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INTERVIEW

Japanese

hotal light hill's band

2014年06月号掲載

hotal light hill's band

Member:藤田竜史 (Vo/Gt) 村上友香 (Vo/AG) 小野田尚史 (Dr)

Interviewer:奥村 小雪

-アルバムのテーマの"太陽"というのはどのようにして決めたのでしょうか?

藤田:朝昇ってくる太陽と、夕方沈む太陽って全く同じとは思えないくらい別の輝き方をするじゃないですか。どこの角度から見るかによって存在が変わってくると思うんですよ。それで太陽について歌いたいなって思ったんです。なにより大きかったのはTrack.5「太陽」っていう曲かな。アルバムの全体を形取ろうってなったときにできた曲ですね。だから曲順を考える時も、「太陽」をアルバムどこに持ってくるかによって、このアルバムがどういうまわり方をするか決まるなって思いました。

-"太陽"というテーマはバンドの雰囲気にも合っていますよね。

藤田:そうですね。単純にみんなで歌えて元気を与えられるようなアルバムにしたかったので、"圧倒的な存在ってなんだ?"って考えたときに、"太陽"だなって。このバンドは"月"ではないんですよね。

-過去のアルバムにもテーマがあったんですか?

藤田:1stアルバムは"夢"、2ndが"街"、そして3枚目が"太陽"ですね。

-藤田さんセレクトの"太陽"を感じるアーティスト名曲10という資料には、THE BEATLESの「In My Life」やEAGLESの「Take It Easy」、荒井由実の「瞳を閉じて」といった60~70年代の曲から、いきものがかりの「うるわしきひと」やWILCOの「One Sunday Morning」といったごく最近の曲まで、洋邦問わず幅広いですよね。相当音楽を聴くのがお好きなのかなと思います。

藤田:僕は色々聴きますね。小さい頃から、集めたり、調べたりするのが好きで。高校入ってからは皆と同じものが好きっていうのが嫌で、皆が知らないバンドを調べようって。LUNA SEAはもちろんハード・ロックも好きでした。あと、シティ・ポップも好きですね。まあ、ユーミンがすべてだと思います。でもやっぱり、THE BEATLES以上に好きなバンドはいないですね。友香もTHE BEATLES好きだよね?

友香:前に洋服屋で働いていたときに、勝手に有線のチャンネルをTHE BEATLESとかにして聴いてたりしましたね。

藤田:それ大事だと思う。毎日THE BEATLES聴いてると、刷り込まれるし。

-先ほど友香さんはSomething ELseがお好きという話が出ましたが、オフィシャル・サイトではモリナオヤさんやCURIOとかも好きなミュージシャンに挙げられてますね。

藤田:結構アコースティック・ギターが好きだよね。フォーク・ギターがすべてみたいな。

友香:あと、コーラスがきれいなのとかも好きですね。

藤田:生楽器の良い響きと、すごくいいコーラスと、温度のある歌詞がルーツになってるよね。

-小野田さんは椎名林檎、Coccoさんとかがお好きだと資料に書いてありますが。

小野田:そうですね。僕は基本的にめちゃめちゃJ-POP畑といいますか。ほんと何でも聴きますけど。あとは結構ラジオとか好きです。普通に生活していると自分の趣味の範囲内で留まっちゃうじゃないですか。ラジオは何でもかけてくれるので。

-あとは、オフィシャル・サイトでは亀田誠治さんがお好きだと書いてありましたよね。やはりドラマー目線としてベーシストさんって気になるものですか?

小野田:ベースをつい聴いてしまいますね。ドラムももちろん聴くんですけど、それ以上に聴いていしまいます。演奏をするときとかも、ベースを聴きながら一緒に演奏することが多いので、そういう意味でもベースのグルーヴだったり、ラインがどうなっているのかとかを聴いてます。

-あとオフィシャル・サイトには"東京オリンピック2020へ一言"っていう項目がありますが、皆さんスポーツはお好きなんですか?

藤田:それはネタですね(笑)。でも、バンドの目標としてオリンピックまでに武道館をやろうっていうのがあるので、敢えてスポーツのネタをプロフィールに持ってきてるっていうのはありますね。僕と徳田はサッカーやってたんですけど、あんまりスポーツマンはいません(笑)。

-ライヴもかなりの数をこなしてらっしゃいますよね。ホタバンさんのライヴってどんな雰囲気なんでしょう?

藤田:ライヴはみなさんの想像以上にアグレッシヴで世界観を出しながらやっていると思います。CDだけ聴いている人が初めてライヴに来るとちょっと驚くかもしれない。

-今作の6曲はすでにライヴでも披露されてるんですか?

藤田:まだ3曲しかやってないです。他は、これからですね。

-最後に一言ずつ、メッセージをお願いします。

小野田:『ホタルライトヒルズバンド1~2』という流れがあって、今回の『ホタルライトヒルズバンド3』で、より身近に感じてもらえる作品になったのかなと思っています。今まで歌ってきたものより、もっと現実的に皆の生活の中で力になるような曲たちが生まれたんじゃないかな。あと、星野さんの素晴らしい音も聴いてもらえると嬉しいです。

友香:ホタバンはやっぱりライヴ・バンドなので、ぜひライヴを観に来て欲しいです。

藤田:こういったフリー・マガジンを自ら進んで読む人たちのエネルギーが、僕たちバンドマンやミュージシャンにとってすごく大切な時代だと思うので、こうやって最後までインタビューを読む力がある人たちはぜひ、僕らの音楽も聴いて欲しいし、いい音楽をもっと共有、拡散して欲しいです。僕らのひと言ひと言も力になればいいなと思うし、作っている音楽も絶対的に自信を持ってやっているので、ぜひここで出会ってくれたら嬉しいです。よろしくお願いします。