Japanese
ミソッカス
2014年07月号掲載
Member:デストロイはるきち (Vo/Gt) ノブリル (Gt/Cho)
Interviewer:沖 さやこ
-なるほど。オリジナルを求める作曲者の苦悩が描かれたこの曲の音の案はどのように生まれたんですか?
はるきち:最初に作ったときは早口でラップ調の歌が歌いたいなと思って。ノブリルがイントロのギターを付けた瞬間に――RADWIMPSの「おしゃかしゃま」が思い浮かんだんです。多分こういうことをしたらきっとリスナーは"これRADWIMPSみたいだね"と言うと思ったんです。だからそこを逆手に取れないかなー......と、それを皮肉った歌詞にしたいと思ったのがスタートです(笑)。だからタイトルもRADWIMPSにかぶせて"マッドシュリンプス"なんです。
-あ、そうなんですか!? 気付かなかった!
ノブリル:これみんなすぐ気付くかなと思ったんですけど意外と気付かれない(笑)。 はるきち:狂った海老、のたうち回る海老を、作曲であがいている自分に例えているという意味も勿論あるんですけどね。でもいちばん大事にしたのはRADWIMPSと響きが似てるということです(笑)。......新しいバンドが出てきたときにYouTubeで聴いて"あ、これ○○っぽいよね"で切り捨てちゃうリスナーが多いなと思っていて。音楽の基礎となるものはもう出来上がっていて、今生まれるものはその応用でしかない。多分、完全なオリジナルは出てこないと思うんです。でもそのバンドなりに伝えたいことや、そのバンドなりのオリジナルはあるはずなんですよ。だから歌詞で"よく聞いて/君の耳で"と言っているんですよね。
-作り手でなければ出すことができないメッセージですね。
はるきち:いろんなバンドとライヴをして、ライヴを観て打ち上げで話したりしてて......"あ、この人はこんなこと考えて曲を作ってるんだ。だからあんなライヴをするんだ"と思ったりとかして。僕らは楽しくて面白いライヴをやっていきたいとずーっと思ってるけど、そこで終わってたなと思っていて。最近のライヴでは楽しさ+何か、面白さ+何かを考えてやっていますね。それがアルバムに出たかなと。 ノブリル:ライヴをやるからには爪跡を残したいですね。それを残せないで"楽しかった"だけではその場限りというか。ある意味お客さんにとっても身にならない時間になっちゃうんじゃないかなと思って。だからこの曲も聴く人に"何かを考えてほしい"と思って書いたものだと思うんですよね。そういう機会を作るのもミュージシャンの役目なのかなと最近思ったりもしています。だから僕この曲好きなんですよね。
-ちなみにどの曲をどなたが作ってらっしゃるんですか?
はるきち:1、2、5、6、7曲目が僕で、3曲目がほぼノブリルで一部僕で、4、8曲目が全部ノブリルです。
-Track.8「太陽の搭」はストリングスとコーラス・ワークの効いた、壮大なバラードですね。この曲の存在もかなり大きいです。みそっかす時代ではできなかったことではないかと。
ノブリル:これは1年以上前にできた曲なんです。その頃は全然曲が書けなくて、2ndも3rdもはるきさんの曲ばかりで。そのなかで僕の作った「アメ中」(※2013年5月リリースのシングル曲「アメリカと中国と静岡」)は、学生時代に作った曲なんです。3年の時を経てバンドが曲を形にしてくれて、CD化されて全国流通もして――それで"3年前の自分はこんな曲を書いているのに、今の自分は書けてないな"と思って当時のことや、付き合っていた彼女のことを思い出したりして。それでこの曲が作れたんです。当時一緒にいた人たちはもう違うところにいるけれど"自分はあのときと変わらず曲を作ってるよ"というのを書けたら、その人たちにも励みになるかなと思って。お互いに応援しあいたかったんです。だから当時から"みそっかすでやらないと意味がない"と思っていて。でもメンバーに聴かせても"(曲調的に)みそっかすではやれないね"という反応だったから、どうしようと思ってたんですけど――ミソッカスに改名したし、服も変わったし、これならできるかなって。ストリングスもマイケルがいいものを入れてくれました。 はるきち:最初はみんなで"メタルにしようぜ"って言ってたもんね(笑)。 ノブリル:そうそう、メタルって言われて......え~!やだなあ~!って......(笑)。
-(笑)「お願いGOD」もノブリルさんが書いてらっしゃるんですよね。この曲は「太陽の搭」とは真逆の混沌っぷりで、イントロに和風キーボードが入って、ブラック・メタルmeets J-POPな感じで、間奏はツイン・ギターに高速ツーバスと。
ノブリル:DTMを勉強して「お願いGOD」みたいな曲も書いて。こういうものが書きたいなと思ってたので。......この曲激ダサですよね!
-ははは! ミソッカスの音楽は笑えるんですよね。各ジャンルの"THE定番"な音を入れ込んでくるのにどこかズレてて、いい感じにチープで。
ノブリル:あーそれ嬉しいですね。狙ってるところなんで。心から"だっせぇー!!"って笑いが止まらなくなるような感じの(笑)。「幻のオ・ト・コ」はもっとイカツくできるけど、敢えてチープな感じにしたり。 はるきち:ダサいけど燃えちゃう、そういう"ダサいい"ところは、みそっかすの頃からある俺たちのいいところだと思うので、そういう曲は必ず入れたいよね。
LIVE INFO
- 2025.12.15
-
MONOEYES
Kroi
GODSPEED YOU! BLACK EMPEROR
anewhite
山田将司(THE BACK HORN)/ 大木伸夫(ACIDMAN)/ 内澤崇仁(androp)/ 村松 拓(Nothing's Carved In Stone) ほか
TOOBOE
Mrs. GREEN APPLE
Hump Back
- 2025.12.16
-
くるり
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
優里
YOURNESS
GANG PARADE
ザ・クロマニヨンズ
GODSPEED YOU! BLACK EMPEROR
Mrs. GREEN APPLE
- 2025.12.18
-
桃色ドロシー
あいみょん
くるり
Nikoん
東京初期衝動
The Ravens
リーガルリリー
ザ・クロマニヨンズ
点染テンセイ少女。
渡會将士
高岩 遼
カメレオン・ライム・ウーピーパイ
Homecomings
PompadollS
- 2025.12.19
-
(sic)boy
Helsinki Lambda Club
桃色ドロシー
ガラスの靴は落とさない
Nikoん
flumpool
吉井和哉
東京初期衝動
LiSA
BIGMAMA / THE BOYS&GIRLS / KALMA / オレンジスパイニクラブ / ハク。
SHERBETS
VII DAYS REASON
キノコホテル
羊文学
僕には通じない
Mrs. GREEN APPLE
BLUE ENCOUNT
- 2025.12.20
-
NANIMONO
PENGUIN RESEARCH
LACCO TOWER
RADWIMPS
ポルカドットスティングレイ
ぜんぶ君のせいだ。
The Cheserasera
flumpool
ハシリコミーズ
ZOCX
クジラ夜の街
ExWHYZ
浪漫革命
mudy on the 昨晩
"MERRY ROCK PARADE 2025"
ザ・クロマニヨンズ
Awesome City Club
SPECIAL OTHERS
LUCY
アイナ・ジ・エンド
め組
ACIDMAN
UVERworld
パピプペポは難しい
eastern youth
Mrs. GREEN APPLE
優里
- 2025.12.21
-
NANIMONO
The Biscats
桃色ドロシー
クジラ夜の街
RADWIMPS
LACCO TOWER
NEE
東京スカパラダイスオーケストラ
GLIM SPANKY
フラワーカンパニーズ
MOSHIMO
DURAN
(sic)boy
"MERRY ROCK PARADE 2025"
VII DAYS REASON
ザ・クロマニヨンズ
LiSA
Appare!
Newspeak
齋藤知輝(Academic BANANA)
Keishi Tanaka
鶴
清 竜人25
MONOEYES
暴動クラブ
UVERworld
OKAMOTO'S
優里
- 2025.12.22
-
DOES
東京スカパラダイスオーケストラ
フラワーカンパニーズ
Kroi
FINLANDS
アーバンギャルド × 氣志團
あいみょん
- 2025.12.26
-
(sic)boy
"FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025"
水曜日のカンパネラ
TOMOO
ポップしなないで
ビレッジマンズストア / 忘れらんねえよ / 3markets[ ] / Cloudy ほか
坂本慎太郎
インナージャーニー
LACCO TOWER
UVERworld
RADWIMPS
RAY
- 2025.12.27
-
優里
東京スカパラダイスオーケストラ
MOS
"FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025"
ハシリコミーズ
Mirror,Mirror
ザ・クロマニヨンズ
LEGO BIG MORL
神聖かまってちゃん
the band apart × FRONTIER BACKYARD × ASPARAGUS
"COUNTDOWN JAPAN 25/26"
ExWHYZ
Appare!
RADWIMPS
凛として時雨
- 2025.12.28
-
優里
水曜日のカンパネラ
MONO NO AWARE
LEGO BIG MORL
柄須賀 皇司(the paddles)
"FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025"
KenKen
SPRISE
Nikoん
ザ・クロマニヨンズ
"COUNTDOWN JAPAN 25/26"
(sic)boy
YONA YONA WEEKENDERS
DJ後藤まりこ × クリトリック・リス
吉井和哉
Plastic Tree
RELEASE INFO
- 2025.12.17
- 2025.12.19
- 2025.12.20
- 2025.12.21
- 2025.12.22
- 2025.12.24
- 2025.12.26
- 2025.12.29
- 2026.01.01
- 2026.01.04
- 2026.01.06
- 2026.01.07
- 2026.01.09
- 2026.01.11
- 2026.01.14
- 2026.01.16
FREE MAGAZINE

-
Cover Artists
ZOCX
Skream! 2025年12月号














