Japanese
小南泰葉
2014年03月号掲載
Interviewer:天野 史彬
-そう思えたきっかけが、何かあったんですか?
1回、大阪で自分が号泣してしまったことがあって......。その時にお客さんが、私の代わりに「やさしい嘘」っていう曲を大合唱してくれて。それがライヴの最後の曲だったんですけど、みんなが歌ってくれるから、私は余計感動して歌えなくて(笑)。それを経験した時に、私ひとりでライヴしていないなって思って。みんながいて、初めてライヴが成り立った瞬間というか。完全に私はボロボロだったので、完全に真っ裸で、アーティストとしてこれダメでしょってぐらいの号泣っぷりを見せてたんですけど(笑)。......でも、それがあって、自分にとってのライヴが、喜びを見出すところだって気づいたんです。パズルだったら、自分がワン・ピースで、みんなが足りないピースを埋めてくれるんじゃなくて、みんながそれぞれのピースだって気づいた瞬間。そこでやっぱり、私の感情が伝わったほうが、人ってより深いところに踏み込めるんだなって思いましたね。
-自分が曝け出して正直になったことによって、観ている人も曝け出してくれた。それによって、今まで足りなかったライヴでの一体感、熱狂も生まれたんですね。でも、大阪ではどうして号泣しちゃったんですか?
くっさーいMCを私がしちゃって。私は秘密結社Y人Yの教祖として、その決意表明をどっかでしないといけないと思っていて。どこかでみんなの心をひとつにしたいっていう思いが『キメラ』を出してからあったんですけど、「キメラ」ツアーの大阪のライヴで、みんながめちゃくちゃ盛り上がってくれたんですよ。会場がずっと揺れてて、自分も揺れてないと気持ち悪いぐらいの状況で。みんながみんな、"今回のツアー、なんか違うぞ。小南がなんか変わったぞ。もしかしたらみんなでノったらもっと楽しくなるんじゃね?"って思ってくれて。そういうのを見て感動したんです。で、最後に「やさしい嘘」を歌う前に、"私は秘密結社Y人Yの教祖や"っていうことを言って。"私が右向けって言ったら右向け。私がジャンプしろって言ったらジャンプしろ。私が自殺したら後追い自殺しろ。だから、私が生きろって言うから......生きてぐだざぁ~~い(泣)"って感じで、ここから号泣ですよ(笑)。自分のMCで号泣しちゃったんですね。
-でも、本心だったんですよね?
本心ですね。本心だけど、私はなんて恥ずかしいんだって思って(笑)。でも、それをみんなの前でやった時に、みんなはアルバム『キメラ』のコンセプトはわかってるわけですよ。「やさしい嘘」がリード曲で、どうしてもこの曲で伝えたいんですって、いろんなところで言ってて。でも、肝心のこの曲を、ワン・フレーズも歌えない。そしたらみんなが歌ってくれてる――その状況が言い表せなくて。私、こんなにこの人たちの前では恥ずかしいこと言えるんだって思ったし、これ以上恥ずかしいことはないなって思ったし。あんな恥ずかしいことが言えたら、教祖でいれるなって思って(笑)。そしたらその後、Twitterで"教祖様ぁ~。ついていきます~"みたいなツイートが流れてきたりして(笑)。みんな、このバカな遊びにちゃんと乗っかってきてくれる、面白いこと好きの人ばっかりなんだなって思って。振り返ると凄いいろんなことを得たツアーでしたね。
-そういった『キメラ』とその後のツアーで経た経験から、今回の『怒怒哀楽』を作り出すに当たって、何か指針になるようなものはありましたか?
私、今年の目標は"オープン・セサミ"なんです。今の時代は"ゆとり"から"さとり"に変わったって聞いて、"ふざけんなよ"って思ったんですよ。意味がわからなくて。若い子が悟り開いちゃったら、もう日本おしまいじゃないですか。"ひらけごま"――オープン・セサミっていうのは、宝箱をこじ開ける呪文なんですけど、私の音楽が、押し殺して閉じてしまった感情の扉を開く鍵になればいいなと思って。自分が曝け出すから人も曝け出してほしいっていう気持ちを込めて"オープン・セサミ"をテーマにしたんです。エモーショナルな年にしたくて。喜怒哀楽を深く伝えていきたいって思ったんですね。なので、今回のEPの名前が『怒怒哀楽』なんですけど。
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