Japanese
The Cheserasera
2014年01月号掲載
Member:宍戸 翼 (Vo/Gt) 西田 裕作 (Ba) 美代 一貴 (Dr)
Interviewer:奥村 小雪
-宍戸さんはいかがですか?
宍戸:僕はBLANKEY JET CITYはもともと全然聴いたことがなくて。高校の時からバンドを始めたんですけど、その時から音楽やっと聴くようになったんです。だからBUMP OF CHICKENとか聴いたし、あとはGRAPEVINEがすごい好きですね。それとUKロックみたいなのを聴いてました。色々聴いてはいるんですけど"こういう風になりたい"っていうのは別になくて。挙げるならそういったアーティストが僕は大好きですね。
-なるほど。2013年は、3月の下北沢SHELTERワンマン・ライヴがソールド・アウトしたり、10月にリリースしたタワレコ限定シングル『Drape』がインディーズ・デイリー・チャート1位を獲得したりと、色々な快挙を成し遂げていますが、この1年を振り返ってみていかがですか?
西田:2013年というか、そのちょっと前からもあるんですけど、僕ら3人だけじゃなくてBAD MUSICさんだったり、色々な方が本格的に力を貸してくれ始めて。なんだか知らないところに足を踏み入れた感じがあります。
美代:ワンマンも3月だったし、今回のCDも丁度2012年と2013年を跨いでる間くらいから録り始めてて、2013年を振り返ると本当に色々起きた激動の年というか。今まで生きてきた中で1番じゃないかなっていうぐらい、ガラッと変わった年ですね。
宍戸:自分たちの限界を超えようとした1年でしたね。でもやっぱりマネージャーの坂田さんと出会ったのが1番大きいかなと思っていて。坂田さんとは、今は無き渋谷屋根裏で知り合ったんです。もともと僕が前のバンドをやっている時から屋根裏の方々とは知り合いで、The Cheseraseraを組んでからもずっとお世話になっていたんです。それで、坂田さんが屋根裏にバンドを探しに来た時に、屋根裏の方が僕たちを紹介してくれて。下北沢SHELTERのワンマンも、僕たちはワンマンやりたいなーって思ってたぐらいだったんですよ。だけど"下北沢SHELTERにしよう"って決めてくれたのも坂田さんだし、あとCDを出してツアーをまわろうとかそういう提案もしてくれて。僕たちは単純に音楽を作ってライヴをするぐらいしか、知識とかやり方としてあまり持ってなかったんですけど、"こうしてみよう"っていう提案を坂田さんが全部くれてたんで、そのおかげで色んなことができたり、色んなことがありましたね。機材車を買ったりしたのも結構大きなことで、それが先日雪の道で事故って全損しまして(笑)。
-えっ?事故はツアーに出られたときに?
宍戸:そうですね。新潟で雪が降って、次の日解けかけてたんですけどそこでズバーンってなって......酷かったですね(笑)。もう死ぬ勢いの事故だったんですけど、4人と機材は無事だったっていう。無事で良かったんですけどね、ショックも大きいです(笑)。
美代:2013年で車買って、もうなくなってっていう。本当に色々あって(笑)。あと、このバンドで1番動いた年だったんです。僕たち結成4年目ぐらいなんですけど、今年は今までで1番変わってきたなと。
-この1年で1番印象に残っている出来事を挙げるとすれば何ですか?
西田:僕は単純に、運転してた本人なので、事故ですね(笑)。
宍戸:今年印象に残ってることが事故ってのも寂しい話ですけどね(笑)。もちろんワンマンもすごい残ってますね。"このステージをつくったんだな"って思ったし、1〜2曲目で結構感極まっていた部分がありましたね。1つ成し遂げたんだなっていうのを結構明確に感じましたね。下北沢SHELTERは憧れの箱だったし。1発目のワンマンで場所も格好良くて、ちゃんとチケットも売り切ることができたのが、分かりやすい1つの達成だったなとは思いますね。
-ありがとうございます。アルバムのお話について詳しくお訊きしたいと思います。アルバムに収録されている「風に吹かれて」の"1と2と3と4と5と それ以外何か言えないの?つまらない人ね"だったり、「Drape」の"最終電車から星を睨むんだ"など、シニカルな歌詞が印象的でした。そういったフレーズは自然と浮かんでくるのでしょうか?
宍戸:世の中には物語調の曲とかも色々あると思うんですけど、そういうのじゃなくて飽くまで日常の中で解釈できるというか。突飛なところから出てくる歌詞よりは、パッと出てくるような言葉で歌詞を書きたいなと思っているので、そういう歌詞は本当自然に出てきますね。普段生活している中で考えた言葉を、いざ曲を作るぞって時に引き出してくるっていう感じです。
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