Japanese
いきものがかり
2024年10月号掲載
Writer :高橋 美穂
結成25周年を迎えるいきものがかり、怒濤の2024年を追う
今年11月3日に結成25周年を迎えるいきものがかり。"結成25周年"と言えばベテランの域と言っていいだろうし、そもそも以前からいきものがかりは国民的アーティストなのだが、そんな安定感のあるいきものがかり周辺に近頃フレッシュな風が吹いている。
2024年、いきものがかりの活動はアクティヴそのものだった。2⽉からは12年ぶりの全国ホール・ツアー"いきものがかりの みなさん、こんにつあー!! 2024 ~あなたと!わたしと!みんなで!歌いまSHOW!!~"を開催(そのツアー・ファイナルは映像作品『いきものがかりの みなさん、こんにつあー!! 2024 ~あなたと!わたしと!みんなで!歌いまSHOW!!~ 横浜にじゅうまる公演』に収められ、11月2日にリリース)。さらに6⽉には台湾で開催の"第35回金曲奨"に出演、7⽉にはマカオで開催された"Tencent Music Entertainment Awards 2024"に出演し、待望の初海外パフォーマンスを飾った。5月には『運命ちゃん』、7⽉には『晴々!/青のなかで』と、新曲も続々とリリース。夏もライヴに邁進し、7月からは、イオンモールを中心に巡る弾き語りフリー・ライヴ・ツアー「いきものがかり 路上ライブ〜あなたの街でお会いしまSHOW!!〜」を開催。かと思えば9月14日には、国内最大級のフェス"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024 in HITACHINAKA"にも出演した。
もう怒濤すぎ! しかも、原点的な近い距離感と、今まで以上に大きなスケール感を行き来するという、どっちに振れても挑戦的な新鮮味がある活動に取り組んでいるのだ。
いきものがかり「運命ちゃん」(TVアニメ『夜桜さんちの大作戦』オープニングテーマ)|Music Video
いきものがかり「青のなかで」(三ツ矢サイダーテーマソング) Music Video
そんな2024年のいきものがかりの1つの到達点が、11月2日開催の"いきものがかり 路上ライブ at 武道館"。結成25周年を記念した、デビュー後初となるメンバー2人による完全弾き語りスタイルの日本武道館公演だ。そこに向けて期待値を上げる新作が、10月にリリースされる「ドラマティックおいでよ」と、11月にリリースされる『会いたい』である。
「ドラマティックおいでよ」は、10月14日から配信スタート。10月から日本テレビ系で放送が始まった新日曜ドラマ"若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―"主題歌だ。作詞作曲は水野良樹(Gt/Pf)、編曲は横山裕章(agehasprings)が担当。流麗なストリングスにアップテンポな歌が乗った爽やかな聴き心地で、J-POPの王道を貫いている。歌詞から見えてくるのは"わたし"として地に足のついた、自分軸で世の中を見つめる女性像。"じゃじゃ馬"というワードからは、ドラマの原案となっているルイーザ・メイ・オルコット作"若草物語"のジョーを思い出すし、それでいて"これからはじめる日々は/わたしにしか書けないもの"など、令和の今にも噛みしめたい信念も刻まれている。これまでもいきものがかりは"今"や流行、若い世代だけにスポットライトを当てるのではなく、"今"を生きながらも過去に敬意を表し、幅広い世代が歌える楽曲を生み出してきた。そう考えると"若草物語"の"もしあの四姉妹が令和ニッポンに生きていたら..."という着想から描かれた"若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―"と、いきものがかりの親和性は抜群。ドラマの中でどう聴こえてくるのかも楽しみだ(※本稿執筆は放送前)。
もう1つの新作『会いたい』は、結成 25 周年記念シングル。ライヴ特設サイトでは今作を"メンバーからの"手紙""と表現。つまり、この日のライヴにとって大切な新曲でありCDであるということ。そして11月3日の結成25周年記念日に配信で世に放たれる――というドラマチックな流れになっているのだ。
さらに、この楽曲は先述した今年のホール・ツアーのファイナル公演(神奈川 ぴあアリーナMM)で初めて披露されて以来、これまた先述した弾き語りツアーでも演奏されており、言わばライヴで育てられた上でリリースされる。しかも今作は、37枚⽬にして初のノンタイアップ・シングル。いきものがかりのライヴのために、そしていきものがかりの歩みと、そこに関わってきた(ファンも含む)全ての人たちのために、ピュアに作られた楽曲なのである。タイアップと共にスケールを広げてきたとも言えるいきものがかりが、原点=ライヴから楽曲を広げていくという、25周年に向けたトライアル。それでいて曲調は内輪受けやマニアックな方向性ではなく、むしろシンプルにして王道なバラードに仕上がっている。
"桜"といういきものがかりらしいワードから始まる、温かなピアノに彩られた楽曲だ。"余裕なんてないよ/頑張っているけど"、"ひとりぼっちの はじまりだけが/わたしの前に 咲いているんだ"と本音も寂しさも吐露。でも最後は"顔をあげれば/満開の春/とてもきれいで/幸せだよと いつか伝える/だからそれまで 笑っていてね"と願い、リズミカルにシンガロングが目に浮かぶアウトロへと向かう。ライヴだからこそ、仲間たちの前だからこそ歌える言葉が詰まった佳曲だ。
ここまでの旅路を刻むように、市販盤CDのカップリングには「気まぐれロマンティック -2024 路上ライブ 兵庫ver.-」、「ありがとう -2024 路上ライブ 愛知 ver.-」「会いたい -2024 路上ライブ 岩⼿ver.-」と、これまでオーディエンスと共に歌ってきた楽曲も収められている。
武道館公演は、配信やライヴ・ビューイングも行われ、全国各地へと届けられる。これまで25年間、いきものがかりの楽曲に支えられてきた全ての人へ。「会いたい」という2人の気持ちを受け取りに、貴重な完全弾き語りスタイルの武道館公演の扉を開けてみてほしい。
RELEASE INFORMATION
いきものがかり
デジタル・シングル
「ドラマティックおいでよ」
2024.10.14 ON SALE
[EPIC Records Japan]
配信はこちら
シングル
『会いたい』
2024.11.2 ON SALE
[EPIC Records Japan]
【通常盤】
ESCL-6020/¥1,800(税込)
購入はこちら
映像作品
『いきものがかりの みなさん、こんにつあー!! 2024 ~あなたと!わたしと!みんなで!歌いまSHOW!!~ 横浜にじゅうまる公演』
2024.11.2 ON SALE
[EPIC Records Japan]
【完全生産限定盤】2BD+2DVD+2CD(BOX仕様)
ESXL-320/¥11,000(税込)
【通常盤】2BD
ESXL-327/¥6,600(税込)
【通常盤】2DVD
ESBL-2655/¥6,600(税込)
収録内容等詳細はこちら
EVENT INFORMATION
"いきものがかり 路上ライブ at 武道館"
11月2日(土)日本武道館
OPEN 17:30 / START 18:30
[チケット]
・全席指定 ¥11,325(税込)
特設サイトはこちら
※チケット価格には、『会いたい』(ライブ仕様盤)CD代 ¥1,625(税込)を含みます。
※『会いたい』(ライブ仕様盤)はライヴ当日、日本武道館の会場にてのお渡しとさせていただきます。
・配信視聴 ¥3,150(税込)
配信視聴チケット購入はこちら
・ライヴ・ビューイング ¥4,000(税込)
ライヴ・ビューイング詳細はこちら
- 1
LIVE INFO
- 2025.09.15
-
セックスマシーン!!
cinema staff
Bye-Bye-Handの方程式
WtB
ビレッジマンズストア
Kroi
GRAPEVINE
Appare!
THE CHARM PARK
TOKYOてふてふ
緑黄色社会 / 04 Limited Sazabys / キュウソネコカミ / Hump Back ほか
羊文学
PIGGS
DYGL
THE SMASHING PUMPKINS
FOUR GET ME A NOTS
Bimi
"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025"
FIVE NEW OLD
eill
UNFAIR RULE / Blue Mash / ペルシカリア / ポンツクピーヤ
アーバンギャルド
NOIMAGE
- 2025.09.16
-
THE CHARM PARK
THE BOHEMIANS × the myeahns
MONOEYES
Aooo
コレサワ
Laughing Hick / アンと私 / つきみ
"LIVEHOLIC 10th Anniversary series〜NEWIMAGE〜"
- 2025.09.17
-
YOASOBI
THE ORAL CIGARETTES
DYGL
Mirror,Mirror
Hump Back
a flood of circle
THE SMASHING PUMPKINS
ガラクタ / 東京、君がいない街 / Fish and Lips
点染テンセイ少女。
- 2025.09.18
-
YOASOBI
キュウソネコカミ
LAUSBUB
DYGL
Mirror,Mirror
MONOEYES
終活クラブ
TOOBOE
THE SMASHING PUMPKINS
椎名林檎 / アイナ・ジ・エンド / 岡村靖幸 ほか
打首獄門同好会
the paddles / DeNeel / フリージアン
otona ni nattemo / 南無阿部陀仏 / ウェルビーズ ほか
- 2025.09.19
-
THE ORAL CIGARETTES
a flood of circle
UVERworld
セックスマシーン!!
Bye-Bye-Handの方程式
Redhair Rosy
たかはしほのか(リーガルリリー)
終活クラブ
あたらよ
Aooo
KING BROTHERS
bokula. / 炙りなタウン / Sunny Girl
The Birthday
- 2025.09.20
-
カミナリグモ
Lucky Kilimanjaro
TOOBOE
GRAPEVINE
This is LAST
LACCO TOWER
WtB
キュウソネコカミ
reGretGirl
岸田教団&THE明星ロケッツ
ASH DA HERO
THE SMASHING PUMPKINS
Miyuu
竹内アンナ
ぜんぶ君のせいだ。
PAN / SABOTEN
SHE'S
"イナズマロック フェス 2025"
LAUSBUB
渡會将士
Plastic Tree
ヨルシカ
cinema staff
Broken my toybox
あたらよ
大森靖子
04 Limited Sazabys / 東京スカパラダイスオーケストラ / ザ・クロマニヨンズ / 奥田民生 / ヤングスキニー ほか
ART-SCHOOL
AIRFLIP
"NAKAYOSHI FES.2025"
"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025"
GOOD ON THE REEL
クジラ夜の街 / Dannie May / 終活クラブ / アオイロエウレカ(O.A.)
フラワーカンパニーズ
- 2025.09.21
-
ExWHYZ
HY
豆柴の大群
TOOBOE
カミナリグモ
LACCO TOWER
The Biscats
WtB
キュウソネコカミ
envy × OLEDICKFOGGY
Plastic Tree
Broken my toybox
ぜんぶ君のせいだ。
THE SMASHING PUMPKINS
アルコサイト
ART-SCHOOL
星野源
"イナズマロック フェス 2025"
岸田教団&THE明星ロケッツ
TOKYOてふてふ
ヨルシカ
竹内アンナ
GRAPEVINE
大森靖子
ACIDMAN / GLIM SPANKY / Dragon Ash / go!go!vanillas / Omoinotake ほか
LAUSBUB
Devil ANTHEM.
peeto
KING BROTHERS
"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025"
GOOD ON THE REEL
超☆社会的サンダル / さとう。 / ルサンチマン / SENTIMENTAL KNOWING(O.A.)
PIGGS
- 2025.09.22
-
WtB
reGretGirl
OKAMOTO'S
古墳シスターズ
レイラ
Bye-Bye-Handの方程式
ビレッジマンズストア
Ryu Matsuyama
CENT
- 2025.09.23
-
水曜日のカンパネラ
ART-SCHOOL
Lucky Kilimanjaro
TOOBOE
リュックと添い寝ごはん
古墳シスターズ
Omoinotake
Kroi
TOKYOてふてふ
Plastic Tree
WtB
MUSE / MAN WITH A MISSION / go!go!vanillas
amazarashi
GRAPEVINE
YONA YONA WEEKENDERS
DYGL
cinema staff
Bye-Bye-Handの方程式
Another Diary
adieu
竹内アンナ
Cody・Lee(李)
トゲナシトゲアリ
"TOKYO CALLING 2025"
- 2025.09.24
-
水曜日のカンパネラ
THE SMASHING PUMPKINS
ドミコ
UVERworld
Kroi
a flood of circle
Hump Back
shallm × sajou no hana
- 2025.09.26
-
This is LAST
the cabs
ドミコ
Age Factory
Aooo
Keishi Tanaka
MONO NO AWARE
トンボコープ
Base Ball Bear × ダウ90000
DYGL
OKAMOTO'S
SUPER BEAVER
otsumami feat.mikan
セックスマシーン!!
YONA YONA WEEKENDERS
- 2025.09.27
-
TOKYOてふてふ
amazarashi
アーバンギャルド
SCOOBIE DO
LACCO TOWER
Academic BANANA
The Birthday / 甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ) / 志磨遼平(ドレスコーズ) / GLIM SPANKY / TOSHI-LOW(BRAHMAN/OAU) ほか
ぜんぶ君のせいだ。
センチミリメンタル
LAUSBUB
Awesome City Club
NEE × CLAN QUEEN
Plastic Tree
This is LAST
LOCAL CONNECT
YOASOBI
TOOBOE
MONO NO AWARE
EGO-WRAPPIN' × 大橋トリオ
豆柴の大群
reGretGirl
cowolo
コレサワ
ExWHYZ
レイラ
INORAN
MAPA
LiSA
mudy on the 昨晩
WtB
キタニタツヤ
"ベリテンライブ2025 Special"
藤巻亮太
"TOKYO CALLING 2025"
- 2025.09.28
-
ナナヲアカリ
NEE × CLAN QUEEN/サイダーガール × トンボコープ
SCOOBIE DO
LACCO TOWER
TOKYOてふてふ
SUPER BEAVER
"いしがきMUSIC FESTIVAL"
cinema staff
ぜんぶ君のせいだ。
YONA YONA WEEKENDERS
コレサワ
SPRISE
Plastic Tree
YOASOBI
リュックと添い寝ごはん
EGO-WRAPPIN' × 大橋トリオ
Age Factory
WtB
TOOBOE
mzsrz
Broken my toybox
古墳シスターズ
RAY
"ベリテンライブ2025 Special"
"TOKYO CALLING 2025"
RELEASE INFO
- 2025.09.17
- 2025.09.19
- 2025.09.24
- 2025.09.26
- 2025.10.01
- 2025.10.03
- 2025.10.05
- 2025.10.08
- 2025.10.10
- 2025.10.11
- 2025.10.12
- 2025.10.14
- 2025.10.15
- 2025.10.17
- 2025.10.22
- 2025.10.24
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
OASIS
Skream! 2025年09月号