Japanese
otsumami feat.mikan
otsumami:青葉 紘季 福井 伸実
mikan
Writer:高橋 美穂
"気づかないくらいのほんの一瞬の感情の揺れ"を昇華するレトロ・ポップ・バラード
AKB48「365日の紙飛行機」をはじめ、様々なアーティストへの楽曲提供を行っている青葉紘季率いるteamOUCAが楽曲制作を担当。さらに、ゲスの極み乙女のアートワークで注目を浴びた福井伸実がメンバーとして参加し、北海道のアイドル・グループ"タイトル未定"でも活躍する冨樫優花が"mikan"名義でフィーチャリング・ヴォーカルを務めるotsumami feat.mikanが、新曲「レモン水」を8月25日にリリースした。7月7日にも「恋のまぼろし」をリリースしており、彼らにとって今夏2曲目の"夏曲"となる。
青葉:繋がりは意識してないですね。ただ「恋のまぼろし」が"祭りの始まり"だとすれば、「レモン水」は"祭りのあと"なのかなと結果的に思ったりするので、どちらの夏もotsumamiとして描けたのは良かった気はしています。と言いつつ、MVを観ていただくとわかると思うのですが、「恋のまぼろし」のMVと共通のアイテムが登場したりするので、いわゆる"ひと夏"の繋がりのようなものを視覚的に感じてもらえると嬉しいです。
そんな「レモン水」が生まれたきっかけは、青葉が"家でアコギをポロポロやっていたときに、サビの「夏が終わる」の言葉とメロディが突然舞い降りた"というミラクルなもの。
レモン水 / otsumami feat.mikan【Music Video】
青葉:これは絶対にいいものになると確信をしたので、歌詞についてmikanに相談したんです。彼女が最近映画をよく観ているという話題になり、いわゆる日本映画的な"静けさ"のような、ふと見逃してしまいがちな景色の切り取りのようなものを曲に落とし込めれば、と思い制作にあたりました。"レモン水"というタイトルを思いついたのはmikanです。
「恋のまぼろし」の際(※2023年7月WEB掲載)も青葉は"「今そこにある二度と戻ってこない瞬間」みたいなものを大事にしています"とコメントしていた。"夏が終わる"と歌う「レモン水」は、まさにそんな楽曲。なぜ彼らは、"今そこにある二度と戻ってこない瞬間"を封じ込めようとするのか。
恋のまぼろし / otsumami feat.mikan【Music Video】
青葉:"今そこにある二度と戻ってこない瞬間"って実は当たり前のことを言ってるだけなんです。でもなんか忘れがちですよね。この曲で描かれている時間の経過って、たかがレモン水を注いでから氷が溶けてゆくくらいでしかなくて、ざっくり"今(現在)"と表現していいようなものなんですけど、でもその中にも"過去"があって、そこにはきっと気づかないくらいだけどほんの一瞬の感情の揺れがあるんじゃないかと。特に商業音楽と言われる作品って、その性質上、小説や映画のように長い時間を描くには適してないものだと思っているんです、個人的に。ただほんの一瞬を細かく切り取る、記録するというところではとても力を発揮できるツールなんじゃないかと僕は思っています。
そんな楽曲を彼らは"レトロポップバラード"と表現。たしかに、80年代の歌謡曲を現代にアップデートしたような曲調に仕上がっている。
青葉:サウンドだけでなく、mikanのバックボーンと、そこから受け継がれた表現力がそう思わせるのかもしれないですね。僕はかなり雑食ですけど、ずっと大事にしてきたこととしては、痒いところに手が届く音楽ということかなと思います。メロディの跳躍感だったり、歌詞で言う情景描写、いわゆる映像感だったり。それはotsumami全員が共通に好きな世界観なのかもしれないです。ひと言で言えば侘び寂びですかね。そもそも思い浮かべた映像がどこか古びたアパートの一室で、なんとなくアンティークな趣きがあったので、単純に音楽のジャンルというよりは、作品全体に漂う空気感を"レトロポップバラード"と表現させていただきました。
フィーチャリング・ヴォーカルの枠を越えて、otsumamiに大きな影響を与えているmikan。彼女は、この楽曲にどのように向き合ったのだろうか。
mikan:今作ではタイトルやコンセプトの提案をさせていただいて、歌う前からすでに愛着がありました。夏の終わりを惜しむ誰かに寄り添うような楽曲にしたいという想いがあって、飾らず等身大に歌ったつもりです。レモン水の氷が溶けてゆく時間の経過の表現を、一秒一秒大切に歌に乗せました。
そして福井伸実が描いたジャケットは、飲み終わったレモン水がストローや背景も含めて写真のようにリアルに描かれながら、少女やコップが白い色――まるで幻のように重ね合わせて描かれたもの。1枚の絵で時系列や物語を表現した、絶妙な作品となっている。
福井:物質としてのレモン水はそこに実在する夏の象徴として、それを取り巻く女の子たちはまさに夏の概念、思い出や幻のようなイメージです。懐かしいような、夏の思い出のどこかにいる女の子。はしゃぐよりは、儚い表情で描きたいと思いました。
ほかにはない可能性を、どんどん発揮し始めているotsumami feat.mikan。最後に、これからの展望について教えてくれた。
青葉:オリジナル楽曲については、大事にしてきた土台の想いや方向性は変えずに、メッセージとして少し攻撃的というか、誰しもが持ち合わせている心の澱のようなものに向き合った楽曲にもトライしていきたいなと思っています。それと真逆なキラキラしたかわいい楽曲も書きたいですね。その場合は僕が歌詞を書かないほうがいいと思いますが(笑)。
mikan:私自身、昭和歌謡にとても影響を受けているので、今作のような"レトロポップバラード"感は個人的にすごく嬉しかったです。いろんなものに挑戦できるチームでもありたいですし、"好き"をどんどん形にしていけたら面白いと思います。
▼リリース情報
otsumami feat.mikan
NEW DIGITAL SINGLE
「レモン水」
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