Japanese
NOMELON NOLEMON
Writer 秦 理絵
まさか次の一手がこう来るとは。ボカロP、ツミキが今年2月にリリースした自身初のアルバム『SAKKAC CRAFT』について書いたテキストの中で、"ツミキが次にどんな一歩を踏み出すのか"ということを、期待を込めた文章で締めくくった。卓越したソングライティングのセンスと、他の誰にも似ていない音楽を生み出そうとする野心を併せ持った希代のクリエイター=ツミキが、3年間の集大成となる作品を完成させたことで、次に何か新しい展開が始まる予感がしたからだ。
そして発表されたのが、ツミキが主宰し、今後様々なクリエイターを巻き込みながら音楽を追求するというNOMELON NOLEMON(ノーメロン・ノーレモン)の始動だ。そのデビュー曲となる「INAZMA」は、女性ヴォーカリスト みきまりあを迎え、エッジの効いたシンセと骨太なバンド・サウンドがスピーディに絡み合う、熱量の高いロック・ナンバーになった。攻めるだけでなく、哀しみも内包した緩急の激しいアプローチに、みきまりあの表情豊かなヴォーカルの存在感が生きる。
改めて、ツミキのプロフィールを振り返る。2017年12月にボカロPとしてキャリアをスタートさせたツミキは、処女作「トウキョウダイバアフェイクショウ」でいきなりニコニコ動画の殿堂入り(10万回再生以上を記録)を果たした。以降、「リコレクションエンドロウル」、「アングレイデイズ」と作品を重ねるごとに再生数を伸ばし、最近では人気ゲーム"カリギュラ2"の音楽を担当したり、歌い手 宮下 遊をフィーチャーした新曲「チエルカ/エソテリカ」を発表したりと、コンポーザーとして活動の幅が大きく広がっている。幼少期にエレクトーンを始めたことで音楽と出会い、ギターを手にしたのは小学校2年生だったというツミキ。影響を受けたアーティストには、椎名林檎やNUMBER GIRLの名前を挙げ、その根底に反骨のパンク・スピリッツが色濃く滲む。前述の『SAKKAC CRAFT』のリリースに寄せては、"宝物もごみにもならない音楽は、音楽ではない。"と、コメントを寄せていた。もちろん音楽を生み出す以上、"大衆に届けること"が命題ではあるだろうが、そのための安い共感は求めない。そういう気概を持った24歳のクリエイターだ。
一方、ヴォーカルのみきまりあは、8月13日に自身初のミニ・アルバム『PARFAIT』を発売した19歳のシンガー・ソングライター。聴き手の心に強く訴える切実な歌唱は、自身の内面にある抱えきれない感情を吐露するツミキ楽曲との相性もいい。今後、彼女がシンガーとしてどんなふうに成長をしていくかも、NOMELON NOLEMONの味のひとつになりそうだ。
かつて初音ミクに代表されるボカロ文化を生んだネット・カルチャーは、歌い手の登場を経て、現在はコンポーザー+女性ヴォーカリストという形態が時代を動かす、メイン・ストリームな存在になった。NOMELON NOLEMONもまたその潮流の中で生まれた1組ということにはなるが、「INAZMA」の歌詞には、そんなネット・カルチャーのある種のフォーマットに対する、カウンターとしてのメッセージも込められているという。そして、こう歌う。"びかびかどくどくちくたくしくしくめらめらぐしゃぐしゃ、胸の奥が騒ぐ。/それを掻鳴らすこと、歪(いびつ)さを叫ぶことこそがロックンロールの正体"と。音楽に予定調和はありえない。本当の意味でリスナーに"稲妻"を落とすような音楽を作るというツミキの強い気概が滲んだ「INAZMA」は、NOMELON NOLEMONの所信表明とも言える曲だと思う。
▼リリース情報
NOMELON NOLEMON
配信リリース
「INAZMA」
2021.08.13 ON SALE
配信はこちら
みきまりあ
ミニ・アルバム
『PARFAIT』
2021.08.13 ON SALE
¥1,500(税別)
※CDはライヴ会場のみにて販売
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