Japanese
FLiP
2013年07月号掲載
Member:Sachiko (Vo/Gt)
Interviewer:沖 さやこ
-熱中出来る音楽という存在に対して、依存ではなく自立していますね。
昔は“音楽ないと生きていけない!”と思ったりもしていたけど……今は人生の中にあるものが音楽。あくまでこれはわたしの人生、と考えられています。
-夜を舞台にした曲が多いのは意識的なものですか?
「a will」の一節の“正しい青空”は昼なんですけど、それ以外はそうですね。情緒的な思いやエモいことを考えるのって比較的夜じゃないですか。わたしも歌詞がヒート・アップするのは夜の6時以降だったりするので、そういうのが自然と出てきたんじゃないかと思います。夜好きなんですよね。昼間に外歩いてると“あー、もうイヤ! 早く夜にならないかなー!”って思うんですよ(笑)。
-ははは(笑)。
確かに太陽も青空も清々しいけどわたしには合わない合わない(笑)!夜の道を歩いてるときのほうが気持ちがいいというか。ちょっと感傷に浸るとか、そういうものがもともと好きなんだと思います。高校生くらいの頃に“悲劇のヒロインか!”と言われたこともありますし。今はそうでもないんですけど、気質的にちょっとどよんとしてる空気感が好きなんだと思います。FLiPというバンド自体、音のメジャーとマイナーで言うとマイナーなコードを鳴らすのがしっくりくるというか、FLiPらしいと思うんです。それはメンバーみんなの人間性とリンクしてるからだと思うから……そういう夜やダークなものを連想させることが、FLiPの特徴ですね。きっと。
-他のメンバーさんはSachikoさんにとってどんな存在ですか?
めちゃくちゃ支えてくれてます。高校2年生から今までずっと一緒だし、同い年だし同性だし、女友達でありバンド・メンバーであり……この8年間でいろいろあったけど、いろんな壁を乗り越えて来たり、ぶつかり合うこともあったし。音楽を中心にそういうことを共にしてきたからこそ、他では繋がれない繋がり方をしているし、友達以上家族未満みたいな……ひとりひとりがそれぞれに対してバンドマンとしての尊敬度も年々増しています。みんなの代わりはいないし、きっとみんなもそう思っている。今という掛け替えのない瞬間瞬間を心から一緒にやっていきたい人たちですね。それが未来に繋がるし。
-自分をさらけ出すことを後押ししてくれたのもメンバーの皆さんですものね。
そうですね。歌入れのときに歌詞を見せるんですけど“ここまで言ってくれたら気持ちがいい”“安心した”と言ってくれて。それを聞いて安心しました(笑)。
-(笑)。メンバーさんから安心したという言葉が出たということは、メンバーの皆さんもFLiPに対してそういうことを望んでいたということかもしれませんね。
だと思います。だからこそこのアルバムは、みんながいたから出来たものだと思いますね。ひとりでも“ここまでやらなくてもいいんじゃない?”と思っていたら出来ていないだろうし……それをバンド・メンバーだけでなく、チームで思ってくれてたんです。みんなあたたかく見守りながらいろんな意見を言って支えてくれて。“もっと言っちゃえー”って(笑)。だからアルバムを作っていて、感謝が強かったです。心待ちにしてくれている人にも早く届けたい。ライヴではもう3曲くらいやっているんですけど、初めて聴いたとは思えないくらい盛り上がってくれて。だから“バンドがバンドにぶつかっただけあるな”と凄く感じますね。
-それだけFLiPの本気が、聴き手に伝わっているということですね。
そういうことをちょっとずつ体感していってます。でも“やっぱりそういうものだよね”という再認識のほうが強いですかね。こっちが本心とぶつかっていかないと、相手も本心でぶつかってくれないし。
-FLiPは“男勝りのバンド”ではなく“女の子としてのパワフルさ”が出ているところが強みだと思います。ロック・シーンやバンド・シーンは男社会ですが大変なことはないですか?
うーん……機材が重いことかな(笑)?力的なところでは男性に負けるなぁと思いますけど、精神面や音楽をやる上で男性に負けていると思って同じステージに立つのは失礼だと思うんです。男性は女性には出せないものを持っているし、わたしも男の人が出す音は大好きだし。でも男性のサウンドと横に並んだときに、男性の感覚と張り合うのではなくて、女性らしさを出しながらぶつかり合いたいと思っています。だから大変だと思うことはないですね。昔は“どうせ女バンドだろ”と野次飛ばされたり、挨拶もろくにしてくれない人たちもいましたけど、それは逆に面白かったです。そもそも音楽は性別じゃなくてその人たちの出す音じゃない?音を聴いてからなじれよ、って。そういうことしてた人たちの音楽には実際そそられなかったし。
-強いですね。
……それも全部、音楽が好きだからですね。“周りと比べる必要はない”という考え方が、年々増してきているんです。このアルバムではそれがやりたかったんですよね。まだやりたいこともたくさんあるので、このアルバムで掴んだ“FLiPの核”を大切にしながら、次も自分たちが面白いなと思えるものを作っていけることにわくわくしています。
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