Japanese
"BAYCAMP 202302"
2023年01月号掲載
Writer 吉羽 さおり
東京近郊のベイ・エリアを拠点にドキドキとロックのみを発信する都市型オールナイト・ロック・イベント"BAYCAMP"。2011年にスタートし、2回目以降、夏は屋外 川崎市 東扇島東公園で、冬は屋内 川崎CLUB CITTA'でオールナイト・イベントを開催(一部会場変更あり)し、2020年には企画制作をするATFIELD inc.の20周年と10周年を迎える"BAYCAMP"を祝して"ATFIELD inc. 20th presents BAYCAMP 2020 10th Anniversary"がぴあアリーナMMで2日間にわたって行われた。2020年夏から2021年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響によるイベント開催の制限があり、オールナイト公演はかなわなかったが、2022年2月には冬の"BAYCAMP"の聖地、川崎CLUB CITTA'での2年ぶりのオールナイトが復活。そして2023年2月4日、川崎CLUB CITTA'+CLUB CITT'A'TTICでオールナイトでの"BAYCAMP 202302"開催が決定した。
"BAYCAMP"では、ライヴハウス・シーンで注目を集めるニューカマーをいち早く紹介し、またキャリアに関わらずとにかく"ライヴ"を観てほしいバンドやアーティストが並ぶ。主催する青木 勉氏("BAYCAMP"実行委員会 代表/ATFIELD Inc.)は長年、多くのフェスやイベントの立ち上げに関わり、またライヴの現場を知る人。その肌感覚によるラインナップだ。[BAYCAMP2021 "DOORS"]開催時に、Skream!では青木氏と"BAYCAMP"常連バンド Awesome City Clubによる座談会(※2021年5月号掲載)を行ったが、その際にatagiが"フェスって基本的には集客力や知名度が、いわば戦闘力みたいなものだと捉えられがちなんですけど。「BAYCAMP」は唯一と言っていいくらい、ライヴハウスで強いやつが一番盛り上がるんです"と語っていた。共演するバンド、アーティストも自ずと互いに影響をし合って、様々なドラマやそのときならではのストーリーを生み出していくのがまた"BAYCAMP"の醍醐味でもある。
今回は、1月頭段階でDJを含む21組の出演が発表されている。音楽家としてだけでなく映画やドラマでも独自の存在感を香らせるドレスコーズ、2023年には結成15周年を迎える夜の本気ダンス、10周年を迎えたDaoko(DJ set)、そして2022年に続いての出演となるthe dadadadys(teto時代より何度も出演しているが)や水曜日のカンパネラ、時速36km、さとうもか、SEVENTEEN AGAiNがラインナップ。また、Cody・Lee(李)、MONO NO AWARE、こちらも常連バンドのひとつ 東京初期衝動は、それぞれのスタンスでステージで暴れまわってくれそうだ。この冬の"BAYCAMP"では、これからロック・シーン、音楽シーンを賑わせてくれそうなニューカマーを知ってもらおうという意味合いもあり、今回はレトロな少女、YAJICO GIRL、そして町田出身のラッパー/トラックメイカー ぜったくんの出演がアナウンスされている。またDJ陣ではおなじみのFREE THROW(弦先誠人/神 啓文/タイラダイスケ)とDJダイノジが会場を盛り上げ続ける。コロナ禍のこの数年では、フェスやイベントの開催数自体が減っていることもあって、ライヴを通して新しいバンドと出会う、またロックDJたちが盛り上げるフロアで新しい音楽を知る機会が少なくなってしまった。
SNSやストリーミングを通じて新しいバンドや音楽に出会ったけれど、まだ実際にライヴに足を運んだことがない、ライヴハウス自体に行ったことがないという人も多くなっていると思う。またバンドやアーティストとしては、フェスが開催規模を縮小したりステージ数を減らしたりして開催していた経緯もあり、出演の機会が減ってしまってもいたこの数年間だっただろう。以前のSkream!での座談会時に、10周年を期に1度はイベントを終わらせることも考えたと言っていた青木氏。ただ、コロナ禍での経験や音楽の現場を目の当たりにして、さらにこの"BAYCAMP"を続けていくこと、続ける意義を痛感したとも言う。たくさんのバンド、音楽に触れることができること、後々になっても、誰かと一緒にあの日あのとき観たステージや雰囲気を語らい共有できるのが、フェスやイベントの楽しさだ。まだまだ完全にコロナ以前の形でとはいかないものの、"ライヴ"という空間が戻ってきている現在。夜通し音楽と触れ合う1日を味わってみてはどうだろう。
"BAYCAMP 202302"出演アーティストたちからコメント到着!
夜の本気ダンス
初めてBAYCAMPに出たのが9年前。駆け出しも駆け出しの僕らを誰よりも早くフックアップしてくれた事。とても感謝しています。
夜の本気ダンスは今年結成15周年。あの頃の僕らよりも更に踊れるライブをぶちかまします。
オールナイト特有の背徳感や一体感を一緒に楽しみましょう。
米田貴紀(Vo/Gt)
the dadadadys
the dadadadysボーカルの小池貞利です。駄々をこねる赤ん坊みたいな産声を奏でながら、打打打打打打と機関銃の如く観客の五感と股間を撃ち抜くのda。だ。
小池貞利(Vo/Gt)
Cody・Lee(李)
Cody・Lee(李)が現体制になって2回目のライブが「BAYCAMP2019」のTIP OFF ACTでした。
FIELD of GARAGEから見える港を泳ぐ船、東扇島東公園の潮風の匂い、全てを鮮明に覚えています。
BAYCAMPがなければきっとCody・Lee(李)はここまで成長しなかったと思います。
僕たちにとって、BAYCAMPは実家の様な安心できる存在です。今年もよろしくお願いします。
高橋 響(Vo/Gt)
Daoko
6年ぶりのBAYCAMP、楽しみです。初めましての方も多いと思いますが、みんなで踊れるLIVEにします!! 2月4日はバンド好きもクラブ好きもCLUB CITTA'でお祭りだー!!
時速36km
BAYCAMP今年も出られて嬉しいです。
憧れのバンドと一緒にやれる舞台なので大きく緊張する部分もありますが、それより大きくワクワクしてます。
そして、そういう舞台で同世代で一緒にやってきたバンドと共演できているのもとても嬉しいです。
あと単純に好きなアーティストが沢山出るイベントなので自分らがステージに上がっている時間以外はフロアの方でめっちゃライブ見たい気持ちです。
会ったら乾杯しましょうね。
おりゃー!
仲川慎之介(Vo/Gt)
YAJICO GIRL
昨年はDJとして参加したBAYCAMP。今年は念願のバンドでの出演ということで、2年連続であの場所、あの空間にいられることが純粋にすごく嬉しいです。祝祭感のあるイベントですよね。大好きです。YAJICO GIRLは3月にアルバムも控えているので、この機会に是非。他にも楽しみなアーティストがたくさんいます! 今から待ち遠しい!
四方颯人(Vo)
ルサンチマン
ルサンチマンです。
BAYCAMPは昨年体調不良により出演をキャンセルさせていただき、大変ご迷惑をおかけしたとともに悔しい思いもしました。
今年はWelcome Actとして出演させていただきますので、BAYCAMPの頭から盛り上げたいと思います!
よろしくお願いします!!
EVENT INFORMATION
"BAYCAMP 202302"
2月4日(土)川崎CLUB CITTA'+CLUB CITT'A'TTIC
OPEN 14:00 / START 15:00 / CLOSE 5:00(予定)
出演:ドレスコーズ / 夜の本気ダンス /
神聖かまってちゃん / the dadadadys /
水曜日のカンパネラ / Cody・Lee(李) /
Daoko(DJ set) / MONO NO AWARE /
時速36km / さとうもか / 東京初期衝動 /
SEVENTEEN AGAiN / ぜったくん / レトロな少女 /
YAJICO GIRL / 鉄風東京 / Bearwear / UlulU /
ルサンチマン(Welcome act) /
DJ ダイノジ (Closing act) /
DJ FREE THROW(弦先誠人/神啓文 /タイラダイスケ) and more
[チケット]
オールスタンディング ¥4,800(D代別)
■一般発売中
※18歳未満入場不可/顔写真付き身分証必要
チケットぴあ
イープラス
ローチケ
EVENT INFORMATION
"BAYCAMP 202302"
2月4日(土)川崎CLUB CITTA'+CLUB CITT'A'TTIC
OPEN 14:00 / START 15:00 / CLOSE 5:00(予定)
出演:ドレスコーズ / 夜の本気ダンス / 神聖かまってちゃん / the dadadadys / 水曜日のカンパネラ /
Cody・Lee(李) / Daoko(DJ set) / MONO NO AWARE / 時速36km / さとうもか / 東京初期衝動 /
SEVENTEEN AGAiN / ぜったくん / レトロな少女 / YAJICO GIRL / 鉄風東京 / Bearwear / UlulU /
ルサンチマン(Welcome act) / DJ ダイノジ (Closing act) /
DJ FREE THROW(弦先誠人/神啓文 /タイラダイスケ) and more
[チケット]
オールスタンディング ¥4,800(D代別)
■一般発売中
※18歳未満入場不可/顔写真付き身分証必要
チケットぴあ
イープラス
ローチケ
- 1
LIVE INFO
- 2025.07.22
-
Hump Back
終活クラブ
the telephones
- 2025.07.23
-
東京スカパラダイスオーケストラ
板歯目
フラワーカンパニーズ×アイボリーズ
9mm Parabellum Bullet
女王蜂
- 2025.07.24
-
水平線
板歯目
bokula.
ビレッジマンズストア
竹内アンナ
the paddles
- 2025.07.25
-
四星球
マカロニえんぴつ
セックスマシーン!!
東京スカパラダイスオーケストラ
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
キュウソネコカミ
FIVE NEW OLD
有村竜太朗
Ivy to Fraudulent Game
のうじょうりえ
輪廻
RAY
らそんぶる
UNCHAIN
ゴキゲン帝国
miida
bokula.
感覚ピエロ
- 2025.07.26
-
あれくん
[Alexandros]
Eve
"OGA NAMAHAGE ROCK FESTIVAL vol.14"
GANG PARADE
須田景凪
コレサワ
LOCAL CONNECT
アーバンギャルド
reGretGirl
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
ASP
Creepy Nuts
FIVE NEW OLD
PENGUIN RESEARCH
マオ(シド)
さめざめ
Academic BANANA
"MURO FESTIVAL 2025"
WtB
有村竜太朗
Czecho No Republic
Mrs. GREEN APPLE
- 2025.07.27
-
Eve
東京スカパラダイスオーケストラ
MAPA
神はサイコロを振らない
"OGA NAMAHAGE ROCK FESTIVAL vol.14"
LOCAL CONNECT
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
ASP
コレサワ
DURDN
"MURO FESTIVAL 2025"
Mrs. GREEN APPLE
- 2025.07.28
-
THE YELLOW MONKEY
パピプペポは難しい
のうじょうりえ
Hump Back
- 2025.07.29
-
大森靖子×銀杏BOYZ
斉藤和義
- 2025.07.31
-
TENDOUJI
フラワーカンパニーズ
GIFTMEN
なきごと
The Gentle Flower.
のうじょうりえ
ZAZEN BOYS
板歯目
- 2025.08.01
-
bokula.
GIFTMEN
ビレッジマンズストア
キュウソネコカミ / 礼賛 / 西川貴教 / FANTASTICS
GOOD BYE APRIL × エルスウェア紀行
cinema staff
the shes gone
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
Newspeak
Amber's
パピプペポは難しい / IQ99
- 2025.08.02
-
Saucy Dog
マオ(シド)
四星球 / フラワーカンパニーズ / Hump Back / 眉村ちあき ほか
なきごと
FIVE NEW OLD
BLUE ENCOUNT
TENDOUJI
カミナリグモ
"Live House Pangea presents「新世界FESTIVAL2025」"
あれくん
藤沢アユミ
reGretGirl
Nothing's Carved In Stone
ぜんぶ君のせいだ。
岸田 繁(くるり) / 向井秀徳アコースティック&エレクトリック / 折坂悠太
古墳シスターズ
PENGUIN RESEARCH
忘れらんねえよ
シナリオアート
SCOOBIE DO
eastern youth
"NEW HORIZON FEST"
ExWHYZ
BRADIO
映秀。
- 2025.08.03
-
Saucy Dog
なきごと
四星球 × G-FREAK FACTORY
マオ(シド)
ビレッジマンズストア
PK shampoo
フラワーカンパニーズ
BLUE ENCOUNT
Nothing's Carved In Stone
FIVE NEW OLD
reGretGirl
さめざめ
カミナリグモ
あれくん
忘れらんねえよ
SCOOBIE DO
"NEW HORIZON FEST"
古墳シスターズ
Lucky Kilimanjaro
め組
コレサワ
有村竜太朗
- 2025.08.05
-
Hump Back
BLUE ENCOUNT
YOASOBI
RELEASE INFO
- 2025.07.23
- 2025.07.25
- 2025.07.29
- 2025.07.30
- 2025.07.31
- 2025.08.01
- 2025.08.06
- 2025.08.08
- 2025.08.11
- 2025.08.13
- 2025.08.15
- 2025.08.20
- 2025.08.22
- 2025.08.27
- 2025.08.29
- 2025.09.03
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
Organic Call
Skream! 2025年07月号
ドレスコーズ
ひさしぶりに、みんなで朝を待ちましょう。きっと忘れられない一晩になるはずです。あなたはとびきりのおめかしでいらして下さい。その日まで、どうか健やかで。お待ちしております。
志磨遼平