Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

MENU

INTERVIEW

Japanese

Lucie,Too

2018年02月号掲載

Lucie,Too

Member:Chisa(Vo/Gt) かなこ(Ba/Cho) シバハラナホ(Dr/Cho)

Interviewer:秦 理絵

-この3人はどうやって集まったんですか?

かなこ:宇都宮のライヴハウスで残った3人組みたいな感じですね。

Chisa:高校生のころからみんな違うバンドをやってたんですけど、だいたい女の子は高校を卒業したらバンドを辞めちゃうんですよ。

かなこ:私も部活でバンドを組んでライヴハウスに出てたんですけど、そのバンドが解散したときに、Chisaさんに誘ってもらったんです。そのときは、今とは違うドラムと一緒だったんですけど。ライヴハウスの人経由で知り合った感じです。

Chisa:ライヴハウスの人に"いいベーシストがいるよ"って言われたんですけど、そのとき(かなこは)高校3年生だったから、受験で1年間だけ待ってからっていう感じになって。でも、"待ってた甲斐があったな"って思ってます。

-それから去年の12月にドラムのナホさんが加わったんですね?

Chisa:もともとナホはSUNNY CAR WASHのメンバーだったんですよ。

ナホ:私の学校は軽音部がなくて。サニーカー(SUNNY CAR WASH)のベース(羽根田剛)と高校が一緒で組むことになったんです。最初は掛け持ちでやってたんですけど、今はLucie,Tooだけになりました。

-話を聞いてると、もともとクラスメイトでもないし、友達から始まった関係性でもなさそうですけど、3人を結びつけたものってなんだと思いますか?

かなこ:なんだろうな......でも、やっぱりこの3人でスタジオに入って曲を合わせたりすると、Chisaさんの曲で鳥肌が立つんですよ。

Chisa:照れる(笑)。

かなこ:かっこいい音楽を聴いたときにも鳥肌が立つんですけど、それと一緒の感覚に、自分たちがやってる音楽でもなれるのが楽しいんですよね。

ナホ:自分たちの音楽を聴いてかっこいいって思えるのがいいよね。

かなこ:バンドに誘われたときは、お互いに顔は知ってるけど、喋ったことはなかったから、ほぼ初対面みたいな感じで。完全に音楽だけの繋がりだったんですよ。それは人生で初めての人間関係なんですけど......。

Chisa:いきなり友達以上になる感じだよね。

かなこ:そうですよね。バンドのことで言い合いをしたりすることもあるんですけど、すぐに切り替えて"スタジオに入ろう"みたいになるんです。

Chisa:その切り替えは早いと思います。やっぱり遊びじゃないので。

ナホ:常にクリエイター同士のやりとりなんですよね。

-そういう意識なんですね。でも、同世代のサークル・バンドなんかだと、遊びでやってる人たちも多いんじゃないですか?

Chisa:そっちは見てないよね。

かなこ:うん。みんな将来の目標があって、大学とかにも通ってると思うんですけど、それと同じように自分たちは音楽をやってるんですよ。音楽を本気でやっていきたいんです。

Chisa:あとは、やっぱり同年代でも活躍してる人はいますしね。SUNNY CAR WASHが一番近いし、あとはリーガルリリーだったり。そっちの方を見てますね。

ナホ:とりあえずSUNNY CAR WASHをぶっ潰したいと思ってます(笑)。

かなこ&Chisa:あはははは!

-で、今のメンバーになって1年足らずで、去年は"Shimokitazawa SOUND CRUISING"の出演アーティストに抜擢されたそうですね。

Chisa:急だったよね?

かなこ:都内でライヴを初めてしたのが、下北沢のmona recordsだったんですけど、そこから(下北沢)BASEMENT BARとか、今やらせてもらってる界隈のライヴハウスに出るようになって。ライヴハウスの人に気に入ってもらえたんです。