FOALS、2022年リリース予定のニュー・アルバムから新曲「Wake Me Up」公開

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FOALS、2022年リリース予定のニュー・アルバムから新曲「Wake Me Up」公開

2021.11.05 12:55

FOALS

FOALSが、2019年の2部作『Everything Not Saved Will Be Lost』以来となる、2022年リリース予定のニュー・アルバムから、ニュー・シングル「Wake Me Up」を公開した。
　

FOALS - Wake Me Up [Official Music Video]
　
新曲「Wake Me Up」は、CHICを彷彿とさせるギター・カッティング、タイトなリズム、主張を込めたフックが煌めきを放つ、FOALSの新たな進化系サウンドと言えるもの。フロントマンのYannis Philippakis（Vo/Gt）は、"僕たちは今までの軌跡の中で様々な音のパレットを実験してきた。今回はリズムとグルーヴとギターが絡み合う、バンドのもともとの概念に立ち戻りたいという意欲があったんだ。音楽のフィジカルな面を掘り下げたいと思ってね。そして、とにかく気持ち良くなりたかったんだ"と語る。
　
この曲はFOALSの前作からの進化とともに、コロナ禍の抑圧からの脱出への希望も体現している。Yannisとバンド・メイトのJimmy Smith（Gt）、Jack Bevan（Dr）はペッカム（ロンドン南部の地区）にある窓のない小さなリハーサル・ルームに集まり、ただでさえ荒涼としたイギリスの冬の真っただ中、コロナ禍が周囲の世界に制限を加え、かつてなく抑圧的なムードになっていったなか曲作りを行った。「Wake Me Up」はそんな自分たちを取り巻く環境と潜在的な影響を反映した曲となっている。
　
Yannisはこう付け加える。"「Wake Me Up」では牧歌的で今よりいいシチュエーションに自分を連れていく曲を書きたいとひたすら思ったんだ。この1年半の僕たちはみんな、非現実的なのにすごく影響されてしまうヘンな夢にうなされているような気分だったと思う。ここじゃないどこかで目覚められたらいいのにと願ったことが多々あったと思うんだよね"。
　
「Wake Me Up」はグラミー賞ノミネート歴のあるJohn Hill（PORTUGAL. THE MAN、Carly Rae Jepsenほか）がプロデュース、Miles JamesとA. K. Paulが共同でプロダクションを担当。ミキシングはグラミー賞を10回受賞したManny Marroquin（Post Malone、Kanye West、Rihannaほか）が担当した。John HillはDan Carey（TAME IMPALA、FONTAINES D.C.ほか）、Miles James、A. K. Paulと様々なかたちで組みながらニュー・アルバムの制作にも全面的に参加している。
　
「Wake Me Up」は、Yannisいわく"僕たちなりのダンス＆ディスコ・レコード"。"昨年のロックダウンの抑圧や殺伐とした雰囲気から連れ出してくれる"、英国ロックの未来を担う、FOALSの進化する姿を確認することができる。