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INTERVIEW

Japanese

Charisma.com

2016年12月号掲載

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Member：MC いつか DJ ゴンチ

Interviewer：石角 友香

－そうですよね、さすがにCMにはね（笑）？ すごくキラキラした歌メロとラップ部分の落差は最初から考えていたものですか？

いつか：いや、最初はラップがもうちょっと普通の感じだったんですけど、やっぱりラップはあんまりポップになりすぎても......歌メロで"さよなら さよなら"って言いながら、明るく残念なことを歌っているっていうところで、"ポップにしちゃうとラップの良さがあんまり出ないんじゃないか？"っていうのがあって、ちゃんとハマるかっこいいラップをしようと思いましたね。

－で、「SEMI SWEET」はiTunes限定曲（Track.5／CD未収録）で、"セミ"がテーマですね。なんでそんなにセミに執着しちゃったんですかね？

いつか：なんでかはわからないですけど、初めて自分でトラックを作りました。

－セミの人生で純愛を描いてるみたいな。

いつか：はい（笑）。もうセミが好きっていう一心で、さっとできましたよ。誰かが"芸能人はセミみたいな一生だ"って言ってるのを聞いてから、より好きになりました。

－サウンド・プロデュースはいつかさんなんですね。これまでもDTM的なことはやってたんですか？

いつか：いや、今回初めてやりました。"MPC TOUCH"（AKAI Professionalのミュージック・プロダクション・コントローラー）のキャンペーン企画で、これを使って曲を作ってみてくださいというお題があったんです。

－さて、リリース当日開催のワンマン・ライヴ"Charisma.company ～第一回生ホウレンソウ発表会～"をもってOL卒業ということですが、それに関してはいつごろからお話が出てたんですか？

いつか：正直だいぶ前からで。1枚目（2013年リリースの1stミニ・アルバム『アイ アイ シンドローム』）が出たころが忙しさではピークだったと思います。テレビやラジオに呼んでいただいた際に、"現役OLの"って言っていただけるんですけど、実際お休みをもらうことが増えていたし、ちゃんと出社して仕事してっていうことが難しくなってました。それでやっぱり、"ちょっともう違うしな......"と、心が痛むというか。

－そこまでストレスを溜めてやりたくないってことですか？

いつか：いや。私、たぶんどこにいてもストレスが溜まるタイプなんで（笑）。

－じゃあアーティスト活動一本化の最大の理由は？

いつか：私は現役OL以外のところで、ミュージシャン、アーティストとして勝負してみたいというのはありますね。

－で、CEOになる、と。CEOってなんだ？ って話なんですけど。

いつか：模索中ですね。そこを真面目にバン！ って投げる回答はあえて用意していなくて、"ちょっといい女"？ "ちょっといいお尻"（笑）？ とりあえずそんな感じでいったん、笑わせようという目論見ですね。

－しかし、いつかさんが毒舌って言われてるようなことって、実は正論だなと思えてくるんですよね、最近。

いつか：ありがとうございます。自分でもそう思ってるんですけど、正論は別に世の中的には必要とされないことが多いのかなと。でも"そうじゃないんだよ"と。"え？ 正論だけど？"っていうことが結構多いなと思うときがあります。

－女性のドロドロした部分がこれからどういう範囲に広がっていくんでしょう？

いつか：いやもう、女性に関してはネタがいっぱいあると思います。ママになった幼馴染みのママ友との話を聞いても、そこはそこでママ社会があってネタがありますからね。