Japanese
"TOKYO SKREAM"座談会
空白ごっこ:セツコ(Vo)
ヤユヨ:リコ(Vo/Gt)
yutori:佐藤 古都子(Vo/Gt)
Interviewer:稲垣 遥
歌ってる間は自分じゃないと思っていて。知らない誰かが私の中にいて、その誰かが歌う感情を大事にしたいので、ライヴ中はMC以外あまり自分を出さないようにしています(古都子)
-そういう面で言うと、リコさんが一番共演者に話し掛けたりできそうなイメージはありますけど......(※リコが顔の前で手を振る様子を見て)そうではなさそうですね(笑)。
リコ:本っ当にできなくて。ステージの感じからすると明るいのかな、結構コミュニケーション積極的に取っていけるタイプなんじゃないかなって思われがちではあるんです。でも、暗くはないかもしれないですけど、私たちもわりと人見知りで、メンバー内で固まっちゃうというか。輪を広げられずに最後ちょっと"ヤユヨって言います。今後ともよろしくお願いします"とか言って、それでちょっと仲良くなった気になって帰っちゃって"はぁ、もっと喋っておけば良かった"っていう後悔は何回もしています。そこらへんは事務所のマネージャーからも"もうちょっとちゃんとしたほうがいいと思います"、"積極的に輪を広げていったほうがいいと思います"とか結構言われるんで、今年の課題ですね。やっぱりコミュニケーションを取っていろんなお話をして、お友達を作っていこうかなーって思うので、2組ともしっかり先頭を切ってお話しするように、お姉さんなんで頑張ります(笑)。
-2019年~20年あたりに始動したみなさんは、コロナ禍でいったん対バン・ライヴがストップしたのもあって、フェスやサーキットはあっても、まだこういう2~3組での対バン・イベントは新鮮だったりするのかな? と思ったんですけど、どうですか?
リコ:少しずつは慣れてきたんじゃないかなって思いますけど、コロナ禍前の状態にわりと戻ってきた状態での今回のライヴなんで。コロナ禍前はほとんどこういう企画に出たことがなかったので逆に新鮮ですね。コロナ禍のほうが慣れてるというか。なんでお客さんの反応というかリアクションもすごい楽しみですし、バンド同士でどんな反応があるのかも楽しみですね。
セツコ:お二方に比べたら慣れてないので、もう得られるものは全部持って帰りたいなって思います。同年代のアーティストとの関わりが私はあまりないので、いいイベントに入れていただいたなと。これから音楽シーンで活躍していくお二方が、どういうパフォーマンスを形作っていくのかにすごく興味あるので、ぜひたっぷり楽しませていただきます。仲良くしてください。お願いします(笑)。
-これを機に仲良くなってまたどこかで再会して、となっていくといいですよね。では、今回せっかく全員ヴォーカリストの座談会なので、歌ううえで大事にしている部分や、フロントマンとして意識している部分を聞いてみたいです。
リコ:ヤユヨを組んでライヴを一番初めにした日からずっと心掛けてるのは堂々とすること、自分が一番だと思うことですね。なんで、多少偉そうに見えても自分がスターやって思い込むようにしてます。"パワフルだね"とか、パッションというか、"元気が溢れてるね"とか、"楽しそうだね"っていろんな方向から言っていただけてるのは、そんなところからなのかなと思いますね。でも最近はパワフルな楽曲だけじゃなくって、さっきも言いましたけど、曲の幅が広がってきて主人公が曲ごとに変わってくるので、自分の中で"こういう曲はこんなふうに歌おう"とか、"自分が一番だ"なんですけど、曲に合わせてその一番の種類を変えるようにするというか。
-曲ごとに歌い手としてのキャラクターも変えると。
リコ:そうですね。キャラクターを変えて表現するようには心掛けてます。
古都子:私は一曲一曲の主人公について、例えばどういう家や場所にいて、そこがどんな内装でとか想像しながら、いかに自分がその曲の主人公になりきれるか考えながら歌っています。
-リコさんのように"自分が一番だ"みたいなのはなく完全に没頭する感じですかね?
古都子:そうですね。歌ってる間は自分じゃないと思っていて。知らない誰かが私の中にいてその誰かが歌う感情を大事にしたいので、ライヴ中はMC以外あまり自分を出さないようにしています。
-曲ごとに主人公を想像するというのは共通するけど、自分を出す/出さないで言うとリコさんとはまた違った表現の仕方なのかもしれないですね。面白いです。セツコさんはいかがですか?
セツコ:パフォーマンスするのは私ですけど、私は曲を書いてないので、曲書きのふたりも自分が書いてるっていうよりかは、自分の中にいる少女が曲を書いてる感覚だと思うんです。言い方悪いですけど、少女を妄想して私にぶつけてるところがあると思うので、ぶつけられたものをいかに入れものとして受け切れるかみたいな。VOCALOIDとかに近いんですかね。そんなふうに意識しているので、自我はあまり出さず、どういう器を曲によって作れるかみたいなのを楽しんで歌ってます。
-VOCALOIDじゃなくてセツコさんが歌う意味みたいなところも考えたりします?
セツコ:そうですね。でも、そこは考えなくてもやるだけで出ちゃうものなんで。別に力を入れなくても、信頼してるから私を起用してくれてると思うので、そこはあんまり深く自分で考える必要はないのかなっていう。
-たしかに。さっき2種類の楽曲があるという話もありましたけど、その2種類の楽曲で歌い分けはするんですか?
セツコ:あぁ、しますね。めちゃめちゃします。ヤユヨさんに近いコンポーザーの方の書く曲は、パワフルさもあるし、どこか少女の危うさみたいなのが妖艶チックに描かれるタイプなので、奥から引きずり込むような、オカルト系の少女のようなイメージをしたりしますし、逆にyutoriさんに近い方は真正面からぶつけにくる、怒り散らかした少女の感じが私はするので、変に逃げ場を作るよりかは正面に映ってるキャラを受け皿として作ったりっていうのはありますね。
-ステージ上のパフォーマンスの面ではいかがですか?
セツコ:何も考えてないですね。ステージでどうこうしてやろうとか、こんな演技をしてやろうって、私は透けて見えちゃうと思うんです。そういうのってなるべく考えずに身を任せたほうがお客さんの中で勝手に想像が膨らむし、膨らんだものでいいと思ってるのであんまり考えてないです。
-三者三様な意見が聞けて興味深いですし、もっとお聞きしたいところですが、時間も迫ってきたんで、今回こうしてフロントマンだけで座談会をしてみましたけども、これを受けてイベント当日への意気込みを聞かせてください。
リコ:グループの色が結構違っていると思うんで、それぞれの良さや魅力をぶつけ合いたいなぁとも思いますし、一緒に交ざり合うことでひとつの特別な1日を作れるんじゃないかなぁとも思うので、まぁ負けられないなっていう気持ちもありますけど、一緒に時代を作っていくというか、それぞれの良さで作っていけるような3組だなとも考えています。だからそういう意味では楽しみだなって気持ちもあるんで、しっかり2組のバンドのライヴも見届けつつ、自分たちの良さもちゃんとみなさんに伝えられたらいいなと思いますね。頑張ります(笑)。
古都子:3バンドとも色がまったく違うので、それがこの日どういう感じで混ざってどんな色になるのかすごく楽しみです。ライヴの日、いっぱいお話させていただきたいです。お願いします。
セツコ:本当に稀に見る面白い対バンだと思うので、私も観客としてすごく楽しむ準備は今から存分にできてますし、対バンという名前ですけど、3人とも仲良くステージを作れたらと思ってます。頑張ります。
-では最後にバンドやプロジェクトとして、今後の目標やここからのヴィジョンがあれば、それも教えてください。
リコ:さっきから言ってるんですけど、自分たちの楽曲の幅が結構広がりつつあるので、まだ"ヤユヨってこういうバンドだよね"と形容できる人は少ないんじゃないかなって思うんです。なので、ひとつの言葉で形容してほしいわけではないんですけれども、ヤユヨに対するイメージみたいなものをちゃんと確立していきたいなとも思いますし、自分たちでもそこを発信していきたいなと、もっといろんな人に愛していただけるような自分たちになっていきたいなと考えてます。
古都子:いくつになってどれだけ大きくなったとしてもずっとライヴを楽しんで、"楽しいな~"と思いながらやっていけたらいいなって思っています。
セツコ:空白ごっこは、どんだけつついても中身がわかりにくいみたいなところがあると思うんですけど、それってある意味唯一の部分だと考えているので、その透明性を維持したまま、デカくなりたいです。
LIVE INFO
- 2025.10.08
-
THE ORAL CIGARETTES
TOKYOてふてふ
FOO FIGHTERS
Re:name × Enfants
JON SPENCER
MONO NO AWARE
ORCALAND × Gum-9
- 2025.10.09
-
キュウソネコカミ
Rei
OKAMOTO'S
終活クラブ
JON SPENCER
DOES
アイナ・ジ・エンド
感覚ピエロ
Hedigan's
Plastic Tree
羊文学
Kroi
- 2025.10.10
-
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
暴動クラブ × 大江慎也
Rei
SUPER BEAVER
ザ・シスターズハイ
KING BROTHERS
PEDRO
YOASOBI
moon drop
オレンジスパイニクラブ
OKAMOTO'S
the cabs
WHISPER OUT LOUD
FRONTIER BACKYARD
LEGO BIG MORL
JON SPENCER
NOMELON NOLEMON
a flood of circle
DOES
水曜日のカンパネラ
FOO FIGHTERS
キタニタツヤ
たかはしほのか(リーガルリリー)
ExWHYZ
MONOEYES
藤森元生(SAKANAMON)
大塚紗英
感覚ピエロ
ZAZEN BOYS×サニーデイ・サービス
East Of Eden
アーバンギャルド
JYOCHO
羊文学
小林私
THE SPELLBOUND
- 2025.10.11
-
終活クラブ
キュウソネコカミ
トンボコープ
Appare!
cinema staff
秋山黄色
YOASOBI
moon drop
コレサワ
OKAMOTO'S
"FM802 MINAMI WHEEL 2025"
KNOCK OUT MONKEY
INORAN
WtB
阿部真央
I Don't Like Mondays.
"京都音楽博覧会2025 in 梅小路公園"
KANA-BOON
ExWHYZ
FRONTIER BACKYARD
androp
カミナリグモ
brainchild's
フレデリック
envy × world's end girlfriend × bacho
"JUNE ROCK FESTIVAL 2025"
East Of Eden
Official髭男dism
藤沢アユミ
豆柴の大群
"TOKYO ISLAND 2025"
- 2025.10.12
-
a flood of circle
キュウソネコカミ
SUPER BEAVER
WtB
キタニタツヤ
セックスマシーン!!
WESSION FESTIVAL 2025
"FM802 MINAMI WHEEL 2025"
INORAN
"京都音楽博覧会2025 in 梅小路公園"
Omoinotake
Bimi
ART-SCHOOL
Official髭男dism
eastern youth
なきごと
"TOKYO ISLAND 2025"
- 2025.10.13
-
WtB
阿部真央
I Don't Like Mondays.
Awesome City Club
ExWHYZ
Appare!
The Biscats
brainchild's
Rei
OKAMOTO'S
秋山黄色
Age Factory
トンボコープ
CYNHN × タイトル未定 × fishbowl
"WESSION FESTIVAL 2025"
岡崎体育
"FM802 MINAMI WHEEL 2025"
シド
SCANDAL
cinema staff
Cody・Lee(李)
コレサワ
ネクライトーキー×ポップしなないで
リュックと添い寝ごはん
eastern youth
hockrockb
Omoinotake
Kroi
PIGGS
清 竜人25
Plastic Tree
ぜんぶ君のせいだ。
LiSA
"TOKYO ISLAND 2025"
- 2025.10.14
-
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
ドミコ
THE ORAL CIGARETTES
Hump Back
Survive Said The Prophet × NEE
MONOEYES
ぜんぶ君のせいだ。
超☆社会的サンダル
go!go!vanillas
武瑠 × MAQIA
- 2025.10.15
-
ドミコ
LONGMAN
PEDRO
キュウソネコカミ
MONOEYES
打首獄門同好会
アカシック
HY × マカロニえんぴつ
ポルカドットスティングレイ
藤巻亮太
- 2025.10.16
-
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
YOASOBI
PEDRO
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
"Shimokitazawa SOUND CRUISING presents. サウクルラボ vol.1"
SCANDAL
SIX LOUNGE
brainchild's
- 2025.10.17
-
挫・人間
キュウソネコカミ
打首獄門同好会
アイナ・ジ・エンド
YOASOBI
a flood of circle
ズーカラデル
LONGMAN
chilldspot
otsumami feat.mikan
リュックと添い寝ごはん
コレサワ
神聖かまってちゃん
終活クラブ
NOMELON NOLEMON
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
フラワーカンパニーズ
SUPER BEAVER
東京スカパラダイスオーケストラ
BIGMAMA
Bimi
- 2025.10.18
-
TOKYOてふてふ
伊東歌詞太郎
挫・人間
シド
OKAMOTO'S
YONA YONA WEEKENDERS
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
アイナ・ジ・エンド
moon drop
RADWIMPS
キュウソネコカミ
ぜんぶ君のせいだ。
bokula.
the cabs
SWANKY DOGS
amazarashi
INORAN
WtB
osage
"LIVE AZUMA 2025"
カミナリグモ
Cody・Lee(李)
阿部真央
Newspeak
センチミリメンタル
東京スカパラダイスオーケストラ
Keishi Tanaka × 村松 拓
"ASAGIRI JAM'25"
ズーカラデル
I Don't Like Mondays.
Victoria(MÅNESKIN) ※振替公演
ロザリーナ
the paddles
神聖かまってちゃん
LACCO TOWER
星野源
- 2025.10.19
-
DYGL
リュックと添い寝ごはん
OKAMOTO'S
Age Factory
bokula.
ぜんぶ君のせいだ。
moon drop
コレサワ
TOKYOてふてふ
RADWIMPS
SIX LOUNGE
リリカル / みじんこらっく / とにもかくにも / ティプシーズ / 台所きっちん
SUPER BEAVER
Laura day romance
WtB
Omoinotake
"LIVE AZUMA 2025"
Cody・Lee(李)
ビレッジマンズストア
SPRISE
伊東歌詞太郎
浪漫革命
LUCKY TAPES
ハンブレッダーズ / KANA-BOON / キュウソネコカミ / マカロニえんぴつ ほか
ネクライトーキー×ポップしなないで
Keishi Tanaka × 村松 拓
ナナヲアカリ
"ASAGIRI JAM'25"
高岩 遼
Sou
森 翼
SCANDAL
パピプペポは難しい
osage
星野源
PIGGS
- 2025.10.20
-
打首獄門同好会
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
TOKYOてふてふ
TenTwenty
- 2025.10.21
-
The fin.
神聖かまってちゃん
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
RELEASE INFO
- 2025.10.08
- 2025.10.10
- 2025.10.11
- 2025.10.12
- 2025.10.13
- 2025.10.14
- 2025.10.15
- 2025.10.17
- 2025.10.19
- 2025.10.22
- 2025.10.24
- 2025.10.26
- 2025.10.29
- 2025.10.30
- 2025.10.31
- 2025.11.05
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
OASIS
Skream! 2025年09月号