Japanese
S.I.S
2025年10月号掲載
Member:千景 千咲
Interviewer:中尾 佳奈
千景と千咲の姉妹によるユニット S.I.Sの次なる新曲は、前作「ONE BIG SHOW!!!」のパワフルなキラーチューンからガラリとテイストを変え、2人のハーモニーがエモーショナルに響くバラード「この胸の痛みは君が生きた証だ」。今作では初めて妹の千咲が作詞を手掛け、実体験をもとに綴られたのは亡き親友への思い。胸が張り裂けそうな程の後悔や喪失感を抱きしめながら前を向いていく。そんな切実なメッセージを2人の激情に満ちた歌唱に乗せたこの曲について、メール・インタビューでたっぷり語ってもらった。
-前回のインタビュー(※2025年7月号掲載)時に意気込みをお伺いしていた8月のライヴ("なまくらメトロファーストアルバムリリース記念「胎動」"、"登竜門presents 「しまフェス」")について、久しぶりのライヴとのことでしたがいかがでしたか?
千景:久しぶりのステージだったので少しだけ緊張していたのですが、ステージに立ったらアドレナリン全開でした! 空気感や熱量を肌で感じて改めて音楽っていいなと実感しましたね。お客さんの声や笑顔にたくさん力を貰いました。そしていつも来てくれるTERS(※S.I.Sオフィシャル・ファンクラブ)のメンバーに会えて、こっちが元気を与えなきゃいけないのに、逆に元気いっぱい貰っちゃいました。いつも本当にありがとう!!
千咲:まずは久しぶりにTERSのみんなと会えてとっても嬉しかったし幸せな気持ちになりました。個人的には初めてTERSのみんなと乾杯できたことが嬉しくて印象的でしたね。久しぶりのライヴもかなり痺れました! 自分の感情をフルパワーで表現できるステージがすごく好きだし、ライヴでしか体感できない空気感、ステージから見るみんなのキラキラした表情がやっぱり最高だなと改めて感じました!
-多彩なアーティストの方々と共演されていましたが、刺激を受けたり印象に残っていたりすることはありますか?
千景:ジャンルや活動のスタイルが違っても、どのアーティストも自分の世界観をしっかり持っていて、表現に妥協がないなって感じました。自分たちももっと深く掘り下げていかなきゃって刺激を貰えましたね。
千咲:本当にありがたいことに私たちは様々なジャンルのアーティストさんと共演させていただいています。中でもハード・ロックやヒップホップ等パンチの強めな楽曲が好きなのですごく刺激を貰えたし、自分たちも音楽を通して伝えたいことや表現したいことをもっと出していけたらなと思いました。
-前作「ONE BIG SHOW!!!」(2025年6月リリースの4thシングル)がライヴ映え要素盛りだくさんのアップナンバーだっただけに、新たなキラーチューンを手に入れたお2人のライヴは一段とパワーアップしたのではないかと思います。同曲の配信リリース後の反響や、実際にライヴで披露した際の手応え等をお聞かせください。
千景:この曲はみんなで盛り上がれるものをって意識して作ったので、実際にライヴで一緒に手を挙げてくれたり、身体を揺らしてくれていたりするのを見て、ちゃんと届いてるって実感できました。
千咲:「ONE BIG SHOW!!!」はS.I.Sの楽曲の中でも一番ライヴで盛り上がれる楽曲だと思っています。拳を突き上げたり声を張り上げたりみんな思い思いのノり方をしてくれて楽しいですし、もっと楽曲が広まればもっと一体感が出てくると思います!
-パチンコ台"eフィーバー炎炎ノ消防隊2"にて「プロメテウス」という楽曲を歌唱されたそうですが、お2人のエネルギッシュな歌声はアニメ・ソングとの親和性も高いのではと感じます。"炎炎ノ消防隊"のような漫画やアニメは普段からよくご覧になりますか? お2人の趣味等、パーソナルな部分についても教えてください。
千景:"炎炎ノ消防隊"大好きです!! 環(環 古達)ちゃん推しです!!!! "eフィーバー炎炎ノ消防隊2"の楽曲の歌唱依頼が来たときは姉妹でめちゃくちゃ喜びました!! 前作の"Pフィーバー炎炎ノ消防隊"のファンだったのでめちゃめちゃ気合を入れて歌わせてもらいましたね!! レコーディングした日からパチンコ台が導入される日までずっと、"まだかな? まだかな?"って2人でそわそわしてました(笑)! 姉妹の息が揃った疾走感溢れる超かっこいい曲になっておりますので、ご遊戯の際はぜひ聴いてみてください!!
自分は昔から漫画が大好きで、特に浅野いにお先生や古屋兎丸先生の作品に影響を受けています。絵を描くことも好きですね! 小さい頃は漫画の模写ばかりしていました。大人になるにつれ、自分の頭の中でイメージできたものを描くことのほうが多くなりましたね。
千咲:"炎炎ノ消防隊"のパチンコ台は以前からひっそりと打たせていただいていたので、歌唱が決まったときはとても嬉しかったです(笑)。漫画やアニメも姉の影響でいろいろと観ています! もちろん"炎炎ノ消防隊"も観ましたし、"ONE PIECE"や"ハイキュー!!"も好きです!
趣味は映画鑑賞ですね。ほぼ全てのサブスクに登録しています(笑)。私は家が大好きで愛犬の散歩とスーパーやコンビニ等の買い物以外ほとんど外に出ません。でも最近ついに早朝ウォーキングを始めたんです! ダイエットと健康のために(笑)。朝起きて空腹の状態で歩くと体脂肪が効率良く燃焼されるらしいです(笑)。ダイエットは毎度三日坊主の私がいつまで続くかって感じですが、今のところ楽しみながら継続できています! 早朝だとまだ人もいないですし、薄暗くて涼しくて、音楽を爆音で聴きながら歩くのが最高に気持ちいいんです。とりあえず1ヶ月継続を目標に頑張ります!
-続いては最新曲「この胸の痛みは君が生きた証だ」について伺います。前作から打って変わって今作は壮大なバラードに仕上がっていますが、楽曲ができあがった際の第一印象はいかがでしたか?
千景:自分たちの楽曲ですが、素直にかっこいいー!! と思いました。S.I.Sがスタートしてから初めて妹が手掛けた歌詞なのですが、繊細で、まっすぐ突き刺さるような想いが詰まっております。サビで急にボルテージが上がる感じが、自分的に心臓を掴まれるような感覚がして、レコーディングでは感情の爆発を意識して歌ったので、ぜひ皆様にも聴いていただきたいです。
千咲:バラードなのに力強さもあって、思いをまっすぐにぶつけられる楽曲に仕上がったなと思いました。自分の実体験から作詞をしたのですが、音に乗せることで切なくもかっこいい楽曲になり、自分自身が背中を押されるような、とても大切な楽曲になりました。
-千咲さんの実体験をもとに綴られたとのことですが、詳しくお聞かせいただけますか?
千咲:星になった親友への思いを綴りました。もしあのときこうしていたらとかタラレバばかりが頭をよぎり後悔に苦しんでいた時期が長かったんです。今でもまだ現実味がなく受け入れられてはいませんが、少しずつ前を向けるようになりました。
-淡い色合いのドリーミーな背景に、胸元をぎゅっと握り横たわる女性が描かれたジャケット・イラストが歌詞とリンクしていて、楽曲の世界観がより伝わってきます。このイラストはどなたが手掛けていらっしゃいますか?
千景:S.I.Sのジャケットのイラストは毎回私が手掛けているのですが、今回は最速で仕上がりましたね。というのも、いつもはデザインがある程度決まるまでが一番大変なんですけど、今回の楽曲ではすぐにイメージが沸きました。色合いは悲しさも少し混ざった幸せな夢の中を表現したかったので、何パターンか試行錯誤しましたね。今まで描いてきたジャケットの中で自分的には一番お気に入りです。
千咲:姉が描きました! S.I.Sのジャケットは毎回姉が制作しています。めっちゃ上手いですよね? 姉は昔から絵が上手でずっと描いていました。逆に私はびっくりするぐらい絵心がなくて、もし仮に私がジャケットのイラストを描いたらS.I.Sの雰囲気が一気に壊れてしまいます(笑)。
千景:妹は画伯なので(笑)。めっちゃ味があって自分的にはすごく好きなんですよね!! S.I.Sのグッズに妹が手掛けたイラストTシャツがあるのですが、めちゃめちゃかわいいのでどんな絵か気になった方はチェックしてみてください!!
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