Japanese
石鹸屋
2013年06月号掲載
Member:厚志(Vo) 秀三(Gt) hellnian(Dr) BOSS(Ba)
Interviewer:沖 さやこ
-ははは(笑)。話は戻りますが、シングル2曲も、楽曲制作の中で生まれたわけですね。レコーディングはいつ頃に?
秀三:今回飛び飛びでですね。レコーディングやってはライヴやって。そういうサイクルでずっと動いてたので、期間としては過去1番長くて、半年近くレコーディングしてました。と言ってもレコーディング・スタジオに行くのは1ヶ月に3日とか、そんなスケジュールだったんですけど。その間に曲をぼちぼち増やしていって。......制作期間が長かったっていうのも、曲調がカラフルになった理由のひとつだと思うんですけど。
厚志:そうだね。その間にライヴやったりもしたし。
秀三:そうそう。ライヴをやっていく上でセットリストを作るために曲を集めてみて"こういう曲調だけじゃ足んねーなぁ"と思ったり。"こういう曲調を新曲で補いたいな""今やライヴの定番になっているこの曲を新曲に置き換えてもライヴが成立するようにしたいな"というイメージで作りましたね。
-"ライヴの定番曲"というのは、東方アレンジ曲も含めですか?
秀三:そうですね。
-それでは徐々にオリジナル曲にシフトしていくということでしょうか? 今後石鹸屋さんはどうなさっていくのか、そこも気になっているのですが。
hellnian:そこは気持ち的なところじゃないかな。(東方Projectは)長年あるゲームだし、やっぱり(ゲームに自分が)ハマっていたりする熱い時期と、何となく落ち着いちゃう時期があって。だからもしかしたら突然、別の何かにみんなドハマりして、同人でまったく別のことをやるかもしれない。そういう自分たちの活動に関しては制約はないと思っているので、出したいときに作って出してという感じで。
秀三:ただ権利上、オリジナルのほうがある意味気楽ではありますけどね。"自分の曲だから何やってもいいか!"という感じで。
-なるほど、ありがとうございます。石鹸屋さんのオリジナル曲は同人時代も含めて、力強さやユーモアがありつつも、常に危うさがあってヒリヒリしていて。その状態で突き抜けていくようなイメージがあったんです。でも今回はエネルギーを全開にするというよりは、グッと溜めるような、作りこまれた印象がある曲が多いと感じました。
秀三:曲を作っていった段階で、溜めを表現する曲も自然に増えていったという感じですかね。狙ってそういう風にしたというよりは、自然に任せて固めて、固めたら"おお、いいじゃん!"っていう感じです。
-時間を掛けたことも、サウンドの熟成に繋がったのかもしれないですね。
秀三:それも理由のひとつだと思いますね。フレーズ作ってからレコーディングするまで期間が空いた曲も結構あるので、その間に自分のフレーズを見直したり、時には他のパートに要求しながら作り直していった部分がありました。
hellnian:今までみたいに曲がドンと出来てすぐやろう、という感じではなくて、曲があって、あれを作ってこれを作って、実際形になってから"他の曲とのバランスはどうだろう"という風に、全体的に見渡す視野というか余裕というか。スケジュール的にもそういう時間の余裕があったり。そういうクリエイティヴな部分で楽しみを持ちつつやれたので、多様なアプローチが曲ごとに明確に分けられて。レコーディングの最初と最後ではサウンドの出来方も意識も大分変わりました。
-音に対して真面目に向き合っている印象もあったので、『ヒュー』は石鹸屋の挑戦なのかな、とも思いました。
秀三:音作りに関してはエンジニアさん含めて"ここはベースと音が被ってるからやり直したほうがいいよ"とか、細かいところまでずっとやっていたので、"真面目な印象"というのは、音を今までで1番作りこんだところから来てるのかなとも思いますね。
BOSS:僕は「アウェイク」が石鹸屋に加入して初めてのレコーディングだったんで、そこからフル・アルバムということで"音探しの旅"みたいな......『ヒュー』に入っている曲ではそれが如実に出てしまったなと(苦笑)。「アウェイク」の頃と、1番最後に録った「ヒューマニズム ノイズ」と比べると大分違って。アンプ・ヘッドも変えたし、やっとツマミの"この辺がいいな"っていうのが最後になって分かってきた感じです(笑)。エンジニアさんと話をして、ギターと被らないようにとか、ドラムの重心とベースの重心のバランスとか、いろんなことを学びながら進めていきました。
-レコーディングとライヴの繰り返しで、プレイヤーとしてのスキルが磨けたんですね。そういう職人的なところはBOSSさん得意そうですけれど?
BOSS:いや~......どうなんですかね。結構作り込む派と言われながらも、自分では感覚派だと思っているんです。
秀三:それでか! レコーディング前日に変なオーバー・ドライブ持って来たの! "何それ? 今使うの!?"って(笑)。
BOSS:これだ! と思っていざ鳴らしてみたら"違う!!"
秀三:"音程ないよ"って言われて"えっ、どうしよう!!"って感じだったよね(笑)。
BOSS:感覚派だからそれ以降のこと何も考えてなくて......(笑)。今回は機材やフレーズと向き合う時間もあったし、そうやって学びながら出来たので、飛び飛びで録ったことが結果的にいい方向に向かったと思います。
-色彩感を出すとなるとギターや歌など、ウワモノ楽器を際立たせると分かり易い鮮やかさに繋がると思うのですが、各々の楽器ではどのようにアプローチを行いましたか?
秀三:レコーディング序盤はギター1本で、空間系のリヴァーブやディレイやらで音像を作ってたんですけど、後半は空間系で隙間を埋めるんだったら同じギター・リフを2つ録って、L/Rで割って聴かせたほうが音の輪郭がはっきりするし、フレーズが聴こえてくると思ったんですよね。フレーズで色彩感を出せることが分かってきたので、「サンライト」や「ヒューマニズム ノイズ」はその手法ですね。どの楽器も曲自体のカラーに合うものを選んでいった感じだよね。
hellnian:ドラムは途中、エンジニアさんにセッティングを"こうしてみたらどう?"と提案を持ちかけられてやってみたんですけど"鳴り方が通常と全然違う、何でだろう?"と言われて......常識的なセッティングは自分は向いてないんだなというのが分かりました。弦楽器はアプローチの云々をエンジニアさんが言ってくれたんですけど、俺の場合だけは"そのほうが鳴るね""鳴らないね""そっちのほうがいい音するね"とか、それだけで(笑)。最終的に言われたのは"叩く音が比較的でかいから、そういう鳴らしてる感じをそのまま出して、鳴りすぎるものは周りで抑えられるから好きにやったらいいんじゃない?"と。
-(笑)。hellnianさんのドラムはそれだけまっすぐで、キャラクターが濃いのかも。
hellnian:それだけうるさいドラムではあるということで......じゃあ鳴るがままに、いいようにしてください、と(笑)。今回は曲自体が明確なので"この曲はこういう感じ"というのをイメージして。「涙が渇くまでの時間を」は"ドラムにコンプ感をつけて、後ろに下がって広がるドラムの録り方をしてほしい"とエンジニアさんに要望して録ってもらって、ラウドに響く感じになりました。「ひどくラブ」とか「秘密のチャーム・バット・ガール」は普段使わないセットを出してもらって録って。でも後でエンジニアさんと話したら"普段のセットのほうが良かったかもしれないね"って言われて......。
一同:(笑)。
hellnian:そっかー......と反省しました。考えないほうが結果を出している気がします(笑)。
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