Overseas
KULA SHAKER
2010年06月号掲載
Member:Crispian Mills(Vo&Gt)
Interviewer:佐々木 健治
KULA SHAKERが、再結成後2作目となる新作『Pilgrim’s Progress』を完成させた。その新作で、彼らはトレード・マークといえるインド・テイストから、より西洋的な音楽に重心を移している。ベルギーに建てられた新たなスタジオでのレコーディングがこのアルバムに流れる美しく成熟した空気に多大な影響を与えたようだ。「Peter Pan R.I.P」という、意味深な曲をリード・トラックとしながらも、それは物語で、Peter Panはいい役者だよと語るCrispian。このアルバムに収められた時代性を超越した物語がどんな意味を持つのか。ゆっくり時間をかけてその答えを探し出してみる、そんな作品だと言えるだろう。
-まずは、再結成から前作『Strangefolk』リリースしてと、久々にKULA SHAKERというバンドと向き合ってみて、いかがでしたか?
俺たちには結構前から“もう一度、素晴らしいバンドとして復活しなければ”という思いが強くあったから、再結成に時間がかかってしまったんだ。“復活するからには素晴らしいバンドとして再結成しなきゃ”って自分自身のハードルを上げていたんだよね。
俺たちは再結成に際して、まず最初に楽曲を作ったんだけれど、そのせいで俺たち自身久しぶりに苦しい思いをしたよ。でも、バンドっていうのはそういうことだからね。
-今回のアルバム『Pilgrim’s Progress』は、一聴すると少し地味な印象も受けたのですが、何度か聴くうちに、とてもポジティヴなエネルギーに満ちた作品だと今は感じています。時代性に影響されない作品だと思いました。ご自身では完成してみて、いかがですか?
俺にとって、一切の主観を入れずに『Pilgrim’s Progress』を客観的に観るのはなかなか難しくて、不可能に等しいんだ。だけど、俺は今作にはアルバム全体に通ずる“優しい楽観主義”が流れていると思うし、それが気に入っているよ。物語のほとんどが悲劇的な内容なのにも関わらずにね。
-今回は、ベルギーに造ったスタジオでレコーディングされたそうですね。今作は前作以上に、これまでのあなた方のイメージから大きく離れた作品になったように思います。これは、環境の変化が大きいのでしょうか?
そうだね。今回は昔の精霊が住んでいるような魅惑的な森の中でレコーディング作業をしたんだよ。実は俺たちの初めの計画は、すごくガチャガチャうるさくて賑やかなアルバムを作ることだったんだけど、まだらな日の光だったり、静かに流れる小川、小鳥たちのかわいらしいさえずり、そしておいしい地ビールとかっていうスタジオ周辺の環境に大きく影響されて、こんな感じのアルバムになったんだ。
-そもそも、ベルギーを選択されたのは何故なんですか?
それが全く分からないんだよ。スタジオがあった街であるChimayはものすごく強い地ビールで有名なんだけど、Alonzaはそれが決めてではないって言っていたな。俺たち、最初はAlonzaの納屋で制作活動をしようとしていたんだけど、彼はなんとそれをスタジオでやることに変えてしまったんだよね。
-今作では、元来あなたがたの音楽で非常に重要な要素である仏教、インドからの影響も散りばめられていますが、以前に比べると薄れていますね。そのかわりに、オーソドックスな60年代的サイケデリック・ロック、ブルース・ロック、もしくは、ヨーロッパ的なフォークロアが土台になっています。これは意図的にこういう音楽性にしようと考えていたのか、それとも自然とこういう形になっていったのでしょうか?
俺たちのアルバムにはそれぞれ命がある。だから俺たちが“今回はこういうアルバムを作ろう”と決めて制作に挑んでも、その最初の計画とは180度異なるものができたりするんだ。ちなみに次のアルバムは、インドを感じる楽曲がたくさん入ったものにしようと今は計画しているんだけど、結果としてエレクトロニカっぽいアルバムに仕上がっても驚きはしないよ。音楽において、可能性は無限大だからね。
-まずは、リード・トラックである「Peter Pan R.I.P」についてお伺いしますが、この曲はどういうことを指しているのでしょう?あなた自身の成熟を意味するのでしょうか、それとも違う意味なのでしょうか。あなたが、ピーターパンを葬るというテーマにたどり着いた経緯を教えて下さい。
ピーターパンは大人にならなかった少年だよね。大人になるということはとても悲しいことだけど、いつまでも精神的に大人になれないでずっと子どものような人間も悲しい。両者とも苦痛を伴うんだ。これらのちょうどいいバランスを見つけなきゃいけないんだけど、実際はそれはなかなか難しいよね。だからピーターパンを葬る必要はないんだ、適当な時にちゃんと“地に足をつけていれば”ね。
LIVE INFO
- 2025.10.29
-
吉澤嘉代子
Damiano David(MÅNESKIN)
amazarashi
キュウソネコカミ
moon drop
怒髪天
- 2025.10.30
-
超☆社会的サンダル
LONGMAN
YOASOBI
凛として時雨
夜の本気ダンス
キュウソネコカミ
SIX LOUNGE
打首獄門同好会
Nikoん × Apes
挫・人間
- 2025.10.31
-
すなお
ExWHYZ
吉澤嘉代子
東京スカパラダイスオーケストラ
LONGMAN
YOASOBI
ガガガSP
フリージアン
FINLANDS
Newspeak
夜の本気ダンス
go!go!vanillas
超能力戦士ドリアン
インナージャーニー
岸田教団&THE明星ロケッツ
ポップしなないで
RAY
アイナ・ジ・エンド
- 2025.11.01
-
東京スカパラダイスオーケストラ
怒髪天
PIGGS
超☆社会的サンダル
ポルカドットスティングレイ
MONOEYES
シド
LACCO TOWER
Mrs. GREEN APPLE
ズーカラデル
LiSA
Omoinotake
"ボロフェスタ2025"
ドミコ
TOKYOてふてふ
Dannie May
SIX LOUNGE
hockrockb
go!go!vanillas
osage
WurtS
RADWIMPS
The Biscats
brainchild's
ぜんぶ君のせいだ。
INORAN
chilldspot
moon drop
インナージャーニー
KANA-BOON
AFTER SQUALL
松永天馬(アーバンギャルド)
NANIMONO
愛美
CYNHN
DeNeel
kobore
the cabs
離婚伝説
[Alexandros] / WANIMA / UNISON SQUARE GARDEN / くるり ほか
- 2025.11.02
-
osage
OKAMOTO'S
PIGGS
HEP BURN
秋山黄色
吉澤嘉代子
MONOEYES
セックスマシーン!!
ビレッジマンズストア
離婚伝説
Mrs. GREEN APPLE
ズーカラデル
"ボロフェスタ2025"
KING BROTHERS
wacci
Laura day romance
PIXIES
WurtS
Devil ANTHEM.
TOKYOてふてふ
RADWIMPS
Dannie May
ぜんぶ君のせいだ。
INORAN
キタニタツヤ
moon drop
KANA-BOON
AIRFLIP
ハンブレッダーズ×秀吉×囲碁将棋
羊文学 / sumika / クリープハイプ / マルシィ ほか
私立恵比寿中学
The Biscats
WtB
:[Alexandros] / 10-FEET / go!go!vanillas / マカロニえんぴつ ほか
bokula.
- 2025.11.03
-
irienchy × no more
NANIMONO
秋山黄色
フレデリック
怒髪天
OKAMOTO'S
東京スカパラダイスオーケストラ
Devil ANTHEM.
ポルカドットスティングレイ
セックスマシーン!!
キタニタツヤ
シド
LiSA
"ボロフェスタ2025"
yama
キュウソネコカミ
愛美
brainchild's
藤巻亮太
AIRFLIP
私立恵比寿中学
Bye-Bye-Handの方程式
moon drop
SPRISE
SCOOBIE DO
the telephones
フラワーカンパニーズ
清 竜人25
THE BACK HORN
凛として時雨
Age Factory
hockrockb
LACCO TOWER
阿部真央
- 2025.11.06
-
RADWIMPS
古墳シスターズ
ねぐせ。
超能力戦士ドリアン
吉澤嘉代子
TENDOUJI
東京スカパラダイスオーケストラ
THE SPELLBOUND
LEGO BIG MORL
LONGMAN
キュウソネコカミ
フィロソフィーのダンス
夜の本気ダンス
GLIM SPANKY / 神はサイコロを振らない / レトロリロン
礼賛
ブランデー戦記
- 2025.11.07
-
YONA YONA WEEKENDERS
コレサワ
Rei
SIX LOUNGE
古墳シスターズ
あたらよ
Chimothy→
NANIMONO
超能力戦士ドリアン
崎山蒼志
ザ・シスターズハイ
MONOEYES
インナージャーニー
PompadollS
LEGO BIG MORL
androp
reGretGirl
終活クラブ
フレデリック
DOES
brainchild's
LUCKY TAPES
大橋ちっぽけ
BLUE ENCOUNT
- 2025.11.08
-
Mrs. GREEN APPLE
ズーカラデル
ねぐせ。
FINLANDS
フラワーカンパニーズ
NANIMONO
Rei
SCOOBIE DO
打首獄門同好会
離婚伝説
PIGGS
終活クラブ
東京スカパラダイスオーケストラ
moon drop
キュウソネコカミ
eastern youth
wacci
Cody・Lee(李)
フレデリック
osage
怒髪天
優里
ASH DA HERO
irienchy × no more
パスピエ
MONO NO AWARE / ウルフルズ / Jeremy Quartus(Nulbarich) / SIRUP ほか
向井秀徳 / the band apart / ラブリーサマーちゃん / サニーデイ・サービス / 石野卓球 ほか
ザ・シスターズハイ
藤巻亮太 / SHE'S / SOIL&"PIMP"SESSIONS / 寺中友将(KEYTALK) / CENT ほか
ビレッジマンズストア
- 2025.11.09
-
コレサワ
Mrs. GREEN APPLE
Laura day romance
ねぐせ。
NANIMONO
SUPER BEAVER
フラワーカンパニーズ
あたらよ
ズーカラデル
osage
FINLANDS
SCOOBIE DO
MONOEYES
SPRISE
Devil ANTHEM.
崎山蒼志
打首獄門同好会
キタニタツヤ
リュックと添い寝ごはん
LUCY
水平線
KANA-BOON
ラックライフ
暴動クラブ
東京スカパラダイスオーケストラ
chilldspot
インナージャーニー
ドミコ
森 翼
PompadollS
Appare!
キュウソネコカミ
eastern youth
Cody・Lee(李)
BLUE ENCOUNT
優里
岸田教団&THE明星ロケッツ
Rhythmic Toy World / BIGMAMA / LACCO TOWER / kobore ほか
ASIAN KUNG-FU GENERATION / SHISHAMO / 水曜日のカンパネラ / TENDRE ほか
シド
"四星球放送局FESTIVAL"
Dannie May
a flood of circle
センチミリメンタル
怒髪天
- 2025.11.11
-
PEDRO
Age Factory×ジ・エンプティ
BIGMAMA
Laughing Hick
SAKANAMON
僕には通じない
Ado
RELEASE INFO
- 2025.10.29
- 2025.10.30
- 2025.10.31
- 2025.11.01
- 2025.11.05
- 2025.11.07
- 2025.11.09
- 2025.11.10
- 2025.11.11
- 2025.11.12
- 2025.11.14
- 2025.11.17
- 2025.11.18
- 2025.11.19
- 2025.11.21
- 2025.11.26
FREE MAGAZINE

-
Cover Artists
暴動クラブ
Skream! 2025年10月号








