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毛皮のマリーズ、前作より9ヶ月、2ndアルバム発売決定。

2010.11.19 20:00

毛皮のマリーズ、前作より9ヶ月、2ndアルバム発売決定。

1stシングル『Mary Lou』も発売し、ますますその勢いは止まらない毛皮のマリーズ。メジャー・デビューアルバム『毛皮のマリーズ』から9ヶ月、早くも2ndアルバムが発売されることが決定した。
その、タイトルは『ティン・パン・アレー』。これは、前作『毛皮のマリーズ』完成後、すぐに制作開始されたものだという。フロントマン志磨遼平が音楽そのものに真剣に向き合うことで生まれた、ロックの枠組みをも超えた衝撃的な内容となっているとか。

「ティン・パン・アレー」とは、50年代後半〜60年代のはじめに次々と送り出されたロックンロール黎明期のアメリカのヒット・ソングの殆どが、ニューヨークのブロードウェイの一角に位置する、あるビルに集った若く才能あるソングライター達によって生み出され、そこから漏れるすさまじい騒音から、ブリキのなべを絶えず叩いてるような路地 ―――“ティン・パン・アレー” と名づけられたことを意味している。

志磨は、メジャー・デビュー以降、ただただ音楽を生むだけに寝起きする、という心から願っていた日々を得、その為の素晴らしい環境も手にした彼の新作のレコーディング現場…幸せな騒音が鳴り響く現場…そこから生まれた幸福な一枚に、これほどふさわしいタイトルは無いということから、新作に『ティン・パン・アレー』と名付けたという。

ジャケット・アートワークは、デビュー以来、志磨との理想的なタッグとなっている、コンテムポラリー・プロダクションの信藤三雄氏が再び手掛けている。2001年5月以来、地元和歌山から上京し、東京に移り住んで約10年。東京への憧れや憎悪も経験した上で、東京に暮らす一人の大人として、志磨が初めて東京という街を主題とした作品を作ることが出来たという今作。これまでピチカート・ファイブ、CORNELIUS、松任谷由美などをはじめとした“東京”を強く想起させるアート・ディレクションを多数手掛けてきた信藤三雄氏はまさに面目躍如、志磨の描くイメージを見事美しく具現化したジャケットを創り上げることに成功。細部までこだわったアート・ディレクションを見た志磨は「完璧としか言いようがない」と唸ったという。

収録曲のひとつに、志磨はこんなコメントを寄せている。

「ここまで完全な“音楽”を、私は今まで書いてはいなかった。最終ミックスを終えたとき、私は “これで安心して死ねるなあ” と不謹慎だがつぶやいてしまいました。生まれてきて初めてこの世になにか仕事を残せた、そんな気が確かにしたのです。大げさに聞こえるかもしれませんが。」

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収録曲の中には、生まれて初めて本格的なストリングスを迎えた曲もあるという。作品毎に大きな変貌を遂げ、聴衆の予想を裏切ってきた彼らだけに、本作もまた大きな話題となりそうだ。

今後は、12月17日に行われるシングル『Mary Lou』レコ発ツアーファイナルのSHIBUYA-AX公演、年末に大阪・東京で行われる大型ロック・フェスティバル出演、そして年明けのアルバム発売と、その活動の勢いにさらに拍車を掛けていく彼ら。今後も様々な発表が待ち受けているという。メジャー・デビュー以降さらに加速度を上げていく彼ら、年末年始もまだまだ楽しませてくれそうだ。

【商品概要】
毛皮のマリーズ
『ティン・パン・アレー』
2011年1月19日(水)発売 

【毛皮のマリーズ 公式サイト】
http://www.kegawanomaries.jp/

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