Japanese
キノコホテル
2017年06月号掲載
メンバー:マリアンヌ東雲(歌と電気オルガン)
インタビュアー:岡本 貴之
今年6月24日で創業10周年を迎えるキノコホテルが、記念作品『プレイガール大魔境』を6月7日にリリースする。タイトル、ジャケットからしてこれまでの"マリアンヌ"から始まるタイトルを冠したアルバム・シリーズとは一線を画す作品であることが明白な今作は、これまで発表された中から隠れた名曲的な楽曲をピックアップして新たにレコーディング。4人の"プレイガール"が活躍する架空のB級映画のサントラのようでありながら、時に激しく、時にメロウに心をくすぐるサウンドは、キノコホテルの10年間に思いを馳せたくなってしまうロマンチックさもある。支配人・マリアンヌ東雲に10周年を振り返ってもらいつつ話を訊いた。
-昨年、5thアルバム『マリアンヌの革命』のインタビュー(※2016年8月号掲載)の際に、10周年について"まぁ2017年が来るかどうかもわからないし"とおっしゃってましたが......。
あはははは! そんなこと言ってたのね。言ってそうだけど(笑)。
-無事に2017年がやってきましたがいかがですか?
まぁ創業記念日は6月24日だから、その日が無事に来るかはどうかはわからないけど(笑)。10年間よくやっているな、と。そもそも長く続けるつもりもなく始めたことですし。世の中の状況とか自分が身を置いている日本の中で......今って、儚いじゃないですか? 世代、性別問わず日本中を虜にできるようなコンテンツもないし、流行り廃りのスパンがどんどん短くなって、何でもすぐ忘れ去られていく。そういうことの繰り返しの中で生きていて、何もかもが薄っぺらいと感じてしまう。自分がというよりは、生きている世界が。その中で自分は変わらずにキノコホテルをやり続けてきて、進化し続けてきたという自負はあって、世の中のこととはあんまり関係なく自分たちのペースを保ちながらやってこれたことに対しては、多少感慨があるというか。"まぁよくやってこれたな"という気持ちはありますね。
-最近はこういった取材を通して過去を振り返ることが多いですか。
そうですね。今年になってから本格的に、10周年記念公演やアルバム・リリースという動きが出てきて。昨年のキネマ倶楽部の公演が映像作品になって3月に出たばかりで(『実録・ゲバゲバ大革命』)、それが出た半月後にはRECが始まって、RECが一段落してからマスタリングまでの間に海外公演もあって。そういう目まぐるしい動きがあるなかで、10周年のお祭りに向けた準備をさせていただいているのはありがたいことだなと思います。
-オフィシャル・サイトにいろんなアーティストの方からの祝辞が掲載されていますよね。その中で、アーバンギャルドの浜崎容子さんが"10執念おめでとう"と書いていて、うまいこと言うなと。
そうなの、さすがよこたん(笑)。彼らも来年10周年だそうで、そういう意味ではアーバンギャルドもなかなか執念深いバンドで仲が良いんですけど(笑)。私としてはバンドを続けていくことに、じゃあ執念を燃やしてやってきたのかというと、わりとそうではなくて常に場当たり的だった気がしますが。例えば従業員から退職願いを出されても去る者は追いませんし、なんとなく後任者を探していると、どこからともなくひょっこりいい感じの人が現れてっていう感じで。わりと自分の中では、"渡りに船"の連続でバンドが流れてきた感じですね。もちろん、そんなにうまくいくことばかりではなかったですけど。振り返ってみると、多少は意地というか情熱といいますか、そういうものがないと女性のバンドをここまで運転することはできなかったでしょうね。しかも19、20歳の夢や希望に溢れた小娘じゃなくて、みんな妙齢の(笑)オトナの女性ですから。ひとりひとりそれぞれの人生で環境や心境の変化もあるだろうし。そういうなかでたまたま10年続いただけであって、存続の危機もそれなりにあったような気もしますね。
-そんなときもあったんですね。
何回かあったと思います。でもそれに対して、あんまり執着しなかったんですよね。"何がなんでも続けていきたいんだ、自分にはこれしかないんだ"って自分にプレッシャーをかけたくなかった。もちろん手を抜いたりしたことは一度もなかったですけど。自分がバンドにしがみつくような生き方もしたくなかったし。だからあえて"いつでもやめたきゃやめられる"という冷めた気持ちを常に心のどこかに置きながら、でも創作意欲や、ステージで表現してみなさんに喜んでいただきたいという気持ちは絶えずあったので。結局はそちらの方が強かったので、続けてこられたんだと思います。
-そういう気持ちでやってきたからこそ、創業10周年記念作品『プレイガール大魔境』は遊び心のある作品になったんですかね。
そうですね。毎回作品を出すごとにキノコホテルにしかできない作品を作っているという自負はあるんですけれど、今回はそれが究極な形でよりわかりやすく凝縮された、ある意味非常にサービス精神に溢れた親切なアルバムじゃないかなと(笑)。今売れている若くてかわいいガールズ・バンドには絶対作れない作品を創り上げたという達成感はあります(笑)。
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