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INTERVIEW

Japanese

hotal light hill's band

2014年06月号掲載

hotal light hill's band

Member:藤田竜史 (Vo/Gt) 村上友香 (Vo/AG) 小野田尚史 (Dr)

Interviewer:奥村 小雪

藤田竜史と村上友香(ゆうか)による男女ツイン・ヴォーカルでラヴ&ピースを歌う5ピース・バンドhotal light hill's band。(ホタバン)"太陽"をテーマにした自然体ポップスを融合させた最新作『ホタルライトヒルズバンド3』を6月25日にリリースする彼らにインタビューを敢行。バンドの成り立ちから音楽のルーツ、子供の頃の話まで、ホタバンのメンバー3人にじっくり話を訊いた。

-Skream!初登場ということで、まずはバンドのことについてお伺いします。2010年に藤田さん、友香さん、徳田さんの3人で結成されたとのことですが、最初からツイン・ヴォーカルのバンドをやるつもりで集まったメンバーなのですか?

藤田:もともと皆それぞれ違うバンドやっていて、その活動が止まった時期に3人で集まったんです。そこで、友香と会ったのもきっかけの1つなんですけど、当時から僕はツイン・ヴォーカルをやろうと決めていたんです。それまではずっと僕1人でヴォーカルをやってきたんですけど、ツイン・ヴォーカルならコーラスとかハーモニーとか、歌詞の世界でも広がりがあるんじゃないかなと思って。それで、3人でバンド組んだんですけど、その時まだドラムとベースがいなくて。

-では最初はサポート・メンバーをいれて活動されてたんですか?

藤田:そうですね。サポート入れるまでにも時間がかかって、その間はほんとTHE ALFEEみたいに(笑)。

友香:ギター3本で(笑)。

藤田:そうそう、試行錯誤しながら(笑)。やっぱりベースとドラムがいないと何もできないなと思って探してたんですけど、それから1年くらい見つからなくて。暗黒の時代です(笑)。

一同:(笑)

-藤田さんがお2人を誘ったんですか?

藤田:最初はそうですね。徳田は以前にやっていたRAVEってバンドの時からずっと一緒で、さらに友香も誘ったっていう感じです。

-藤田さんと村上さんの歌声はキーが結構近くて、男女ツイン・ヴォーカルのバンドの中では珍しいと思ったんです。さきほど村上さんと出会ったのもきっかけの1つだとおっしゃってましたが、友香さんの声に惹かれたということでしょうか?

藤田:声で惹かれた部分もあるんですけど、そもそも僕が書く歌はラヴ・ソングが多いわけじゃないので、男女っていう概念ではないというか。このバンドにおいては"1人の人間が思うこと"を歌っていきたいなと思ったんですね。人間はやっぱり表と裏があるし、闇も光もあるから、どっちにも声がいけるようにって考えた時に、声質が近くてしかも少年っぽい友香の歌声は歌詞の世界にぴったりで。僕とたいしてキーも変わらないのも面白いなーと思ったし、他のどのバンドにも似てない良いバンドになるっていう自信があったので。まあ友香に出会ったからこそ、そういう発想になったんだと思います。

-なるほど。その後、小倉さんと小野田さんが加入されたんですよね。そのあたりの経緯をお伺いしてもいいですか?

小野田:もともと、僕が前にやってたバンドと竜史君が前にやってたバンドで対バンをしたりとか、ツアーを一緒に回ったりとかしてて。その後、竜史君がやってたソロ・プロジェクトのサポートみたいな感じで声をかけてもらって一緒にやってたんです。それで、バンドを手伝ってくれないかって話がきて、最初はまずサポートで入りました。大ちゃん(小倉大輔)と同時期だったよね?

藤田:そうだね。もともと僕のソロ・プロジェクトはライヴ1回限りくらいの感じで集まったんですけど、その同じくらいにhotal light hill's bandもスタートさせてて。それで(小倉さんを)誘ってみようかって話してたんだよね。

友香:うん。

藤田:僕単純に、ドラマーとして小野田さんのファンだったんですよ。だから、この"なんちゃってTHE ALFEE"みたいなのに誘うのはどうなのかな?って(笑)。クオリティ的にまだまだだったので、ちょっと不安だったんですけど、"今しかない"と思って声をかけて。ちょうど同時期に、友香が前にやっていたバンドのベーシストだった小倉を誘いました。2人ともまずはサポートという形で入って......それが2011年かな。

-小野田さんはもともオトナモードで活動されてましたよね。その時から結構交流があったということですか?

藤田:そうですね、対バンしたりとか。僕はもともと好きなバンドだったので、観に行ったりとかもしてて。そのオトナモードがなくなるってなった後に......いや、解散はしてないんだけど(笑)。

小野田:脱退ね(笑)。

藤田:その後もドラム活動をするのかな?ってなんとなく思ってたんですけど、(オトナモードの元メンバーの中で)小野田君だけ何してるのか分からなくて。もしかしたら、ドラム辞めちゃうんじゃないのかなってなんとなく思って。それは僕としては非常にもったいないと思ったので、一応声をかけてみたんです。

-みなさんご出身は柏なんですか?

藤田:バンドを結成した場所が柏なんです。みんな生まれ育った場所はバラバラですね。僕は大阪で、小野田君は愛知県。友香は東京生まれで千葉育ちだから、1番柏に近いかな。

友香:柏の隣の市にいて、高校は柏でした。

藤田:僕と徳田も高校は柏で。

小野田:まあ、色々ありつつもみんな柏に縁はあります(笑)。

藤田:自分たちで立ち上げたcafe line recordsが柏にあるので、そこを拠点にしてます。実際そこはアジアン・カフェで、僕と友香はそこで働いてもいるんですよ。全ての拠点をそこにおいて、CDをリリースしたりとか、ツアーを行ったりとか。バンドが帰ってくる場所は柏にあるので、柏を中心に歌ってますね。