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DISC REVIEW

Japanese

Life Saver

前作アルバム『Lights』を聴いた人ならば、今作の大きな変化に驚かされるだろう。ループ・ステーションとアコースティック・ギターを巧みに操り、新たな可能性を模索する新進気鋭のシンガー・ソングライターによる実験作。メロディアスな歌を軸にしたフォーキーな作風から大きくベクトルを変えた今作は、ギターのカッティングと打ち込みの軽快なビートに導かれて、その音が鳴った瞬間に身体を動かしたくなるようなダンス・ナンバーになった。日本語詞と英語詞を滑らかに行き来する歌詞には、"張り詰めた日々から ここに僕ら逃げて来たんだ"と、音楽の在り方を模索して葛藤する自分自身の心境とシンクロするような言葉が綴られている。表現は変えても、想いをリアルに伝える姿勢は変わっていない。(秦 理絵)