ASCA × あわつまい × 東市 篤憲

INTERVIEW

Japanese

ASCA × あわつまい × 東市篤憲

2018年05月号掲載

ASCA

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ASCA　あわつまい　東市篤憲
インタビュアー：杉江由紀

－ここで話をまた撮影の際のお話に戻させていただきたいのですが、ほかに現場でのエピソードが何かありましたら教えてください。

東市：現場でのエピソードはねぇ......あるんですけど、詳しいことはふたりに聞いてみてくださいよ（苦笑）。

ASCA：何しろ、廃虚だったので（笑）。もとテーマパークかなんかでしたっけ？

あわつ：だまし絵博物館みたいなところだったらしいです。

東市：場所がまた、富士山の麓なんですもん。

ASCA：とりあえず、昼間でも暗かったですよね。

東市：暗かったし、怖かったよ！俺なんて、ちょっと霊感あるからさー（苦笑）。

－富士山の麓の廃虚、というだけで条件は十分に揃っていますしね。

東市：初めて行って、2階へ上がった途端に吐き気や咳が止まんなくなっちゃって。"俺、2階には上がれない」"って諦めて、あとはずっと下から無線で"そっちどう？あぁ、そう。じゃあ、よろしく"って遠隔ディレクションしてました。

ASCA：遠～いところから、監督の声が聞こえてましたね（笑）。

あわつ：あれはほんと、ズルい（笑）。

－おふたりは大丈夫だったのですか？？

ASCA：私は全然！

あわつ：私も何も感じなかったですけど、監督がそこまで言ってるのを見たらさすがに怖かったです。

－いずれにしても、夜になる前に撮影が終わって何よりでした。

東市：僕はそういう意味でもなんとか早く終わらせたかったので、ものすごい集中力で撮っていたのは間違いないですね（笑）。

「凛」という曲は、タイトルどおりにとてもパワーのある楽曲（ASCA）

－さて（笑）。そんな「凛」のMVについてだけでなく、ここで楽曲そのものに関してもASCAさんから少しお話をいただけると幸いです。

ASCA：この「凛」という曲は、タイトルどおりにとてもパワーのある楽曲になっています。ASCAの曲の中でも、ここまで勢いがあって力強い曲はほかになかったと言えると思うんですよね。歌詞の中にも強い意志を持ったメッセージが込められていて、諦めなければいつか光は差すというようなイメージは、MVでも表現していただいているんです。私も、この曲では聴いてくれる方たちの中に闘志が芽生えるような歌を精一杯歌っていくようにしました。

東市：なるほど、闘志ね。なんかわかるな。そして、やっぱり曲としても歌としてもすごくいいものになっているからこそ、僕としても自分で納得のいくクオリティの映像が撮れたんだと思います。題材となる音楽がいいものでないと、いいMVはできませんから。これだけのものが作れたのは、結局ASCAちゃんの歌の力あってのことなんですよ。

ASCA：監督にそう言っていただけるのすごく嬉しいです！

－では、最後に。3人の今後に向けた展望を教えてください。

あわつ：今はいろいろなことをしてみたいですね。やったことのないことや、自分では少し苦手だと思っているようなことでも、積極的に挑戦していきたいです。

東市：僕は、映画を撮りたいんですよ。"風の谷のナウシカ"が大好きなんですけど、あれだけ年寄りから子供まで誰もが観て感動できるような映画って世の中にそう多くはないわけで、自分としてもこうしてたくさんの出会いを経ながら日々いろいろなものを得ていっているなかで、死ぬまでに1本でいいから多くの人たちの心を震わせられるような映画を撮りたい、というのが夢なんです。その作品が、自分の墓標になればいいなと思ってます。

ASCA：この間、あわつちゃんが来てくれたライヴで「凛」を初披露したんですよ。そのときに"新曲が良かった"という言葉やアンケートをたくさんいただいて、すごく嬉しかったんです。だから、ここからはCDを出すのと同時にライヴ活動もより積極的にやっていきたいと思っています。いずれはワンマンをやって、ツアーを回り、というふうに一歩ずつ頑張っていきながら、たくさんの方たちにASCAの歌声を届けていきたいです！