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INTERVIEW

Japanese

キノコホテル

2010年08月号掲載

キノコホテル

Member:マリアンヌ東雲(歌と電気オルガン)

Interviewer:伊藤 洋輔

ミリタリー・ルックに身を包み、卓越した演奏力を持って昭和歌謡曲やGS・ワールドを現代に蘇らせる4人組ガールズ・バンド、キノコホテル。過激で挑発的なパフォーマンスやメジャー・デビュー作『マリアンヌの憂鬱』が話題となり、地上波にまで登場した彼女らの活躍は目覚ましい勢いだ。この度、メジャー第2弾として『マリアンヌの休日』がリリースとなり、ドSフロントマンとして新世代ポップ・アイコンのカリスマ性を感じるマリアンヌ東雲様にお手紙を送りました。やはり活字からも滲み出るマリアンヌ様の独自の世界観から有り難きお言葉の数々を頂きましたが、いくつかの質問を軽く回答無視した放置プレイにも痺れました!

-Skream!初登場ということもあり、キノコホテルのコンセプトをいくつか伺います。まず、バンド結成の経緯とはどのようなものですか?

ワタクシが暇と体力を持て余していた2007年初夏に創業し、度重なる人事異動を経て2008年の暮れからは現在の顔ぶれです。

-バンドのスタンスとして、ルールのようなものはありますか?

愚問ですね。ワタクシがルールそのものです。

-メジャー・デビュー作『マリアンヌの憂鬱』はかなりの反響を呼んでいましたが、リリース後の変化をどのように感じましたか?何かエピソードもありましたら教えてください。

有り難いこともある一方で不愉快な思いをすることも多々あるけれど、こんな世の中に自ら出てしまったのだからまあ仕方がないと割り切ることを最近ようやく覚えつつある。

-新作『マリアンヌの休日』について伺います。まず、浜辺で寝そべるマリアンヌ東雲さんのエロティックかつ非常にセクシーで刺激的なアートワークについてですが、これはどのようなイメージをもとに作られたのでしょうか?

これは元々デザイナーの男の子が持って来た案。ミリタリー服が足下に脱ぎ捨てられているのはワタクシのアイデア。イメージは見た方のご想像にお任せするわ。

-アートワークからの起因ですが、エロスは音楽に於ける重要なファクターと意識していますか?

当然。エロスの感じられない人間に魅力などないでしょ?

-本作は昭和歌謡のカバー・アルバムとなりますが、選曲はどのようにして決められたのですか?

ひらめき。

-そもそも、なぜカバー・アルバムをリリースしようと思ったのですか?

休日を取ってバカンスに行くことばかり考えて居たのだけど叶わないから、作詞作曲をお休みして歌に専念することが今の自分にとっての休日、と云う発想が生まれてそのまま今回の作品のコンセプトに。

-オリジナル・マナーを活かした作風から、“GSや昭和歌謡の世界観を純粋にモダナイズする”という意識を感じましたが、いかがですか?

GSや昭和歌謡と呼ばれる音楽が自分の血となり肉となっているのは事実だけど、そこで変に拘って自ら世界を狭めるつもりは毛頭ないし、そんなことをしていたらすぐに飽きてしまうんじゃないかしら、演っている方もね。

-音楽観についての質問ですが、「歌謡曲とJ-POPの違い」をどのように考えていますか?

考えたことがありません。