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DISC REVIEW

Japanese

BAKEMONO in the Tennoji Park

コンテンポラリーな生活

『BAKEMONO in the Tennoji Park』

Release Date : 2016-06-08
Label : SPACE SHOWER MUSIC

"つらいことや苦しいことは今だけは忘れて"みたいなことを言う/歌うバンドに(ある種の真実もあるのだが)辟易している人に、コンポラの新作は異様なまでの腹落ち感をもたらすに違いない。くすぶるバンドマンの心象を描きながら、それでもバンドを手放さない理由が描かれたTrack.1でリード・トラックの「化け物になれば」、テンション・コードをシンプルな3ピースに落とし込むセンスが洒脱なTrack.2「僕は鳥」や、コード進行はイケメンなのに歌われる内容は唐揚げという"らしい"バランス感のTrack.4「居酒屋で出てくるタイプの唐揚げが食べたい」、DINOSAUR JR.ばりに腹の据わったドライなドライヴ感のTrack.6「ステレオサイン」、弾き語りのネイキッドな歌声が、むしろ優しいラスト・チューン「虹がかかったなら」など全7曲。(石角 友香)