Japanese
ASH DA HERO
-嘘偽りのないそのときの感情を書きつつ、もう1曲の「最強のエンドロール」は──前回のインタビューで、5人がどういう気持ちで集まったのかをお聞きしましたけど、まさにそのことを歌っていますよね。バンドのこれまでとこれからをありのまま描いていて。そういうものも残しておきたかったんですか?
ASH:そうです。だから、インタビューをしてくださったことにものすごく感謝をしていて。インタビューを読まれている方は、好きなアーティストの記事だと思って読むけど、僕は、話すことによって、自分の中にある気持ちとか自分の中の記憶の写真みたいなものが言語化されて、"あぁ、そうだったんだ"って気づけることが多いんです。「最強のエンドロール」の歌詞を書いた時期って、アルバムが出て、ありがたいことにいろんな方からインタビューを受けていろいろ話して、それをまた誌面でも見たりして、どんどんこのバンドのことが好きになっていきつつ、それと同時に、バンドはどんどん転がっていて。
-うんうん。
ASH:すり傷やかすり傷を作りながら、前のめりにどんどん転がっていく、ツアーも始まって、Zepp(DiverCity(TOKYO))に向けて走っている、もう止まらない。その最中にナル君から曲が来て、今のこの状態は絶対に曲にしておきたいし、この曲をツアー・ファイナルでやろう! って。なんの根拠もないのに(笑)、これはやったほうがいいと思っちゃって、ツアー・ファイナルでやるならこんな曲だろうという感情も相まって、って感じで書いていきました。でも、めっちゃ悩みましたね、どこまで書こうって。
-どストレートですもんね。
ASH:ともすれば、すごくみっともないというか。自分としては、歌詞で曝け出しすぎてしまうと超恥ずかしいっていうのはやっぱりあるんですよ。だけど、その恥ずかしさを上回るぐらいのパッションみたいなものが言葉に宿ると、それは自分の中で正解な気がするんです。だから、最初は今の歌詞の3、4倍ぐらいの言葉を書いてましたよ(笑)。ひとりひとりとのこともそうだし、こんなことあったねっていうことを、日記みたいに全部書いてたから、とんでもねぇ量でした。
-Narukazeさんとしては、どんなイメージを浮かべながらデモを作っていたんですか?
Narukaze:基本僕からスタートする曲の場合は、完璧にひとりだけのイメージで作っていて、ASHにパスを出して、そこでASHが受けたその曲の印象や、そのとき言いたいことがあればそれを書いてほしいので、基本は自分のイメージをそこまで伝えることはまずなくて。だから、まさかバンドのことを書くなんて思ってなかったんですけど(笑)。
ASH:そうだよね(笑)。
Narukaze:でも、例えば自分が作ったときの色が青だったとして、ASHが書いた言葉が赤かったら、それは赤でいいんです。
-ASHさんがNarukazeさんの曲を受け取って、閃いたものがあればそれでいいという。
Narukaze:うん。じゃないと意味がないので。
ASH:ナル君としては、まさかバンドのバイオグラフィみたいな曲にするとは思ってなかったと思うんです。メロディも打ち込んでくれていたので、"なるほど、たしかにこういう感じの曲は今必要だよね"と思って。ただ、例えばナル君が作ってくれた曲が青で、僕が書いた歌詞によって赤になったとしても、その赤を引き出してくれているのはナル君なんですよ。「自分革命」もだけど、ナル君が作った曲がひとつの絵画だとしたら、それをどんな展示に持っていくべきか考えるというか、そんな思考になるんですよね。これは抽象画展なのか、現代アート展なのか、みたいな。
-超写実展なのか、みたいな。
ASH:そういうことです。例えば、ひとつの抽象画があったとして、サッカーボールに何かブスッ! って突き刺して、バン! とそれに貼りつけたらもう現代アートになるし、それだけでものが変わるっていう。そこをナル君が引き出してくれている感覚はすごくありますね。「最強のエンドロール」も、ナル君が送ってくれたデモに俺が歌を入れて送ったら、"これはいいね。ツアー・ファイナルでやろうよ"って速攻で電話してくれて。でも、1ヶ所だけ、これはどっちがいいんだろうって迷ったのが、2サビのあと。
Narukaze:あぁ、そうそう。ちょっと落とすところ。
ASH:結論から言うと、変わらなかったんですよ。"消えてしまいそうな夜を 照らして"という歌詞に対して、今の感じじゃなくて、明るい感じにするねってナル君が言ったんだけど、"いや! このままでいい!"と。
-"消えてしまいそうな夜"を表現するのか、"照らして"を表現するのか。
Narukaze:そうそう。そうです。
ASH:ASHが"照らして"って言うなら照らすよって言ってくれたんだけど、照らさなくていい! っていう(笑)。
Narukaze:ははははは(笑)。
ASH:言語化しにくいんですけど、曲作りはいつもそういう感じのやりとりが結構あるんですよ。だから、ナル君は自分が作った青を、僕が赤と言ったら赤でいいと思ってくれているかもしれないけど、僕としては最終的にそれが混ざって紫になって、みんなに渡ったときに、今回のジャケット("ADH盤")みたいな極彩色になることで、僕らASH DA HEROの色になるって考えてますね。
-化学反応ですよね。他のメンバーのみなさんとしては、「最強のエンドロール」を初めて聴いたときってどんな印象だったんです?
WANI:この曲を初めて聴いたのが、ツアー中の車の中だったんですよ。
ASH:そうだった!(笑)
Narukaze:パーキングとかだったっけ?
Sato:いや、走ってる最中。
ASH:俺が運転してて、ナル君が"新曲ができたんで聴いてください"っていきなり流し出したんだよ。それまでMETALLICAかなんか流してたのに。
-聴いていて込み上げてくるものがありましたか?
WANI:そうですね。メンバーそれぞれとの出会いが歌詞に入っていて。エモさというか、そういうのはありましたね。今でもスタジオに入ってこの曲をやると、ゾワって鳥肌が立つような感じが続いてます。
ASH:車の中で聴いてたときに、僕としては運転しながらドキドキしてたんですよ。どうかな......と思って。で、曲が流れ終わったあと車の中がしーんとしたんです。"え、マジで!? あかんかった?"って言ったら、WANIさんがボソっと"......くっそエモいじゃん、これ"って。
一同:はははははは(笑)!
Sato:なんか怒ってる? っていう感じの口調で(笑)。
ASH:そうそう! ちょっとキレてんの(笑)。ちょっと吐き捨てるように言ってて。
-エモギレ(笑)。
ASH:ははは! それいいっすね! "#エモギレ"。
-Dhalsimさんはどうでした?
Dhalsim:やっぱエモかったですよ。
Sato:キレてた?
Dhalsim:キレてはいない(笑)。
-(笑)ここからバンドが続いていって、大きい会場とかでこの曲を聴いたら、僕たぶん涙腺壊れる気がします。
ASH:はははは(笑)。4月8日にZepp DiverCity(TOKYO)でワンマン([ASH DA HERO LIVE 2023 "Judgement"])をやるんですけど、今声出しが徐々にOKになってきてるじゃないですか。その日がどうなるのかはまだわからないけど、もしOKになったら、最後のところは来てくれたみんなに歌ってほしい。けど、歌ってほしくない! なぜなら泣きそうだから! ヤバいよね?
WANI:泣いちゃうね(笑)。
ASH:俺、想像しただけでちょっときてるし(笑)。
Narukaze:でも、みんなに歌ってもらって完成な感じするね、この曲は。
ASH:そうだね。みんなの声が重なって完成です。
ASH DA HERO
RELEASE INFORMATION
ASH DA HERO
メジャー1stシングル
『Judgement』
NOW ON SALE
【ADH盤】(CD+Blu-ray)
LAPS-4012/¥3,850(税込)
[CD]
1. Judgement ※TVアニメ『ブルーロック』(2クール目)オープニング主題歌
2. 自分革命
3. Judgement -instrumental-
4. 自分革命 -instrumental-
[Blu-ray]
1. ASH DA HERO 2022.9.5 Live Movie @ Zepp Haneda(TOKYO)
2. 「ASH DA HERO LIVE TOUR 2022 "Genesis" 」Documentary
3. 「Judgement」Recording & Music Video Making Movie
【ブルーロック盤】(CD)
LAPS-4014/¥1,650(税込)
※ジャケットはアニメ描き下ろしイラスト
[CD]
1. Judgement ※TVアニメ『ブルーロック』(2クール目)オープニング主題歌
2. 最強のエンドロール
3. Judgement -instrumental-
4. 最強のエンドロール -instrumental-
配信&購入リンクはこちら
詳細はこちら
LIVE INFORMATION
[ASH DA HERO LIVE 2023 "Judgement"]
4月8日(土)Zepp DiverCity(TOKYO)
開場 17:00 / 開演 18:00
[チケット]
1階スタンディング ¥5,000(税込/整理番号あり/D別)
2F指定席 ¥5,000(税込/D別)
※未就学児童入場不可
■一般発売中
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