Japanese
GO TO THE BEDS
2020年07月号掲載
メンバー:ヤママチミキ ユメノユア キャン・GP・マイカ ココ・パーティン・ココ ユイ・ガ・ドクソン
インタビュアー:宮﨑 大樹
GANG PARADEから分裂する形でGO TO THE BEDS(ゴー・トゥー・ザ・ベッツ)とPARADISES(パラダイセズ)、ふたつのグループが誕生した。今回インタビューしたGO TO THE BEDSは、GANG PARADEの中でも活動歴の長い、言わばベテランの5人組だ。分裂に際し最初は不安もあったという彼女たちだが、今は新たなスタートを切ることにワクワクして仕方ない様子。それもそのはず、彼女たちの1stフル・アルバムは、名盤と呼ばれる予感しかない名曲揃いなのだから。5月中旬、レコーディングを終え、完成を目前に控える本作について訊いた。
-GANG PARADEから分裂する形でGO TO THE BEDSとPARADISES、ふたつのグループが誕生しました。GANG PARADEとしてSkream!で最後にインタビューしてから、ハルナ(ハルナ・バッ・チーン)さんが突然脱退、新型コロナウイルスによるライヴの延期/中止、そして今回のグループ分裂とありましたが、みなさんはその期間をどんな想いで過ごしていました?
ココ:世の中の流れが変わっていくなか、どうなるか分からない前提でGO TO THE BEDSの活動を準備していかなきゃいけないなと思っていて。2020年に入ってからハルナの件だったり合宿だったりいろいろあったんですけど、それにどううまく適応していくかを考えていました。新型コロナウイルス云々よりも、サキ(カミヤサキ)ちゃんの脱退を発表してからずっとそういうことを考えてますね。
-サキさんの脱退発表前から分裂の構想自体はあったそうですよね。
ココ:そうですね。私たちが初めて聞いたのは12月でした。ふんわりした話はもうちょっと前から聞いていたので、ふた組に分かれる構想は半年以上前から聞いていましたね。
-GO TO THE BEDSとして活動していくことについては率直にどう感じていましたか?
ユア:最初はやっぱり驚きもあったんですけど、長年活動していくなかでGANG PARADEの勢い的なものが乗り切れていないのを肌で感じていたりして。そういう波をあまり作れていなかったので、今回の話を聞いたときは逆に助けられたというか、もう一度しっかりと初心に戻ってライヴやグループを作っていけるんじゃないかなって思いました。もう5年もこのグループをやってきていて、自分自身の成長も考えていく日々だったので、始めからやっていくワクワク感のほうが大きかったです。
ドクソン:私は、これからに向けての新しいスタートを切らせてもらえる、チャンスを貰った感覚でした。初めて聞いたときはショックではあったんですけど、ショックよりも、絶対になんとしてでもやるぞ! って思っていて。
ミキ:最初は不安がすごくありましたね。でも渡辺(淳之介/事務所代表)さんから直接分裂する意味を聞いたり、メンバーと話したり、GO TO THE BEDSとしての練習をどんどん積み重ねていくうちにその不安はもうなくなっていて。"いかに新しいものをお客さんに提供できるか"を考えないといけないなっていう気持ちのほうが強くなりました。
マイカ:私も最初はやっぱり不安がめちゃくちゃあったんですけど、加入して4年目で新しいことをできるっていうのはプラスに考えています。人数が多かったときには、ひとりひとりの個性を出す場所が狭くなっちゃってたところがあって、いい意味でみんなちょっと遠慮してるみたいな感覚だったんです。だけど、今は少人数になって思う存分個性を出せるというか、ここでひとりずつの力を出していかないといけない状況なので、それによって成長できるんじゃないかなって思ってます。今は楽しみでしょうがないという感じです。
ココ:今までと同じ体制で大きくなっていくのが、ファンの人にとっても理想だったのかもしれないんですけど、GANG PARADEはプラニメのころから数えてもいろんな変遷を経てきたグループだと思うので、こういう変化もその中のひとつとして捉えています。でもその基盤にGANG PARADEっていうのは絶対欠かせないものとしてあるので、ふたつのグループに分かれた意味を各グループとも考えて活動をしていけたら、いい結果に繋がるんじゃないかなと。私もワクワクというか、わりと早い段階で自分の中では整理できています。マイカが言っていたように、全員の色を今までより倍出せる、なので自分的にはいろんな人に今このタイミングで私たちの個性を見てもらうには絶好の機会なんじゃないかなと思ってますね。今は自分たちでもっと考えて、この体制になったことを無駄にしないように頑張りたい気持ちです。
-実際に音を聴けば一目瞭然ではあるけれど、GO TO THE BEDSの色を表現するとどうなりますか?
マイカ:曲調はPARADISESに比べるとバンド・サウンドだったり、EDMっぽいのもあったり、あとはGANG PARADEのゴリゴリしてた部分、泥臭い部分を引き継いでいる感じがします。GO TO THE BEDSのほうがGANG PARADE歴の長い人たちが揃っているので、そういう部分を表現しやすかったりしますね。性格的にもそういうメンバーが集められてるような気がします。
-1stフル・アルバム『GO TO THE BEDS』が制作されましたが、GO TO THE BEDSの曲は、単純に考えるとひとりずつの歌割がギャンパレ(GANG PARADE)時代と比べて2倍になりますよね。
ココ:あぁ~。私は歌う量があんまり変わってなかったんですよね(笑)。たぶん曲が短くなっているんですよ。最近の曲って、ストリーミング・サービスで聴かれることが多いので、どのジャンルでも短い曲が多いみたいで。曲の構成とかも全部今っぽいと思います。みんな2、3行ずつ歌うので、バランスが良くて、めちゃくちゃ聴きやすくなってますね。
-では、歌唱方法の変化という面ではどうでしょうか?
ミキ:そこはかなり変えました。9人、10人のときは、ちょっとでも多く歌割を貰いたくて、ひと言しかないところでいかに自分を出せるかだったんです。私は自分の歌い方を武器だと思っていたので、前は個性を存分に出していたんですけど、5人でそればっかり出してしまうとしつこいんですよ(笑)。自分で聴いていてもしつこいなって思うので、サビはストレートに歌おうとか、ここのフレーズはこうしゃくりをしたほうがいいのかな、とかは考えるようになりました。
-人数でいうとPOP時代と同じくらいじゃないですか。でも、そのころの歌い方とはまた違いますよね。
ミキ:POPのときはしゃくりをしないほうがいいってディレクションで言ってくださることが多かったので、わりと"抑えなきゃ、抑えなきゃ"という気持ちで歌ってたかもしれないです。今は本当に自由にやらせていただいてるので、自分でこうしたほうがいいかなとか考えながら歌ってます。
-アルバム収録曲について、1曲目の「行かなくちゃ?」はエレクトロのサウンド感だったり、浮かぶ情景だったりが、個人的にはPOP時代を彷彿とさせる部分もあったんですけど、曲の構成には新しさも感じました。
ドクソン:私は新しいなって思いました。サビが1行しかないところとか、今までになかったので新鮮に感じましたね。"歌わない曲"みたいな。
ユア:私もこの曲は新鮮だなって思いました。他の曲はライヴでのイメージがしやすいんですけど、この曲はライヴでどうやってパフォーマンスしていこうかなっていうのは考えてますね。フロアがどんな感じになるんだろうなと。そういう意味で楽しみです。今までとは違うライヴのステージを作れるんじゃないかなと。
-タイトルからしても重要な曲なのが伝わってくるんですが、歌詞は今のGO TO THE BEDSが表現されていますよね。
ココ:WACKでよく歌われている"行かなくちゃ"というフレーズが渡辺さんの手から書かれたことは、GANG PARADEから数えても初めてで。私たちに"行かなくちゃ"という言葉を書いてくださるんだなって思って、私はそこにびっくりしました。曲中では"行けばいいんじゃない?"って歌っているんです。BiSとかが歌っている"行かなくちゃ"とはまた違う意味というか、若干試されてるというか、期待っていうよりはそういう意味で捉えています。最初に聴いたときは身が引き締まる気持ちになりましたね。これから大事に歌っていきたいです。
マイカ:ココが言ったように、タイトルは"行かなくちゃ?"だけど"行けばいいんじゃない?"っていうところにいろんな意味が込められてると思うので、そこは今一度噛み砕いていきたいなって思います。
-レコーディングでは、どんな気持ちで歌っていましたか?
ミキ:去年1年間がなかなかうまくいかなかったからこそ、渡辺さんから"お前らこれからしっかりしなきゃだめなんだぞ"っていうピリッとした空気感をいただいてる感じがして。なのでそういう気持ちを持ってレコーディングには臨んでたんです。でも歌的にメロディとかは柔らかいというか、きれいな曲だったのでそこは崩したくなくて。そのコントラストがすごくいい曲だなと思います。渡辺さんの思いがここにグッと詰まってるんだろうなと感じながら歌いました。
-続く「I don't say sentiment」は、GO TO THE BEDSの王道になるであろうゴリっとしたバンド・サウンドの1曲です。歪ませているヴォーカルがまた気持ちいいんですよね。
ココ:「Don't go to the bed」に次いで発表される曲なので、GO TO THE BEDSの方向性はこんな感じなんだぞと示してくれる曲というか。お客さんも2発目にどういう曲が来るかワクワクしてくれてると思うので、そういう意味ではGO TO THE BEDSの色みたいなものが固められる曲が続いているのかなと思いますね。
ドクソン:曲も歌詞も私はめちゃくちゃ好きで、初めて聴いたときは感動しました。この曲は、GTTB(GO TO THE BEDS)としての自分の在り方がしっくりしてきてるっていうのを実感した曲ですね。ミキちゃんが「行かなくちゃ?」の話で言ってましたけど、この曲もピリッと自分を叩き直すみたいな気持ちにもなる曲で、想いが深いです。
-歌詞はみなさんに向けたメッセージのようにも受け取れました。
マイカ:Aメロの"いつまでつまんない/議論かわすんだ"とか、そういう言葉を最初に聴いたときに響きましたね。ふたつのグループに分かれた理由を今一度考えようって思いました。渡辺さんから見たらそういうふうに自分たちが見えてたんだろうなって。過去を見つめ直して、今はこっちで頑張る、今はもうここだけ、みたいな。そういう強い気持ちになる曲です。
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