Japanese
SILENT SIREN
Skream! マガジン 2017年02月号掲載
2016.12.30 @東京体育館
Writer 岡本 貴之
年末のスペシャル・ライヴに詰めかけた大観衆を待っていたのは、ビッグ・サプライズ。レーベル移籍し、バンド表記は大文字になり、2017年から新たにスタートすることとなったSILENT SIRENは新曲「フジヤマディスコ」で"日本一のガールズ・バンドになる"と高らかに宣言してみせた。
"Silent Siren 2016 年末スペシャルライブ Dream on!"と題して名古屋、大阪で行われてきた年末恒例ライヴの東京公演の舞台となったのは、ちょうど1年前にもライヴを行った会場、東京体育館。"夢"をテーマとした本公演のオープニングは、アニメ映像に続いて扉が開き、巨大バルーンが弾けてメンバー4人が登場するという大掛かりなもの。一瞬にして会場が沸き立つなか、すぅ(Vo/Gt)が"東京ー!"と叫んで「Stella☆」からライヴがスタートした。サビでは観客に入り口で配布されたリストバンドが光り、壮観のひと言。ゆかるん(Key)が両手を広げて煽り、あいにゃん(Ba)とひなんちゅ(Dr)がタイトにリズムを刻む。2016年は史上最大規模のツアーや、主催イベント"サイサイフェス 2016"の開催など、スケールの大きな活動を行ってきた4人らしい、堂々としたオープニングだ。曲のエンディングからそのままギターのカッティングが2曲目の「LOST.W」へと誘うと、切ないメロディがシンプルな8ビートに映える。電話をかける仕草も楽しい「Ring Ring Ring」、四つ打ちのリズムが女の戦いを熱く表現する「女子校戦争」などで盛り上げると、中盤では4人がマイクを持ち、ステージから伸びるランウェイを歩いてセンター・ステージへと移動。"サイファミの夢を叶えます"コーナーへ。叶えたい夢を応募してきた"サイファミ(※サイサイファミリー=SILENT SIRENファン)"の中から、まずは彼氏と2ショットを撮ったことがないという女の子の悩みを解決。客席からステージに上がったカップルをカメラマンが2ショット撮影し、さらにメンバーとの記念撮影が行われると、女の子は思わず嬉し泣きしていた。続いて、SILENT SIRENに"結婚式に来てほしい"との夢があるカップルが披露宴のようなフォーマルな衣装でステージに登場すると、"結婚式には行けないけどお祝いにこの曲を贈ります"と、センター・ステージでイスに座ったふたりに向けて「ハピマリ」を演奏して祝福した。ライヴを再開すると、「恋い雪」、「セピア」と続けて演奏。"序盤から夢をテーマにした曲を入れたセトリです"とすぅが改めてこの日のテーマを伝え、シンセの音色がドリーミーに彩る「ユメオイ」ではステージの上部に移動して歌うと、スクリーンに表示された歌詞がすぅの口からセリフの吹き出しのように見えるユニークなシーンも。さらに続く「ストロベリームーン」では、三日月のオブジェにすぅが腰掛けてステージ上空で歌う驚きの演出もあった。
このツアーのコンセプト・リーダー、ゆかるんによる"夢見る心を諦めないでほしい"という、この日のライヴの核となるメッセージから、メンバーそれぞれが夢を告白したのだが、これが次の演出のフリになっていた。DJ YUKAKOOと化したゆかるんを始め、4人がLEDサングラスをかけて登場すると、"サイサイはもっと夢を見て現実にしたい"とひなんちゅがヴァイオリンを披露、あいにゃんがバスケのユニフォームでシュートを決め、すぅはローラースケートで登場。さらにゆかるんはステージ上からセンター・ステージに瞬間移動するイリュージョンで魅せ、4人でダンス。さりげなく"PPAP"も織り交ぜるサービスぶりで楽しませると、そのままのテンションで「DanceMusiQ」へと突入。アッパーなEDMノリで会場は巨大クラブと化した。「What Show is it?」、「ぐるぐるワンダーランド」、「吉田さん」と続いた怒濤の後半戦の最後は、「チェリボム」。あいにゃんが勢いよくスラップ・ベースで口火を切って曲に突入すると、会場が一体となる大盛り上がり。曲の後半ではツアー特設サイトの公募企画に当選したサイファミダンサーがステージの左右に上がって踊り、天井からハート型のバルーンが落ちてきて、華やかに本編の幕を下ろした。メンバーがステージを下りると、スクリーンには"重大発表"の文字が。3月1日に初のメンバー・セレクションによるアルバム『Silent Siren Selection』のリリース、ユニバーサル ミュージック EMI Recordsへの移籍、同じく3月1日に移籍第1弾シングル『フジヤマディスコ』をリリースすることが次々と発表され、アンコールで早速「フジヤマディスコ」を初お披露目。ファンキーな16ビートのギター・カッティングに太いベースのスラップが絡むディスコ・チューンで、"まだ見たことがない景色をこの目で確かめたい"と歌う、バンドの新たな決意を表明した曲となっていた。"私たちはガールズ・バンドの頂点を目指したい。みんなにもいい景色を見せたい。全力でやるので全力でついてきてください"とのすぅのMCにひと際大きな拍手と声援が送られた。ラストは「ビーサン」で真夏のような熱さの盛り上がりのなかライヴを終え、"これからもみんなで夢を見続けましょう!"と呼び掛けてステージを下りた。"ガールズ・バンドの頂点を目指す"という夢が本気であることがわかるバンドの熱量と趣向を凝らした数々の演出で、まさに夢を見ているようなスケールの大きいライヴだった。
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