Japanese
カノエラナ
2019.03.28 @渋谷WWW
Writer 渋江 典子
"ひとりぼっち"の弾き語りツアーで全国を回り、ライヴ会場限定のオール・セルフ・プロデュース・アルバム『ぼっち2』をリリースするなど、精力的な活動で2018年を駆け抜けたカノエラナ。2019年も、1stシングル『ダンストゥダンス』のリリース、約1年ぶりとなるバンド・ツアーの実施、弾き語りツアーの開催が発表されており、昨年以上に大充実しそうな予感がしている。
そんなカノエラナが、3月28日、"カノエラナ 猪突猛進~ひとりじゃないよバンドツアー~"の東京公演を、勇者(※ファンの呼称)たちで埋め尽くされた渋谷WWWにて開催した。昭和感が漂うBGMが流れるなか、カノエの登場を待ちわびる勇者たち。徐々に暗転し、SEが流れると、大きな手拍子や拍手、歓声がカノエラナ・バンドを包み込む。力強いドラムから「ヒトミシリ」でライヴはスタート。"うるせぇよバカ"、"ワン!"のコール&レスポンスで1曲目から盛り上がりは最高潮だ。
"今日はひとりじゃない~!"とバンド・メンバーたちに"ウザ絡み"するなど、いつもどおりの緩さで展開されるMCで、この日の公演がソールド・アウトしたことを報告。またもや沸き起こる大歓声に、カノエは観客の顔がよく見える渋谷WWWのフロアを嬉しそうに見わたしていた。
そのあと、「本能的恋愛のすゝめ」の怪しい世界観を見事に歌い上げ、1stシングルにも収録されている「猫の逆襲」では、オーディエンスを猫の世界へと誘う。
いったんカノエがステージから去り、ドラム・ソロがスタート。"カノエさんがお取込み中なので......"と木谷将夕(Ba)が「モットアタシヲ」に乗せメンバーを紹介する。バンド・メンバーによる圧巻のセッションが決まると、新しい衣装に着替えたカノエが登場し、「ダンストゥダンス」から後半戦へ。まるでMVを再現するかのようなパフォーマンスを、フロアは食い入るように見つめている。「恋する地縛霊」、「地縛霊に恋をした」と立て続けに"地縛霊"シリーズを披露し、切ない恋心を描いたナンバー「恋とか愛とかそーいうの」を弓木英梨乃(Gt)とアコギ2本でしっとりと届ける。軽快なダンスで魅せた「エスカレーターエレベーター」に続き、「夏の祭りのわっしょい歌」ではフロアに色とりどりのタオルがぐるぐる回り、熱気に包まれたまま本編を締めくくった。
鳴り止まない"カノエ!"、"ラーナ!"コールに、"人ってたくさん集まるとこげな大きい声が出せるんですねぇ"と照れ臭そうにアンコールへ突入。ここで、"蔵前レコーズ"の第1弾アーティストに選ばれたことについて"本当に光栄です。めっちゃ嬉しい"と喜びを語る。そこから「セミ」、「カノエラナです。改」を披露し、満員のWWWワンマンは大団円を迎えた。最後には前列のファンとハイタッチし、投げキッスを残しステージをあとにした。
カノエラナのライヴは、一緒に歌ったり踊ったりと、"みんなで作る"というイメージが強い。そこから生まれる一体感はツアーや公演を重ねるごとに強靭になり、信頼関係が築けているんだということを肌で感じることができた。昨年の長い弾き語りツアーで培った楽曲を表現する力やひとりひとりに届ける姿勢は、バンド・ツアーでもしっかり生かされているだけでなく、表現にグッと重点を置けるバンド編成だからこそ、カノエラナのシンガーとしての魅力が大爆発していた。インタビューでは"円を描くように上京前の作風に戻りつつある"と語っていたが、彼女の歩みは2度目のスタート地点を飛び越えて、さらに大きな円を描く、2周目の旅へと続いているのだろう。これから産み落とされる楽曲も、ライヴのあり方も、勇者たちとの絆も、さらに強力に進化し続けることを期待せずにはいられない夜だった。
[Setlist]
1. ヒトミシリ
2. マネキネコ
3. 本能的恋愛のすゝめ
4. 猫の逆襲
5. ああ友よ
6. ヨクアルオハナシ
7. 星と太陽
8. ダンストゥダンス
9. ピアス
10. 花束と導火線
11. 恋する地縛霊
12. 地縛霊に恋をした
13. 恋とか愛とかそーいうの
14. エスカレーターエレベーター
15. 夏の祭りのわっしょい歌
En1. セミ
En2. カノエラナです。改
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