Japanese
LiSA
2015年10月号掲載
Interviewer:沖 さやこ
-ああ、では「Empty MERMAiD」は"外の人"に対するいろんな気持ちを抱えた過去のLiSAさんが投影されているんですね。
1番最初に私は"LiSAっていいます!"って言いながらいろんな扉を叩いたんですよね。でも扉を閉じられることが多かったんです(笑)。ずっと。それで"くっそー、じゃあ俺らだけで楽しいことやろうぜ!"って、みんなと楽しいことを続けていたら、それがどんどん大きくなってきて、それから"あれ? なんかあそこ楽しそうじゃない?"と覗いてくれる人も増えてきて、"楽しそうだから俺らも入っていい?"と言ってくれる人がたくさん入ってきてくれて。それが今年だと思うんです。そのときに"なんだよ、あのときは相手にしてくれなかったくせに"と私は思わなかったんです。"あ、そういう感じになってくれました(笑)? 一緒に遊びます!?"って......嬉しかったんですよね。だからムカついてたというより、寂しかった。誰かに認めてもらいたかったし、空っぽだったし。そういう感情をずっと見ないふりをしていたけれど、自分の中にあったんだなと思います。
-なるほど......。本当に、様々なフィールドの人々から認められてきた今のLiSAさんだから書ける言葉ですね。TV出演はその中でもすごく象徴的だと思います。
地上波TVに出ることも最初はすごく怖かったんです。"他の人に何か言われるより、自分たちで守って楽しいままの方がいいじゃん"と思ってた。でもアニメファンの方々の好きなものを外の人に見てもらう、認めてもらうチャンスを私はもらったんだなと思ったんです。だからアニメのテーマ・ソングを歌う中で、そういうことをちゃんと積み重ねてこれたんだなというのも自信になりましたし、"みんなの期待を背負ってもっと外に行かなくちゃ! お父さんちょっと仲間増やしてくるわ!"という感覚になった去年が、今年ちゃんと結果として出てるかなと思いますね。
-......年齢を重ねてようやく"女"をテーマにしたシングルを作った女性が"お父さん"って(笑)。
ははは! 家族のために狩りに行くお父さんみたいな(笑)。
-LiSAさんらしいです(笑)。LiSAさんのリアルをそのまま描くのではなく、あえて恋愛に絡めた理由は?
やっぱり女性がテーマだったので、恋愛を絡めたいなと思って。......私、今まで恋愛の曲を書けなかったんですよ。自分が女だということで攻めていきたくなかったんです。バンドをやっていたときにも"女で何ができるの?""かっこいいことできるの?"って言われてたんですよね。だから"女なしでやってやるわー!"って音楽をやっていたんですけど。パッとナチュラルに自分を見たとき、今なら自分の武器として使えるなと思ったんです。
-そうかあ、「Empty MERMAiD」はLiSAとしてだけではなく、LiSAさん個人の音楽人生のひとつの結実なんですね。今回、歌い方のギミックもたくさんあって、いろんな表情が声から見えるところも、女性の気持ちを表しているなと。
そういうことも怖がらずにできるようになりましたね。映画"ミニオンズ"の吹き替えをやったのも、自分にとっては大きかったんです。声だけで表現するという意味では吹き替えも歌も同じだけど、吹き替えは思いっきり演技をしないと伝わらないんですよね。だから"思いっきり振り切る"という大切さを"ミニオンズ"で学びました。だから思いっきり可愛く歌ってみたり、思いっきりがなって歌ってみたり、思いっきりローを出してみたり。表現の振れ幅が大きくなった気がします。
-ああ、なるほどー......先ほど"LiSAさん個人の音楽人生"と言いましたが訂正します。LiSAさんの人生が作った楽曲ですね。曲調的に「L.Miranic」と比べられることも多いと思うんですけど、圧倒的に違うのはUPLIFT SPICEが女性ヴォーカルというところですね。カップリングのTrack.2「リスキー」は小南泰葉さん、Track.3「虚無」はLiSAさんとも何度もタッグを組んでいるカヨコさんと、今回のシングルは徹底的に女性が貫かれている。
そうなんですよ(笑)。女の人にしかわからない、女の人にしか歌えないものを歌いたかったんです。UPLIFT SPICEさんも大好きなので"私はヴォーカルの千織さんみたいにこんなにかっこよく歌えないぞ!?"とも思うんですけど、今の私はそれをLiSAらしく歌えるし、それで100パーセントでぶつかれる。言ったらみんな"毒"なんですよね。そのみんなの毒をLiSAというところで混ぜ合わせたときにすごい革命が起きるし、そこでしかできない面白いものができる。そういうことがやらせてもらえたと思っています。
-小南さんは初タッグで。
小南さんはレコード屋さんで流れてるのを聴いたのが最初だったんです。すごく可愛らしい声なのに歌っていることが結構カオス......というギャップがすごく彼女の魅力だと思って、一気にやられてしまったんです。"この人も毒が強い人やなー!"と思ったし、たくさんやりたいことがあって、音楽がすごく好きな方なんだろうなって思って。そのときに"その毒と私が持っているものを混ぜ合わせたらすごいものができるんじゃないかな?"と思って、ぜひご一緒したいなと思いました。
-「リスキー」で描かれているのは「Empty MERMAiD」と通ずる女性像だなと。
「Empty MERMAiD」よりも「リスキー」はもっと弱いかなと思いますね。依存性が高いというか......小南さんのメロに呼ばれたのもあります。メロがすごくぶっ飛んでるので(笑)。さらに江口さん(江口 亮/la la larks)のアレンジがもっとぶっ飛んでるので、詞はストレートに書いても歌い方を変えればクレイジーになるんじゃないかと思ったんですよね。だから歌い方をクレイジーな人にしてます。今までの私の曲は全体的にずっとキーが高いんですけど、「リスキー」はすごくいいポジションのキーで、表現の幅がいろいろ使えるんですよね。
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