Overseas
USアンタイフォーク・シンガーWillis Earl Beal、デビュー・アルバムをリリース
2012.04.06 11:22
米シカゴ出身から異色のアンタイフォーク・シンガーWillis Earl Bealが、AdeleやVAMPIRE WEEKEND、FRIENDLY FIRESが所属する“XL Recordings”傘下の新レーベル“Hot Charity”からデビュー・アルバ
ム、『Acousmatic Sorcery』をリリースした。
逞しい体格からは想像も出来ない繊細なメロディーと、ソウルフルな歌声が強烈な印象を残すWillisのローファイな音楽。新人ながら、James BlakeやDamon Albarnが彼とのコラボレーションを熱望し、SBTRKTは彼を前座に抜擢するなど、アーティストからのラブコールを送られている、注目のアーティストだ。
そんな彼だが、実にユニークな経歴の持ち主。軍隊として働いていた後、23歳で移住したニュー・メキシコでは、ホームレスで過ごしていた時期もあったという。何百もの曲を書き続け、ひたすら自主制作したCDとフライヤーを撒き続ける中、地元のカルト的人気ファンジン“Found”が彼に 目をつけ、いきなり表紙に抜擢。そのファンジンでWillisのインタビューを読んだMos Defは、何と自らWillisに電話をかけ、彼の半生をつづった映画を撮りたいとオファーしたという逸話が残っている。
現在、先行シングル「Evening's Kiss」のビデオが公開中。鉛筆画によるアニメーションに心がほっこり温まる芸術的なビデオとなっている。
Willis Earl Beal - Evening's Kiss
なお、Willis本人が本作に寄せたコメントも公開されている。
<Willis Earl Bealから本作に対するコメント>
こんにちは。
Willis Earl Bealです。
人生とは、多くの意味をなすものだ。
僕はずっと知っていたよ。
たとえ平凡で、忌々しいほど痛くて、退屈だとしても、僕にとってそれは明白なことだった。
それを実感させてくれるサインがいくつもあったんだ。
僕に歌うべき曲があるとしたら、これらサインがそれを教えてくれたのさ。
このアルバムは、とても希望を持てる状況ではない時期に書いて歌った曲のコレクションだ。
僕はただ曲を書き、歌わなければならないということだけは解っていた。
それを疑問とも思わなかった。
これが出来たのは、私に”魔法”の啓示と顕現があったからなんだ。
空に向かって叫んだり、喧嘩を売ったり、酔って記憶を無くしたりしていた時にね。
締めくくると、僕自身が、ありふれた文明社会の構造において、誰でもやりたいを何でも出来ることを体現した主な例の1つなのさ。
それでは。
Willis Earl Beal
■リリース情報
アーティスト名:Willis Earl Beal(ウィリス・アール・ビール)
タイトル: Acousmatic Sorcery(アクースマティック・ソーサリー)
流通品番: XLCD564
レーベル:Hot Charity / XL Recordings / Hostess
発売日:絶賛発売中!
税込価格:輸入盤オープンプライス
<トラックリスト>
1. Nepenenoyka
2. Take Me Away
3. Cosmic Queries
4. Evening's Kiss
5. Sambo Joe From The Rainbow
6. Ghost Robot
7. Swing On Low
8. Monotony
9. Bright Copper Noon
10. Away My Silent Lover
11. Angel Chorus
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