Japanese
SILENT SIREN
Skream! マガジン 2018年01月号掲載
2017.11.14 @日本武道館
Writer 岡本 貴之
6月からスタートした"5th ANNIVERSARY SILENT SIREN LIVE TOUR 2017 『新世界』"のファイナルは、バンド史上初の2デイズ開催となる日本武道館ライヴ。航海をモチーフにしたオープニング映像が流れると、すぅ(Vo/Gt)、ゆかるん(Key)、あいにゃん(Ba)、ひなんちゅ(Dr)のシルエットが浮かび上がり、幕が開いた。船をイメージした豪華なセットに立つ4人は海軍をイメージした凛々しい衣装で超満員の客席を前にすると、前日ラストを飾った曲「フジヤマディスコ」からファンキーにライヴをスタートした。昨年末の東京体育館(※2016年12月30日に開催された"Silent Siren 2016年末スペシャルライブ Dream on!")で初披露され、レーベル移籍1stシングルとなったこの曲は、まさにこの1年のサイサイ(SILENT SIREN)の勢いと意気込みを象徴する力強さを纏っており、サビ前では"サイファミ(※SILENT SIRENファンの呼称"サイサイファミリー"の略)"も全力で"Oh! Oh!"とコーラスしていた。「BANG!BANG!BANG!」ではメンバー紹介が行われ、それぞれがソロを回す。あいにゃんのファンキーなスラップ、ひなんちゅのJohn Bonham(LED ZEPPELIN)ばりのパワフルなドラム、すぅの鋭いギター、鍵盤を操りながら左手で盛んに観客を煽るゆかるん、早くもバンドの魅力全開の序盤となっていた。中盤では恒例のお楽しみ企画"サイサイコーナー"へ。"金のサイサイくんを探せ"と題されたゲームでステージ上にある封筒をそれぞれが探し出し、持ち寄った結果、あいにゃんとすぅが罰ゲーム"巨大ワニとの対決"を受けることに。
その後、「フユメグ」、「AKANE」とバラードが続き、スライドショーでサイファミの姿が映し出される演出も。多様な演出のなか、バンドの演奏、すぅのヴォーカルは高い集中力を保っているのがわかる。特に「AKANE」は感情表現豊かな歌唱だった。「ジャストミート」からライヴは佳境に入り、「Kaleidoscope」ではバックに万華鏡のような映像が流れるなかでの幻想的な演奏に魅了された。キメの多いポスト・ロック的楽曲でバンドの一体感を発揮した、サイサイの新たな可能性を感じさせる曲だったと言えよう。ここで"DJ YUKAKOO"(※ゆかるん)が登場、残りの3人はセンター・ステージに出て人気芸人をフィーチャーしたパフォーマンスを展開し、ライヴ・アンセム「DanceMusiQ」へと突入。さらに「チェリボム」へと続き、武道館は最高潮の盛り上がりを見せた。すぅはセンター・ステージでファンへの感謝の言葉から始まるMCへ。"人生は旅みたいなもの。悩むことも悲しいこともあるけど、それを乗り越えたら楽しいことも絶対待ってるはず。夢は誰かに叶えてもらうものじゃない、あのころ見た夢を自分たちで叶えたいと思います"と、歌われたのは武道館限定CDとして会場で販売された「シンドバッド」。大きな拍手と合唱のなか、4人はステージを降り、アンコールに応えて、最高にポップな新曲「パパヤパヤパ」、ラストは「ビーサン」を披露しツアー・ファイナルを締めくくった。
観客に配られたシンクロライトや、豪華なステージ・セット、映像や特効などの演出に加え、メンバーたちが隅々までお客さんを楽しませようとする、サービス精神盛りだくさんでファンへの愛情と感謝が詰まった5周年記念ライヴ。バンドの集大成を見せたこの日から始まったサイサイの新たな船出に期待しよう。
[Setlist]
1. フジヤマディスコ
2. 吉田さん
3. BANG!BANG!BANG!
4. 八月の夜
5. What Show is it ?
6. 爽快ロック
7. 女子校戦争
8. Love Balloon
9. あわあわ
10. ぐるぐるワンダーランド
11. フユメグ
12. AKANE
13. ジャストミート
14. Kaleidoscope
15. DanceMusiQ
16. チェリボム
17. シンドバッド
en1. パパヤパヤパ
en2. ビーサン
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