュウソネコカミ
ぜんぶ君のせいだ。
Lucky Kilimanjaro
離婚伝説
YOASOBI
浪漫革命
BLUE ENCOUNT
Dios
超能力戦士ドリアン
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
ポルカドットスティングレイ
osage
CNBLUE
UVERworld
フラワーカンパニーズ
清 竜人25
NANIMONO
brainchild's
Cody・Lee(李)
Mrs. GREEN APPLE
Bye-Bye-Handの方程式
ザ・シスターズハイ×猫背のネイビーセゾン
eastern youth
Laura day romance
FOUR GET ME A NOTS × FILTER × THE LOCAL PINTS
ガガガSP / 打首獄門同好会 / bokula. / 日食なつこ ほか
Base Ball Bear
ぼっちぼろまる
ネクライトーキー / KANA-BOON / フレデリック / 夜の本気ダンス ほか
androp
"氣志團万博2025"
People In The Box
9mm Parabellum Bullet
wacci
- 2025.11.17
-
toe / LITE / ADABANA
SEKAI NO OWARI
- 2025.11.18
-
LITE
Rei
SCOOBIE DO
打首獄門同好会
SIGRID
さとうもか
Tempalay
THE ORAL CIGARETTES
Hump Back
SEKAI NO OWARI
森 翼
東京スカパラダイスオーケストラ
RELEASE INFO
- 2025.11.05
- 2025.11.07
- 2025.11.08
- 2025.11.09
- 2025.11.10
- 2025.11.11
- 2025.11.12
- 2025.11.14
- 2025.11.17
- 2025.11.18
- 2025.11.19
- 2025.11.21
- 2025.11.22
- 2025.11.26
- 2025.12.03
- 2025.12.05
FREE MAGAZINE

-
Cover Artists
暴動クラブ
Skream! 2025年10月号










