Japanese
フレデリック
2014年09月号掲載
Member:三原 健司 (Vo/Gt) 三原 康司 (Ba/Cho) 赤頭 隆児 (Gt) kaz. (Dr)
Interviewer:石角 友香
-"踊ってない夜を知らない"がリフレインされますけど、パンチラインは"踊ってない夜がないなんて""退屈"だと思うんです。健司さんはどう捉えて歌ってるんですか?
健司:この歌って"踊ってない夜を知らない""踊ってない夜が気に入らない"って、結構もうそのままの思いを伝えてるところがあるんですけど、1番最後の"踊ってない夜がない夜なんて/とってもとっても退屈です"は、よくよく意味を見たら"踊ってない夜を知らない"という気持ちと全然逆のことを言ってると思うんです。それって、今までのフレデリックの中でのちょっとした"よくなくなくない?"みたいな、ちょっとわかりづらいけど、ちょっとこんがらがらして終わるみたいな、ここが僕にとってのフレデリックの面白いとこやなと思って。これが正しい/正しくないとか、意味は間違ってるとかそういうわけじゃなくて、こういうこんがらがらせるとこが、フレデリックの良さなんかなと思ってますね。
康司:今ってストレートな歌詞が多いじゃないですか。そういう中でこういう歌詞はユーモアと思ってます、自分では。そこが俺たちのもともと持ってるいい部分なんで、そこを尖らせたところに気づく人は気づく。でも、みんなに気づいて欲しいと思ってる、そういう気持ちで歌詞は書いてますね。
-で、この歌詞って1番最後のヴァースがまた大事な気がしてて。最後は"踊ってない"から"踊ってたい"に変わるじゃないですか。
健司:ライヴで"踊ってない夜を知らない""踊ってない夜が気に入らない"ってサビは、僕、ひとりで歌う歌じゃないのかなとすごく感じてて。で、フレデリックって他の歌詞を見たときに、妄想部分であったりとか、僕個人が歌うことが結構多いんですよ。でも「オドループ」の歌詞とその音楽を聴いたときに、初めてライヴハウスにいるみんなが歌うことで成り立つ歌なんやなっていうのをすごく感じてて。そんな中で、1番最後のサビの"踊ってたい夜を知りたい"っていう、俺の思いを伝える意味で最後にここの歌詞があるんかなというふうに思ってます。
-なんか健司さんの説明を聞いたら、今まで不思議ちゃんに思えたこの曲が、ライヴで聴いたら泣きそうです(笑)。
康司:たぶんライヴ観たら気づくと思うんですね。この曲、ライヴの力すごい感じるんですよ。初めてやったときも、みんな手が挙がってたんです、自然と手が挙がってて。ホントに踊ってない夜を知らない人たち、ちゃんと感じてる、踊るっていうことがどういうことか。それは動作とかじゃなくて、身体を動かすだけがダンスじゃなくて、心まで踊ってる感じはホントに感じたんですよね。
-今回、アレンジ面ではシンセの入り方もベタですけど印象的で。
康司:そうそう(笑)。すごい絶妙にビート考えて、基本軸からシンセを入れるためにベース・ラインとドラムはビートを考えて作ったんで、ホント、ダンス・ミュージックの音楽的な面でもそこはちゃんと考えてやれた作品なんで。
-みなさんご存知かわかりませんが、最近復活したAPOGEEというバンド......。
康司:僕ら結成当初に"APOGEEみたいなバンドになろう"って。最強のニュー・ウェーブ・バンドだと思ってるんで。だいぶ違う方向になったんですけど、音楽性とか気持ちとかも、音楽人として尊敬できるバンドで、ずっと好きですね。
-ぜひいずれ対バンを(笑)。バランスが面白いですよね。今、ライヴ行ってる人にしてみたら、踊れて中毒性の高い音楽として聴いてて、でもそこそこ年配の人間が聴くとツッコミどころ満載な奥行きのある音楽だという(笑)。
康司:時代越えて愛されたいんで。今もちゃんとみれて、自分たちより年上のかたにもこういうのを聴いてもらえるっていうのは俺は大事にしたいです。
-メジャー・デビューして活動の場が大きくなることに関して展望は?
康司:俺は、ずっと言ってるんですけど紅白のようなマスメディアにはいつか出たいなって。俺らみたいなバンドが紅白に出たら、面白いように思うんですよ。サカナクションが活動スタンスを変えずに紅白にも出演しましたけど、ちゃんとこう、音楽の説得力だけでルーツ・ミュージックまで辿り着くじゃないですか、サカナクションて。この前ライヴ観たとき、そう思ったんですけど、俺らもそういうことをしていきたいんですよ。そういう全然、音楽的には違えど、やっぱそういう位置に行けるバンド、みんながちゃんと知ってくれるっていうのが、俺はやっぱ1番かっこいいことだと思うんです。
-そして健司さんの声の存在感はやっぱり大きいですよね。
康司:バックだけだと全然見え方が違うんです。そこに健司が入ってくる爆発力みたいなところをすごく大切にしてて、なんかそこのところの歌い方って、自然とわかってる感じがするんです。バンドに対して"音楽を乗せていく"それがわかってる。ヴォーカリストとして大事な部分だと思いますけど、それはすごい感じますね。
-バンドの命脈ですもんね。では、最後にワンマン・ツアーへの抱負をいただければ。
康司:やっとこう、メジャーでアルバムを出せて一緒に話し合えるものがあるわけじゃないですか?「オドループ」を知ってて"踊ってない夜を知らない"って一緒に歌ったりとか、お客さんが感じていくものをもっともっと感じられるだろうし、そこからたくさん広がると思うし。やっとコミュニケーションがとれます(笑)。
LIVE INFO
- 2024.12.24
-
羊文学
川上洋平([Alexandros])
藤巻亮太
ポップしなないで
CIVILIAN
Plastic Tree
yama
- 2024.12.25
-
UNISON SQUARE GARDEN
原因は自分にある。
ExWHYZ
サンドリオン
川上洋平([Alexandros])
豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL
シノダ(ヒトリエ)
ずっと真夜中でいいのに。
- 2024.12.26
-
BiS
いゔどっと
優里
Cwondo
LACCO TOWER
ネクライトーキー / kobore
UVERworld
Dannie May
- 2024.12.27
-
いゔどっと
"FM802 RADIO CRAZY 2024"
優里
TK(凛として時雨)
シノダ(ヒトリエ)
賽
Devil ANTHEM.
"TOKYO COUNT DOWN 2024"
ネクライトーキー / 3markets[ ]
ビッケブランカ
ExWHYZ
煮ル果実
神聖かまってちゃん
SANDAL TELEPHONE
ウソツキ
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2024.12.28
-
CENT
ザ・クロマニヨンズ × go!go!vanillas
the paddles
"FM802 RADIO CRAZY 2024"
TK(凛として時雨)
シノダ(ヒトリエ)
ADAM at
TENDOUJI
DJ後藤まりこ × クリトリック・リス
鯨木
Homecomings
"COUNTDOWN JAPAN 24/25"
モノブライト
BiS
THE YELLOW MONKEY
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI / PIGGS / Wang Dang Doodle / ゆっきゅん
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2024.12.29
-
"FM802 RADIO CRAZY 2024"
ADAM at
DIALOGUE+
Aooo
"COUNTDOWN JAPAN 24/25"
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2024.12.30
-
Dragon Ash × The BONEZ
"COUNTDOWN JAPAN 24/25"
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2024.12.31
-
Nornis / ROF-MAO / 葛葉 ほか
"第8回 ももいろ歌合戦 ~愛の大晦日~"
フラワーカンパニーズ
FINLANDS
"COUNTDOWN JAPAN 24/25"
大森靖子
9mm Parabellum Bullet×アルカラ
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2025.01.03
-
JIMMY EAT WORLD
- 2025.01.04
-
私立恵比寿中学
RAY×BELLRING少女ハート
いゔどっと
sajou no hana
PRIMAL SCREAM / ST. VINCENT / JIMMY EAT WORLD ほか
- 2025.01.05
-
RAY×BELLRING少女ハート
PRIMAL SCREAM
Base Ball Bear
WEEZER / MANIC STREET PREACHERS / DIGITALISM ほか
PIGGS
- 2025.01.06
-
THE JESUS AND MARY CHAIN
- 2025.01.07
-
WEEZER
PRIMAL SCREAM
GANG PARADE × 寺中友将(KEYTALK)
レイラ
- 2025.01.08
-
あいみょん
MONOEYES ※振替公演
WEEZER
THE YELLOW MONKEY
- 2025.01.09
-
OKAMOTO'S
ずっと真夜中でいいのに。
米津玄師
あいみょん
MONOEYES ※振替公演
the paddles
四星球
NOIMAGE
reGretGirl
RELEASE INFO
- 2024.12.25
- 2024.12.26
- 2024.12.27
- 2024.12.28
- 2025.01.01
- 2025.01.03
- 2025.01.05
- 2025.01.06
- 2025.01.08
- 2025.01.10
- 2025.01.12
- 2025.01.14
- 2025.01.15
- 2025.01.16
- 2025.01.17
- 2025.01.20
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
ST. VINCENT
Skream! 2024年12月号