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INTERVIEW

Japanese

Manhole New World

2016年06月号掲載

Manhole New World

Member:岡本 貴之

Interviewer:細沼 章吾a.k.a.ぬましょう(Per) 松田 ナオト(Ba)

-「DUST」は"スターダスト"のダストでもある?

松田:ああ~!

細沼:ああ~そう思ってました(笑)。ゴミ工場のイメージとか言ったことないですから。それいただきました(笑)。

松田:最初の塵がスターダストになっていくという。そう思っていただけたらありがたいですね。

-1曲目から通して聴いて、「DUST」で完結するという意味では本当にフル・アルバムらしい作品というか。

松田:そうですね。こんなに自信を持って"良い"と言える作品は今回が初めてですね。

細沼:本当に、早く聴いてほしいです。

-「AFRICA」と「Mountaineers」(Track.2)のMVが公開されていますが、けん玉のパフォーマンスがフィーチャーされた面白い内容になっていますね。これはどんな経緯で制作された映像なのでしょうか?

松田:出演してもらっているのは、世界初のプロのけん玉師の伊藤佑介さんという方で、もとを辿れば僕の姉の旦那さんが小学校2~3年生のころに通っていたけん玉教室の後輩だったんです(笑)。しばらく会っていなかったらしいんですけど、姉の家族がお台場に行ったときにけん玉パフォーマンスをやっていて20年ぶりくらいに再会したらしくて。それを聞いて、昨年のワンマン・ライヴのときに呼びたいなと思っていたんですけど、それはなしになって。代わりに、今回MVに出ていただいたんです。けん玉の技術もさることながら、人間的にも素晴らしい人で。



-この2曲とけん玉の映像を合わせようと思ったのはどうしてなんでしょうか。

松田:「AFRICA」の最後の部分と「Mountaineers」の導入部分が、なんとなく繋がっている感じなので、映像でも繋げたら面白いかなと。曲のイメージというよりは、変な話、どの曲が来てもけん玉が強いというか、"けん玉 is the strongest"なので(笑)。けん玉のプロモーション・ビデオだと思われてもいいくらいな感じで考えました。結局、MVって見入るか見入らないかって大事だと思っていて、けん玉のすごい技をやっているこのMVはすごく見入ってもらえるんじゃないかと思うんですよ。それで"この曲誰!?"っていう入り方があったら絶対面白いと思いますし、その逆でManhole New Worldを知っている人が、この曲でこの映像ヤバいなって思ってくれても面白いと思います。もちろん、よりキャッチーな曲を選びましたし、マリンバの音と、けん玉の木のぬくもりが合うのもあって。ちなみに、けん玉の持つところって桜の木でできてるらしいんですけど、めちゃくちゃ音がいいんですよ。音がすごく大きくて、マリンバとかギターの音に似ているなって思ったのもあるんです。だから、マリンバの音が入っている曲の方が、より一層想像しやすいんじゃないかというのもありました。

細沼:「麒麟」の頭に入っている音って、実はけん玉の音なんですよ。この音をけん玉だと気づいてくれた人は素晴らしいと思います。ちなみこの曲でけん玉の音を出しているのは、河崎さんです(笑)。

-リリース・ツアーのファイナルが11月13日渋谷CLUB QUATTROでのワンマン・ライヴですが、これはすでに去年発表されていましたね。

細沼:ライヴを観てくれるお客さんから、広いところとか外で観てみたいという声があって。"これが観たかった"って思ってくれたら嬉しいですね。

-まだ先ではありますけど、今の時点でどんなライヴにしたいか考えていることはありますか?

細沼:QUATTROではより楽しんでもらえたら嬉しいですね。今までのスタイルを変えるのではなく、"ワクワクする"というテーマで。とにかく前回より良いワンマン・ライヴをしたいですね。絶対に見に来てほしい!

-Manhole New Worldは今後どんなバンドを目指したいですか? 海外でのライヴを行うバンドも増えていますが。

細沼:やっぱり"何々っぽいよね"とは言われたくないですね。逆に、"Manhole New Worldっぽい"って言われるようになったら嬉しいです。

松田:世界共通でそう思ってもらいたいというのもあるので、海外でのライヴもやりたいですし、世界で通用するバンドを目指していきたいですね。