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INTERVIEW

Japanese

Lucie,Too

2018年02月号掲載

Lucie,Too

Member:Chisa(Vo/Gt) かなこ(Ba/Cho) シバハラナホ(Dr/Cho)

Interviewer:秦 理絵

現在のメンバーになってからの活動はまだ1年ほどという宇都宮発のガールズ・バンド Lucie,Tooが、初の全国流通盤となるミニ・アルバム『LUCKY』をリリースする。アメリカのオルタナティヴ・ガールズ・バンド NOW, NOWが2012年に発表した「Lucie, Too」がバンド名の由来だという彼女たち。今回のアルバムでは片想いをする女の子の恋心をテーマにした等身大の歌詞が魅力だが、そのサウンドはアメリカのポスト・ロックやエモ系のロック・バンドの影響を受けた一筋縄ではいかないアプローチだ。すでに昨年は"Shimokitazawa SOUND CRUISING"に出演したほか、12月に公開された「Lucky」のMVは20万回再生を超えるなど、2018年、さらに大きな注目を集める彼女たちにメディア初のインタビューを行った。

-『LUCKY』を聴かせてもらいましたけど、サウンドの奥に洋楽の匂いを感じました。

かなこ:あ、それはめっちゃ嬉しいです!

Chisa:ふたり(かなこ、ナホ)がすごくマニアックなんですよ。

かなこ:もともと私はきのこ帝国が好きだったんですけど、そこからAMERICAN FOOTBALLに流れ着いて......。

ナホ:そこがまずおかしいよね(笑)。

かなこ:DON CABALLEROみたいなポスト・ロックとかエモみたいなところにいったんです。中学校のときはAlanis Morissetteが好きだったし、最近、来日が決まったHazel Englishとか、もちろんバンド名になったNOW, NOWはメンバーみんな好きですね。

Chisa:最初はNOW, NOWの日本語版みたいなバンドにしようと思ってこのバンド名を付けたんですけど、まったく違うものになったよね。

かなこ:日本のバンドだと、SUPERCARも好きで、ベースを初めて買ってもらったのが、フルカワミキ(ex-SUPERCAR/Ba/Vo)さんと同じシグネチャー機だったんです。

-ナホさんは、どういうバンドが好きですか?

ナホ:私は残響系ですね。the cabsとかシネマ(cinema staff)とか。私もアメフト(AMERICAN FOOTBALL)が好きで、かなこと一緒にライヴを観に行ったりしてます。

かなこ:去年(2017年6月17日)、赤坂BLITZ(※現マイナビBLITZ赤坂)に観に行ったんですよ。

ナホ:あとはINTO IT. OVER IT.とか......日本だとsusquatchとかUNCHAINが大好きです。下北沢ERAに行くと、susquatchの久保寺(豊/Ba)さんが店長だから、緊張してドリンク・カウンターに行きづらいんですよね(笑)。

かなこ:去年は新代田FEVERとかめちゃめちゃ(海外アーティストの)来日が多くて、THE VELVET TEENとかも観に行ったんです。あとは(地元の)宇都宮だと、いつも練習させてもらってるライヴハウスに、アメフトとかMINERALとかINTO IT.(INTO IT. OVER IT.)のレコードが置いてあって。転換の音楽がかっこいいんですよ。そういうところで外国のバンドを知っていったんです。

-結構渋い音楽も聴くなと思ったんですけど、家庭の環境と言うよりは、宇都宮のライヴハウスの環境が大きかったんですね。

かなこ:両親はベースとか全然弾かないですもん。

ナホ:うちの親は(松田)聖子ちゃんとかが好きです。

Chisa:私の本名の"ちさと"は、森高千里みたいになってほしくてつけたみたいですけど(笑)。

-Chisaさんは、ふたりとはちょっと違う音楽が好きなんですか?

Chisa:私はJ-POPが好きです。ジュディマリ(JUDY AND MARY)とかSUPERCARとか。

-ジュディマリは、知ったときにはもう解散してたんじゃないですか?

Chisa:そうなんですよ。でも、私はYUKIよりジュディマリのほうが好きなんです。

かなこ:メンバー間の好みはあんまり合わないよね。女性シンガーだったら、私は宇多田ヒカルとかが好きだったりするし。

ナホ:私はYUKIが好き。

Chisa:みんなカラオケに行っても、今どきの曲は歌わないんですよね。